テニス部男子

〜2013年のスタートダッシュ〜


   立大テニス部にとって、年が明けて初めての大会となる平成24年度関東学生新進テニス選手権大会。関東のあらゆる大学が参加し、上位校との対戦の機会にも恵まれる。春の関東大会の前哨戦として立大からシングルスでは大竹(済3)、ダブルスでは中澤(社3)を加えて臨む。

   シングルス1回戦、足にケガをしながらも初戦に臨んだ大竹は上位校の法大・杉本を相手に、苦戦を強いられることなる。左右への揺さぶりに完全にペースを握られ、サービスゲームさえものにすることができない。相手を追い詰める場面を作るも「怪我の影響もあり、思うようなショットが打てていなかった」と繊細さを欠く試合運びとなり、ゲームカウントを2−6、0−6。セットカウントを0−2と圧倒的な差を見せられ大竹はシングルスを初戦で終えてしまう。

   その翌日に行われたダブルス、シングルスに引き続き大竹と中澤がペアを組み参戦する。相手は大友・松森ペア(法大)と再び上位校との対戦となる。そんな中でも立大ペアは雰囲気に呑まれないように強気に攻めていく。第1セットを本調子が出ないまま落とすと第2ゲーム、気持ちを切り替え、立大ペアのサーブを起点とする攻撃を展開。「比較的波はあったんですけど、第2セット辺りから2人とも結構良かった」と話すのは大竹。調子を上げてきた立大ペアは第2ゲセットを取り、セットカウントを1−1とし試合を振り出しに戻す。だが、法大ペアの方が一枚上手だった。波に乗りかけていた立大ペアは法大ペアの執ようなまでの猛襲にあい、ペースを崩され、ゲームを次々に取られる。最終セットを3−6、セットカウントを1−2とダブルスでも立大は初戦で姿を消す結果になってしまった。

   シングルス、ダブルスともに初戦で姿を消すという悔しい結果となってしまった今回の大会。だが、大竹、中澤はともに次のターゲットである春の関東大会を目指している。「その予選に向けて追い込んで、今度は自信持って大会に臨めればいいのかなと思います」(大竹)、「そこに向けて効率よくやって調子も上げていきつつ自信もつけて臨めれば勝てると思う。この期間の取り組み次第」(中澤)と互いに意識が状態であることが見える。春の関東大会、それまでの充填(じゅうてん)期間を個々の選手がどう取り組むかがカギになっていくだろう。

(3月8日・須賀裕貴)





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