軟式野球部

金星挙げるも、東日本まで一歩届かず


  立大・早大・東大が秋季リーグ同率二位で並んだため東日本大会出場の一枠をかけてプレーオフ第1戦が行われた。対戦相手は第1試合に早大を下した東大。11安打と打線が爆発し、9−1で快勝をおさめた。

  立大の先発は大野(法1)。初回を三人で抑えると、一死満塁の場面で、5番六笠(コ1)の2点適時打で先制に成功する。味方から援護をもらった大野は2、3回を完璧に抑えて好調をアピール。追加点が欲しい立大は3回裏、前の打席で安打を放っている清水(営2)が初球をうまく中前へ運ぶ。なおもチャンスは続き、1死一、二塁の場面で7番細井(営2)が右中間に適時二塁打を放つ。惜しくも1塁走者は生還できなかったが、この追加点がルーキーの好投の原動力となる。大野は得意のスライダーを武器に、6回まで無四球無安打の活躍を見せ、マウンドを羽切(営2)に託す。打線が?がったのは6回。山田(済3)のエンタイトル二塁打を皮切りに、相手からダメ押しの一挙6得点を奪い、大きく突き放す。9回に抑え投手として登板した下河辺(社3)が後続を抑え、ゲームセット。投打が噛み合い快勝。東日本出場が大きく近づいた。

  この日3打数2安打の活躍を見せた六笠は「守備からのいいテンポのまま打席に立てたのでリラックスして打てた。次も勝てばチーム目標である東日本出場が達成されるので先輩たちのためにも勝ちたい」と意気込んだ。惜しくも早大とのプレーオフ第二戦を延長戦の末勝ち星を落としてしまい、悲願の東日本出場はならなかった。しかしこの悔しさをバネに、立教軟式野球部は来季もさらなる飛躍を遂げるだろう。
(11月26日・阿久津祐朔)











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