陸上競技部

関東インカレで活躍したルーキーたち


   立大陸上競技部にとって最大の大会とも言える関東学生陸上競技対校選手権大会(通称:関カレ)。今年は5月14日〜17日に神奈川・日産スタジアムにおいて行われた。上級生から下級生まで多くの選手が活躍。特に今春入部した部員の活躍はチームに大きな影響を与えた。
華麗な跳躍を見せる篠原


   今大会、1年生の中で最も良い成績を収めたのが男子2部走高跳に出場した篠原(コ1)だ。低身長ではあるが、それをカバーする助走のスピードとバネのある跳躍は彼の大きな武器となっている。今大会は2m03cmを見事に跳び越え、篠原を始め多くの部員が喜びの声をあげた。「2m06cmは跳べそうだったので、嬉しい反面悔しい」と語った彼。結果は2m03の記録で9位。入賞まであと一歩だったが、今後立大の跳躍を牽引していく人物となっていくことは間違いない。


決勝の舞台で強豪選手に食らいつく加藤


    女子1部400mHでは池田(社1)が出場。上級生にもハードルの選手が多い中で、1年生ながら見事メンバーに選出された。予選では1分01秒97で2人の上級生と共に準決勝へ進出。翌日行われた準決勝では1分04秒06で決勝への駒は進められなかった。「歩数が合わないところがあった」と自らを振り返ったが、今後さらなる強さを磨いていくだろう。

   女子1部1500mには加藤(コ1)が大舞台のレースに挑んだ。高校時代にはインターハイで準優勝の成績を持つ彼女。予選では4分31秒58の好タイムで決勝へ進出した。強豪選手が集う決勝では、「練習不足だけではなく、気持ちの面でもダメだった」と練習環境の変化と緊張感から不安を大きく抱えてしまい、4分41秒37の12位でゴール。「全日本インカレまでにちゃんと戦える走りをしたい」と加藤は意気込む。練習が積める環境を整え、急激な成長が見られることに期待したい。

   このように入部して間もない中でルーキーたちは多くの活躍を見せた。上記の3選手以外にも多くの有望選手が入部。彼らが立大に新たな風を吹かせる日が待ち遠しい。

(5月20日・藤井俊)




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