「立教スポーツ」編集部

４月の終わりに友人だった現主将の細野（済３）に誘われて見学に行ったのがきっかけです。野球は全然知らなかったけど、マネージャーって大学までしかできないから最後に新しいことやってみようかなと思って。同期もうるさい子が多いから面白くて（笑）。途中入部でも「おいでよおいでよ」と言ってくれて入りやすかったんです。
――マネージャーの仕事はどんなことですか？

練習のサポート、具体的に言うとトスバッティングをするときにバドミントンの羽を投げてあげたり、ビデオを撮ったり、道具の出し入れかな。試合はベンチでスコアを書いたり、他のチームの試合運営で本部でスコアを書いたり、アナウンスしたりしています。

――野球は知らなかったということで、ルールを覚えるのは大変でしたか？

めっちゃ難しかったです。まず９人いることが分からなくて（笑）。２塁ベース上に人が立っていると思ったらいなくてびっくりして、何で横にいるの!?というところからでした。昔のスコアを見て、分からないところに付せん貼って先輩に聞いたり、あとユーチューブを見たりもしました。練習中も見ながら、「今のはどういうプレーですか？」って先輩に聞いて覚えましたね。
――軟式野球部ならではの仕事や経験はありますか？

基本的に夜部活だから、全員参加。だから、飽きちゃうくらいみんなと顔を合わせるんです（笑）。２日会わないだけで「お！久しぶり！」みたいな感じになります。それと、公式戦が平日だから単位取るのを協力しあったりもします。「ノート回そう！」みたいな感じです。
――一番のやりがいは何ですか？

細かいことだけど、他校のスコアを取って、あるバッターが右方向に打つっていうデータを出すじゃないですか。それをキャッチャーの大山君（営２）が頭に入れてくれていて、バッターが立った時に手を右にやって指示を出してくれることですね。記録を出したかいがあったなと思うし、実際にその方向に打球が飛んだりしてデータが試合に活きると、良かったなと思います。
―― ３年生が中心のチームの雰囲気はどうですか？

同期はオンオフはしっかりしていて、そういうところは好きかな。やるときはやろうという雰囲気で、後輩との仲もいいです。去年の新人戦優勝という結果を見て、選手もマネージャーもたくさん入部してくれたので、また雰囲気が変わるかなと期待しています。

――軟式野球部は３年生で引退ということであと半期ですが、やりきりたいことは？

自分の持ってる知識は後輩たちに全部あげたいなと思っています。あと、OBとの関係があまりない部活なので、寄付金や援助はないんです。でもそういうところを変えていこうと思って、この間寄付のお願いの手紙を200部くらい作りました。そういう伝統がない中でも寄付をいただいた方から大事にしていこうと思って、「ありがとうございます、これからもお願いします。」という電話をして。マネージャーも増えたし、これからはそういう事務作業を増やしたいですね。今はグラウンドがないから、選手たちがぼろぼろの道具を持って移動したりしていて…練習しやすい環境に調っていったらいいかなと思っています。

――前回のホッケー部男子マネージャーさんからの質問です。「オフの日にしていることは？」

買い物やカラオケ。ヒトカラが好きなんです（笑）。あとは部活が夜だから、友達と遊ぶとかもオフの日だからできることかな。お昼ご飯には行けるけど、オフだと夕飯が食べられるからいいですね！
――最後に次のマネージャーさんへの質問をお願いします。

屋外の部活のマネージャーさんへ、「日焼け対策はどうしていますか？」。私は選手より黒くなっちゃうんですよ（笑）。

――ありがとうございました！

【取材を終えて】

ここ数年、なかなか勝ち星をあげられない中でも持ち前の明るさで楽しく野球に取り組んできた軟式野球部。昨秋は新人戦優勝、さらに今春のリーグ戦でも着実に順位を上げています。そんな彼らの活躍を陰で支える小泉さん。軟式野球部のマネージャーらしく、とってもパワフルです。部員のため、そして将来の軟式野球部のため、これからも縁の下の力持ちとして活躍してくれることでしょう。

小泉彩さん、ありがとうございました！
次回は　サッカー部マネージャーさん　　です。お楽しみに！

名前	小泉　彩（こいずみさや）
学部学科、学年	経済学部経済政策学科３年
生年月日、血液型	1993年11月22日　Ｂ型
出身校	香蘭女学校
最近はまっているもの	六大学の応援歌、校歌を聞くこと

（９月30日・櫻井遥）