重量挙部

今が旬、今後はもっと旬


    数年前まで部員不足にあえぎ、存続さえ危ぶまれた立大重量挙部。しかし、今彼らの試合を見に行けば誰がそんなことを信じるだろうか、いや、信じるはずがない。

   部の変革が始まったのは今から3年前だ。現主将の桐山(コ4)が入部し、創部史上初の女子選手が誕生した。マネジャーの小林(法4)も加入し部が活気を帯びていく。その後も深谷(異3)、黒木(コ2)、松岡(済2)と高校時代に実績を残したリフターが加わり、重量挙部の活躍が立大体育会にとどろいた。今年も金子(済1)、河村(コ1)、植松(観1)を迎え入れ部員数は8名に。

   黄金時代の再来を予感させる部の基盤を作り上げたのは、代々継承される部への強い想いだろう。部の発展のために新入生の勧誘を積極的に行い、OBの協力も厚い。また、何よりも部員が自分の限界へ挑戦すべく、日々努力を重ね成果をあげている。そのような環境が部員を育て、部を強くさせている。 

   近年、オリンピックなどでの日本人リフタ―活躍によって重量挙というスポーツが広く認知されてきた。立大重量挙部の現状もそれに似通っている。しかし、彼らは決して満足してない。立大体育会のみならず、もっと広く部の活躍を知らしめるため、今の自分を越えるためバーベルと向き合い続ける。そんな彼らの勇姿を見たいならぜひ会場へ足を運んでいただきたい。 

(9月10日 高野佑太)





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