アメリカンフットボール部

魅せたラストゲーム





  立大ラッシャーズ4年生の引退試合から約1か月、関東大学1部リーグのオールスター戦である『アンダーアーマーカレッジボウル2015等々力』が開催された。各大学選りすぐりの4年生(一部3年生)選手が一同に集結し、学生フットボールの最後となるこの試合、立大ラッシャーズからは計10名(うちプレーヤー6名、スタッフ4名)がAブロック選抜として意気揚々と臨んだ。
TDを決めた茂住


  チームの要であり、2014年度ALL関東RB部門にも輝いた、RB#29茂住(異4)はオフェンスのスターティングメンバーとして出場。チームは幾度となく難局に立たされるも、茂住のランを中心にゲインを重ねる。また、ディフェンスではDB#5村田(社4)が体当たりのプレーで前後半通して活躍を見せた。立大各人のプレーは光るも、ゲームは終始Bブロックに流れをつかまれ、0−21と無得点のまま折り返し地点を迎える。このまま試合終了かと思いきや、第3Q終盤、Aブロックが意地を見せる。敵陣3yからの苦しいスタートとなったが、確実にゲインを重ね、エンドゾーンまでは残り13y。ここでもボールを任されたのは茂住だった。そのままエンドゾーンに走り込み悲願のTD。Aブロック唯一となったTDを決めた茂住、有終の美を飾り、ここでも存在感を遺憾なく発揮した。

  最終的には7−38で敗北を喫してしまったAブロックチーム。しかしながら、驚くようなプレーの数々、1部リーグを彩った名選手が次々と観客を魅了していた試合だった。「学生でやるアメフトはきっぱり、もうやることはないんだなって。清々しいです」(平松=観4)。ラストゲームを戦い抜いた選手たちからは、ラッシャーズの4年間を努め切った満足感と笑顔に溢れていた。
(1月25日・伊藤太一)











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