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ボランティア活動



   ボランティアネットワーク交流集会 3年 I.M

 3月25日(日)、豊島区民センターで「未来を開拓(ひら)け!~ボランティアネットワーク国際年スペシャル〜第10回 ボランティア・ネットワーク交流集会」が開催されました。私たちのサークルはシンポジストとしての依頼を受け、参加させて頂くことになりました。
 この集会は、豊島区社会福祉協議会と豊島ボランティア連絡会が主催です。当初、なぜ私たちにシンポジストとして依頼がきたのかがとても不思議でした。しかし、これは、人と人とのつながり、ちょっとした地道な活動を大切してきたことからもたらされたものでした。スープの会(ホームレスの方へのスープ、パンを配る)への参加、豊島区のふくしまつりのお手伝い、大学内のボランティア報告会での発表などです。
 当日、シンポジストとしてお話をされた方は私の他に3人いらっしゃいましたが、どの方もすばらしい方ばかりで、私は何を話そうか悩みました。けれども、周りの方や先輩方の励ましにより、日ごろ感じていることを話そうと考えました。
 話した内容は、経営学の本で読んだことです。経営学とボランティアでは相反するもののように受け取られますが、この本には両者の共通する考えがありました。「Win-Win」の考えです。資本主義経済は競争の社会であり、どちらかが勝てばどちらかが負け、また、その反対もありえます。しかし、この考えだと両者が勝つ事が重要になります。つまり、ビジネスの世界に例えるならば、お互いに協力できるところを協力し、補い合い、良きパートナーとしてお付き合いしていく。そうすると、両者ともに幸せになれるのです。
これは、ボランティアにも通じると思います。言い換えるならば、両者ともに楽しいと思うということです。活動をしているとよく「ありがとう」と言って頂ける時があります。けれども、私もその方に対して「ありがとう」と言いたい気持ちになります。その方とお話をしたり、一緒に活動をしたりすると、その方が幸せになるだけではなく、私も幸せになれるし、楽しく思えるからです。そのようにボランティアはみんなが幸せになれると思います。
この考えは、この集会がなかったならば自覚しないままに終わっていたように思います。このような機会を与えて頂いた方々とのことを考えると、その方々に感謝するとともに、人と人とのつながりの大切さにも気づきました。
人と接することによって自分が学ぶことがとても多いように思います。学びながら楽しみ、自分が楽しむことで相手の方とも良いコミュニケーションを図る。そこから、Win-Winを目指す。そのようなことを考えながら、これからも、ボランティア活動・サークル活動を行っていきたいと思います。そして、多くの方々に会い、それらの方々とのつながりを大事にして活動をしていきたいと考えています。


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