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下北合宿


メインイベント「下北活動」

「下北」、といっても下北沢ではありません。青森県の下北半島のことです。


  • 活動日時 :
     
  • 活動場所 :

  • 活動内容 :
8月上旬 4泊5日

青森県下北郡牛滝村

下北活動は、今から40 年前、典型的なへき地であった青森県下北郡佐井村牛滝に教育ボランティアとして訪問したのがその始まりでした。現在では学習環境、交通事情とも改善され、その本来の意味は薄れつつありますが、毎年、私たちがやってくるのを心待ちにしているたくさんの子どもたちがいる限り、下北活動は今でも十分な意味を持った活動なのです。
06年は「花火大会」「牛滝ねぶたの絵作成」「勉強会」などのイベントを通じて、子ども達との交流を深めました。
 元気いっぱいの子どもたちと童心に返って戯れる
(W.A、一部編集)


  


   下北活動を終えて 下北委員 S.N

 夢を見ていた気がしました。半島を離れて新幹線に乗り、バスに乗って、家に着き、寝て起きた後もしばらく頭がぼうっとしていました。
最初、牛滝に向かうフェリーの中で、窓の外の海と岩と緑だらけの見たことのない大自然を目にして、本当にこんなところに人がいるのかと思ってしまいました。しかし港に着くとたくさんの子どもたちが迎えてくれ、ようやく実感がわいてきました。そこで過ごした笑いあり涙ありの5日間は、今まで生きてきた中で経験したことのない、貴重なそして充実した5日間でした。
大勢の子どもたちと長い時間一緒に過ごすのは初めての経験でした。子どもたちと接していて、本当に素直だなと感じました。私たちが人に接するとき、これを言ったら相手がどう思うかなどという、そういうひとおきがない言葉の直球を投げてきます。たまに本当に痛かった!そして本当にうれしいことも言ってくれました。そういうやりとりの中で、私は自分ってどんな人なのか、ということを改めて見つめなおすことができました。子どもたちほど正確に自分のとこを教えてくれる人が周りにいるでしょうか。実は偉大な存在なのだと思いました。それから見事な縦つながりの集団遊びが確立されていて、見ていてうらやましかったです。子どもたちにとっては当たり前のことなのだと思いますが、それは都会にいてはなかなかできない、大事な経験であると思います。そして私は、この土地の自然のあまりの雄大さに感動しました。漁師さんたちに海の幸をご馳走になったり、仏が浦に連れて行ってもらったり、温泉帰りに無数の蛍を見ることもでき、普通に生活していたら絶対触れることのできなかった自然を体感することができました。さまざまな場面でこの活動に協力していただき、貴重な経験をさせていただいた村の方々には今でも感謝の気持ちでいっぱいです。このような子どもたち、あたたかい村の人、大自然に囲まれ5日間過ごし、私は自分が洗われ、真っ白になり、原点に戻ったような気持ちになり、家に戻ってから数日間は頭がぼうっとしました。それぐらいあの5日間というのは自分にとっていい意味での衝撃を与えてくれたものでした。参加してよかったです。牛滝村、ありがとう!!
最後に、この活動を通し、石蔵さんや山田さん、佐々木さんの活動に対する思いには胸がいっぱいになりました。感動してあんなに泣いたのは初めてです。一緒に活動した16人のメンバーにはいろんな面でお世話になり、学ぶことも多かったです。本当に出会えてよかったと思っています。感謝しています。ありがとうございました。


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