女子ラクロス部

チーム力


   立大女子部では最大人数を誇る女子ラクロス部。大所帯であるが、体育会の中でもひときわ目立つ団結力を持つ。そんな彼女たちだが、関東リーグ戦で頂点に登り詰めたところから、一転予選敗退のどん底を味わった。その経験は改めてチーム力の大切さを実感するきっかけとなった。

   2011年のリーグ戦で、優勝を果たした女子ラクロス部。全国大会への切符を手に入れ、その舞台で準優勝という快挙を収めた。次なる目標は「日本一」。 たどり着く実力は十分にあった。

   しかし迎えた翌年のリーグ戦。練習試合では無敗であった彼女たちだったが、予選でまさかの敗北。準決勝さえ進出することができなかった。

   この苦い経験から、改めてチームづくりを見直した。想定外のプレーにも対応できるように試合までの準備を徹底的に行う。ひたむきな努力が実を結び、遂にリーグ戦で準優勝を勝ちとるまでに立て直した。

   「誰しも少なからず影響力を持っている。」 主将・武内(コ4)は、個人が常に誰かに影響を与え、また受けていることを感じてほしいと語った。自分の役割を見つけ、伸ばすことが、チームの団結力につながっていく。

   2015年、今シーズンは日本代表に選ばれている選手が多数おり、能力の高い人材が揃った。「日本一」の可能性は十分にある。誰が相手でも勝てる絶対的な強さを求めて。リーグ戦に向け、彼女たちは前進し続ける。

(6月19日・都丸小百合)




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