第3回 サッカー部マネージャー 薗田香奈さん |
今回は小林千鶴さんと同じ学科のお友達、薗田香奈さんをご紹介。サッカー部マネージャーの中でも医療班を務めている薗田さんは、精力的に練習後のケアに徹することもあれば、体幹トレーニングの際は選手から「キツい!」と声がでるほど厳しい一面も。選手からは"お母さんキャラ"としてとても頼りにされています。そんな薗田さんにお話を伺います!
高校の時からサッカー部のマネージャーをしていました。大学に入って、せっかくなら体育会のマネージャーをしたかったので。サッカーのサークルはたくさんありますが、ヒールで芝に入ったりするのを見ると…(苦笑)。
――そうですね(笑)。高校の時と違いはありましたか? 全然違います! 今思えば、高校の時は"(選手の)お世話係"みたいでした。ですが、今は選手が自立出来るようなサポートの仕方を心がけています。例えば高校の時はボール拾いでも何でもやっていましたが、自立させるべき部分は一歩引いた目線でやろうと。
マネージャーは「財務・医療・広報・渉外」の4つの班に分かれています。グラウンドではそれぞれ精一杯仕事をし、家では各々与えられた班の仕事をする感じです。一日中部活のことを考えていますね。ただ、その分"チーム"という感じになっていくんだと思います。
医療班といっても、基本的な足首などのテーピングは皆でやります。その他のヒザなどの部分は医療班が受け持っています。あとはリハビリのメニューをコーチに報告します。選手には全員「コンディションチェックシート」というのを毎日書いてもらっているんです。それをデータ化してコーチに送り、参考にしてもらっています。怪我をしてしまった選手がいれば、病院まで付き添うことが多いのも医療班ですね。
――それでは、やりがいは何ですか? 試合に勝つことはもちろん、その中でも公式戦であればなおさらですね。
ほかにも、自分が巻いたテーピングを選手が「しっくりきた」「良い感じだった」とか言ってくれたら嬉しいです。試合に勝つことは大きいけど、そういった日々のちょっとした"感謝の言葉"が嬉しいです。
先日新人戦があったのですが、その際ベンチに入りました。公式戦では人数が決まっていてなかなかベンチに入る機会は少ないのですが、新人戦ということで。同期たちと一緒に喜ぶことが出来て良かったです!
――逆に、マネージャーをしていて大変なことは? 言ってしまえば全部大変ですが、やっぱり負けるのはつらいですね。
あと、寒いのとか暑いのとか。最近グラウンドが改修されてベンチに屋根が付いたのですが、夏は選手たちがたくさん来てマネージャーは入れません(笑)。
「戦友」。皆すごいサッカーが好きで、自由です。何考えてるかもわからないくらい(笑)。 たまに暴走しちゃいそうですが、面白いです。
あと、同期のマネ! 本当に仲が良くて、すごい優しい。彼女たちなしではやっていけないくらい大きい存在です。去年はディズニーランドに行ったりして、オフも遊んだりします。
個性の強い学年ですね。他の学年とは何か違うけど、なんだかんだ自分の学年が皆好き。新人戦のときも、「俺ら黄金世代」とか言って盛り上がってましたし(笑)。
――そんな選手に向けて一言お願いします。 「関東リーグに連れて行って!」 これのみです(笑)。
――ところで、もうすぐ新入生も入部しますね。一年生に向けてメッセージをお願いします。 サッカー部マネージャーは毎日拘束されて忙しいですが、それだけ得られるものはあります。感動を直で受けることが出来るので、ぜひサッカー部へ!
マネージャーのみならず、学生コーチも募集中です!
シュートする時はもちろん…競り合いのとき! 絶対に相手に負けないという気持ちが全面に出ていると思うので、かっこいいですね。
――それでは次のマネージャーさんを紹介していただけますか? いつも富士見グラウンドで隣のコートにいる、アメリカンフットボール部の小堀萌さんです。「マネージャーとして個人の目標は何か」を聞いてみたいです。
――ありがとうございました! 【取材を終えて】 薗田さんは練習後、選手のケアをする合間を縫って取材に応えてくださいました。試合に勝つことの喜びだけではなく、選手からの"小さな感謝"に対する幸せ。薗田さんの懸命な姿から、マネージャーのやりがいを垣間見ることが出来ました。「立教スポーツ」編集部は、サッカー部の関東昇格の夢を応援し続けます!
薗田香奈さん、ありがとうございました!
次回は アメリカンフットボール部マネージャー 小堀萌さん です。お楽しみに!
(4月20日・池田貴裕)
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