ローラーホッケー部

学生一から日本一へ


  昨年度、インカレ3連覇を成し遂げ、学生相手では敵なしの地位を築いたローラーホッケー部。次なる目標は東日本選手権や全日本選手権で社会人を倒し、日本一になることだ。

  しかし、大学スポーツであるローラーホッケーにおいて学生が社会人を倒すことは容易なことではない。現に学生王座に君臨したこの3年間も社会人相手に輝きを放つことはできなかった。

  学生と社会人との決定的な差は技術面だ。経験豊富な社会人のドリブルやシュートの上手さは、学生NO.1の立大の選手たちと比較しても1枚も2枚も上をいっているのは紛れもない事実である。今春、この大きなビハインドを埋めるべく、学生の若さで「走り勝つ」ことをスローガンに練習を積んできた。

  そんな中、迎えた東日本選手権の前哨戦、都民大会。豊島区代表として出場した立大は準優勝を成し遂げた。初戦の相手は日本代表を擁する社会人チームの板橋区。前後半通じて、足を止めずに走り続けると、堀内(営4)の2得点などで5−2と快勝。見事、ジャイアントキリングをやってのけた。決勝戦では優勝候補筆頭の強豪練馬区に奮闘。大塚(コ4)、坂本(コ2)が得点を挙げた。試合は惜しくも2−4で敗れたが、本番に向けて、社会人チームに強烈なインパクトを残したのは間違いない。

  また今大会は、就活のため主将の沼澤(営4)、ポイントゲッターの原賢(法4)の主力2人を欠いていた立大。その代わりに出場機会が回ってきた、高木(営3)、亀井(理2)、坂本ら下級生の活躍が目を引いた。キャプテンを務めた大塚は「下級生たちが良く走ってくれた。今大会を通じてよく成長してくれたし、チーム力の向上も果たせた」と収穫を口にする。ついに6月15日からは東日本選手権が始まる。本番では前哨戦を上回る結果を期待したい。

(6月4日・小原覚)


◆第53回東日本ローラーホッケー選手権大会◆

6/15(土)〜6/23(日) @筑波ローラースタジアム







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