ホッケー部女子

〜1部で戦い続けるチームへ〜


   2012年11月25日。立大ホッケー部女子史に残る一日となった。

   秋季リーグ入れ替え戦で横市大に勝利し、春に続いて2季連続の1部残留が決定。試合後、満員の観客席へ向かって挨拶をする選手たちに惜しみない拍手が送られた。

試合後、笑顔を見せる選手たち
  昨年までは1部昇格しても残留することができず、何度も悔しい思いをしてきた。しかし今春のリーグ戦で初の1部残留。「歴史を塗り替えた」と主将・馬場(法4)も喜びを表した。秋季リーグでも2季連続残留、1部定着へ。課題だった得点力不足に対しては、通常練習後にFW陣のみでシュート練習をするなど、4年生を中心にメニューを工夫。努力を重ねてきた。

  そして迎えた秋。春は一勝したがやはり1部校のレベルは高く、練習通りの力を発揮できない試合が続く。開幕から5連敗を喫し、横市大との入れ替え戦へ回ることとなった。

  「もう絶対に2部で試合はしたくない」(小倉=文3)。序盤から立大がボールをキープし、積極的にサークル内へ攻め込む。ところが前半20分、不意を突かれ横市大に先制点を許してしまった。そして試合終了5分前。このまま2部降格か――。1点を追いかける彼女たちに焦りが見え始めた時だった。丸茂(文4)がフィールドゴールを決め同点に追いつくと、その後も終了間際まで一気に立大が巻き返しを図る。ペナルティ・コーナーで小倉が、2分後には再び丸茂がゴールを決め、3-1の劇的勝利を収めた。

  4年生にとっては、この試合が現役最後の公式戦。有終の美を飾った。試合経験の少ないメンバーで戦わなければならない状況の中、春・秋を通じて1部でプレーしたことが選手の自信に繋がり、成長してきた結果だろう。リーグ中も2・3年生を積極的に起用し、下級生も含めチーム一丸となって戦ってきた立大は着実に強くなっている。

  これからも1部で戦い続けるチームへ。来季もまずは一勝し、"1部の立大"として戦ってほしい。
(12月6日・鈴木理子)





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