自転車競技部

〜2大エースの戦い〜


  長いシーズンが終わった。1年を通して全国各地で行われたロードレースカップシリーズ。2月16日に行われるはずだった最終戦、明治神宮外苑クリテリウムが大雪の影響で中止になり、レーサーたちが火花を散らした熱い1年間の戦いが幕を閉じた。


  ロードレースカップシリーズの中で学生最高峰に位置するクラス1。今シーズン、そのクラス1を多いに盛り上げた選手が立大にいる。2大エースの森田(文3)と高木(理2)だ。前半戦で好結果を重ねた森田と、シーズンを通して安定した走りを見せた高木。2人の活躍は、高木がシーズン3位、森田が4位という形で実を結んだ。しかし、決して満足できる結果を残してきたわけではなかった。シーズン1位に与えられるリーダージャージ奪還を目指した後半戦での不調。勝たなければいけないレースで勝てない葛藤と戦った。だが、それでも上位に居続けられる実力は、強豪と呼ぶにふさわしい。

  最終戦の中止によって、ダブル表彰台の夢は惜しくもついえてしまった。この結果に彼らが満足するはずが無い。2人にとってラストチャンスとなる来シーズン。リーダージャージという忘れ物を取りに、彼らは再びスタートラインに立つ。
(2月16日・岡田祐樹)





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