第6回 相撲部マネージャー 安藤さなえさん |
第6回は牧元千帆さんと同じ高校出身の安藤さなえさんをご紹介します。現在相撲部でただ一人のマネージャーとして、いつも笑顔を絶やさずに頑張っている安藤さん。今回はそんな彼女の魅力に迫ります。
もう卒業してしまいましたが、2個上の先輩マネージャーだった間部さんが中学時代の部活の先輩で、大学でも同じ学科でした。その間部さんに誘われて見学に行ったのがきっかけです。入る気はなかったんですけど、行ったら意外と楽しくて(笑)
――これまでマネージャーをしてきた感想は? 一年生の時はマネージャーが自分を含めて4人いました。でも去年は2人になって、単純に考えて仕事量が2倍。さらに来年になったら自分1人になることを考えると、しっかりしなきゃ!という危機感も。今年は1人になり、さらに主務になり、部員と揉めて辞めたい時期もありました。でも今は部員も私の気持ちやマネージャーという立場を理解してくれて、やっていて楽しいなって本当に思います。
――今年から一人になって、意識することはありますか? 一人になったうえに主務も兼ねるようになり、しっかりしなきゃと思います。でもどう頑張っても今まで複数でやってきたことを1人でこなすのは無理。その分選手や監督に迷惑をかけていて、申し訳ないです。でもそれと同時に、これだけ周りが支えてくれているのだから頑張らないと、とも思います。
――主務を兼ねるとやはり忙しいですか? そうですね。仕事量的に忙しいのもありますが、マネージャーはどちらかというとその場その場に応じた対応が求められる一方で、主務は一年間の流れなど常に把握しておく必要があって、見る視点が違うので。
――相撲部のいいところはなんですか? 人数が少ない分いい意味でも悪い意味でもお互いがよく見えます。稽古していても、調子が良くないのかなとか、なにかあったのかな。良くも悪くも距離が近い。だからその分、その距離感にも気をつけなきゃいけないですね。あとは選手が少ないので、団体戦のメンバーをそろえるために他部に協力を求めたりその分相撲部から他部に助っ人を出したりして、そこで他部との繋がりもできる。それは独特かな。
そうですね。レスリング部とか重量挙部とか柔道部とか、武道系がとくに関わりがあります。ちゃんこの時も食べに来てくれたり。
――ちゃんこの話が出ましたね!前回の牧元さんからの質問、「食事面で気を使っていること」を教えてください! 今の狙ったような目!(笑)うちの部員の場合はとにかく体を大きくしなきゃいけないので、個人に任せてる部分もありますが、メールで今日何を食べたか聞くこともあります。
――おいしいと評判の立教のちゃんこですが、なにか工夫が…? たくさん食べてもらうために、作るときは味が濃くなり過ぎないようにします。よそうときは汁をあまり入れないように。汁でお腹が一杯になっても仕方ないので、なるべく具を食べてもらうためです。
――マネージャーをやっていてよかったなって思うこと、瞬間は? 試合、特に団体戦に勝った瞬間です。負けたら悔しい。あとはいろんな人に出会えたことです。部内やOBさんOGさん、あとは体育会のほかの部の人とか。人とのつながり、それが一番大きいです。何回もやめようと思ったけど、そのおかげで思いとどまれました。
――ありがとうございました!最後に次のマネージャーさんを紹介していただけますか? 陸上競技部の島田玲衣さんです。一緒に体育会本部の新入生歓迎活動実行委員をやっていて仲良くなりました。
【取材を終えて】 今回は試合の空き時間にお話を伺ったのですが、前日の夜は選手のために徹夜でお守りを作っていたんだそうです。選手全員を誰よりも気にかけて大切にしている安藤さん。立スポ部員にもいつも親切にしてくださいます。これからもその笑顔と気配りで周りを元気にしてください!
安藤さなえさん、ありがとうございました!
次回は 陸上部マネージャー 島田玲衣さん です。お楽しみに!
(9月12日・安藤瞳)
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