男子ラクロス部

昇格1年目、強豪倒し1部3位


  昇格1年目で3勝2敗、「1部Bブロック3位」。1部でも通用する確かな実力を証明したSAINTS。

  10月6日、負ければ「入れ替え戦」、引き分ければ「残留」、勝てば「FINAL4の可能性」と緊迫した中で迎えた最終戦の相手は、一橋大。FINAL4常連の伝統ある強豪だ。これまで練習試合でも白星を挙げたことがなかった相手に、第1クオーターからシーソーゲームを繰り広げる。今リーグ、安定した守りを見せたG勝岡(社3)の好セーブも何度も光った。後半、突き放されそうになっても集中力は途切れることなく食らいつき、確実に一点ずつを重ねていく。試合終了間際に決まった篠塚(コ4)のゴールには選手、コーチ、スタンドが一斉に湧いた。

  「一橋に勝った」。1部の舞台を死守し、最高の形で幕を閉じた今リーグ。4年生の目からは涙がこぼれた。リーグ2戦目の東海戦、残留、FINAL4へ向け絶対に落としてはいけない試合だった。しかし結果はまさかの大敗。それでもこれを機に「チームとして意識が変わった」と選手たちは口を揃えて振り返る。気持ちを切り替え臨んだ法大戦では見事勝利。結果、Bブロックを一位通過した法大に唯一の黒星を付けたのがSAINTSだった。

  夏までなかなか勝利に恵まれなかった今年のチーム。それでも、主将・富田(営4)のもとで日々団結していくチームは、まさにリーグ戦を通して大きく成長した。新チームを担う3年生は既に主力として多く起用されている。来年こそ、夢のFINAL4へ。決して期待を裏切らない、期待以上の力を炸裂させる彼らに今後も注目していただきたい。 

(10月10日 大塚友乃)





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