第12回 ホッケー部男子マネージャー 松岡史乃さん |
部活を陰で支えるマネージャー・トレーナーにスポットを当てる本連載が2年ぶりに復活。今回はホッケー部男子のマネージャー・松岡史乃さん(社4)をご紹介します! 試合中大きな声で選手に声援を送る松岡さん。勝利のあとには思わず涙することもある、誰よりも熱いマネージャーさんです。一昨年の2部昇格以来、着実に成長し続けるホッケー部男子を支える松岡さんの素顔にクローズアップしてみました。
高校のときはテニスをやっていて大学でもスポーツに関わりたいなと思って体育会のマネージャーを志望しました。ホッケー部は新歓の時に先輩が優しくて。先輩方の人柄にひかれましたね。あと大学に入ったら全く新しいことがいいなと思って。
――マネージャーの仕事はどんなことをしていますか? グラウンドに出て練習の準備をしたりする仕事と部活の運営的な仕事と二つに分かれます。グラウンドの仕事は、練習や試合の補助、ビデオ撮影、ドリンク作りなど。運営面は会計やOBOGとの連絡など事務的な仕事です。あとブログを書いたりもしています。マネージャーの仕事は幅広いし、結構細々した仕事が多く目立たないことも多いですが、その積み重ねですね。
プレーヤーがみんな初心者だから、成長していく過程だったり上手くなっていく姿を見られるということが一番の喜びです。ホッケー部はマネージャーとプレーヤーに区切りがなくて、一緒に勝利を喜べるのでとてもやりがいがあります。あと人数も少ないから、全員が同じ一つのチームなんだという気持ちが味わえますね。 ――試合中の声援が印象的ですが、やはり試合を見ていて熱くなりますか? 聞こえてましたか!? 恥ずかしい…。そうですね、試合中は熱くなってしまって、見ることに集中して仕事がおろそかになってしまいます(笑)。プレー中の選手はなかなか声を出せないと思うので、マネージャーくらいしか声を出せる人がいないなと思って。 選手に聞こえているのかはわからないのですが、そうやってチームが盛り上がればいいなと思います。 ――今年の目標・1部昇格に向けてチームの雰囲気はどうですか? 1部昇格というのは大きい目標ですよね。でも大きい目標がないと1つになることはできないと思います。学年の上下関係なく、目標に向かってまとまっていて良い雰囲気です。 ――最後の年ですがどんな1年にしたいですか? マネージャーの後輩たちが、マネージャーとしてのやりがいを感じられるような部活の環境を作ってあげたいです。後輩2人は2年生で、一個上がいない状況なんです。私も一個上がいなくて、自分が3年の時にマネージャーとして引っ張っていかなければいけない時があったりして…。後輩たちも来年は同じ環境になります。マネージャーはやりがいを感じられなくなってしまうときもあるんですね。でもみんながチームの一員と思えるような環境を作って、やりがいを感じてもらえるようにしたいと思います。
私、結構やります! 選手にスティックを借りてパスしてもらったりとかしてますね。楽しいし、選手ともしゃべれるので。それでどうなっているというわけではないのですが、一緒にやることが楽しいですね! ――前回の水泳部マネージャーさんからの質問です。「ホッケーの経験はありますか?」「一からマイナー競技のルールを覚えるのは大変ではありませんでしたか?」 ホッケーを見たのは、新歓でグラウンドに練習を見に来たときが初めてでした。ルールも最初は難しかったですね…だからとにかく勉強しました! たくさん試合を見たり、選手に聞いたりして。 ――最後に次のマネージャーさんへの質問をお願いします。 「オフの日にしていること」を聞いてみたいです。 ――ありがとうございました! 【取材を終えて】 選手たちの成長をともに喜び、ともに戦ってきた松岡さん。試合時間は残りわずか、1点を守りきらなければいけない大事な場面で、松岡さんの「ここ集中!」という声がグラウンドに響きます。そんな彼女の存在は、ホッケー部男子の勝利に力を与えているはずです。成長し続ける選手たちを、これからも一番近くで見つめています。 松岡史乃さん、ありがとうございました!
次回は 軟式野球部マネージャーさん です。お楽しみに!
(4月30日・櫻井遥) |