西武新宿線事件



西武新宿線事件−高裁第3回公判傍聴記録 written by NA

 2002年10月15日。50枚の傍聴券を求めて午後1時30分までに 並んだのは、約100人。私の目の前で続々と籤に外れる人達が…。  控訴人側からの証拠調べ請求。当該車両に枕木方向の吊り革があったか否か についての調査結果である。西武鉄道の回答に基づき、また、同型車両を用い ての実況見分結果に基づき、当該車両に吊り革はなかった、被告人の記憶違い だったという前提で、一審の審理および控訴審の審理も進められてきていた。  しかし、同型車両でも、枕木方向の吊り革がある車両と無い車両がある。 同じ時刻の列車でも、日によって用いる車両が異なる。したがって、西武鉄道 への照会は、日にちと時刻と何両目の車両かを特定したものでなければならず、 回答もまたそれらを特定したものでなければならない。既に2年近くを経た現 在では、どの車両が用いられていたのかの記録は残っていない。  これを立証する証拠の証拠調べを請求したのであるが、検察官は不同意。  裁判長は、「調査をした人を証人として呼んでは?」と、その重要性を認識 して弁論の延期を示唆。被告人もその調査に加わっているのでと、その点に限 定した被告人質問の方式で、証拠調べを行う。被告人質問に用いた、西武鉄道 の車両要覧は刑訴法323条3号書面として採用。写真報告、HPのプリント 等は、物として採用。  以上で証拠調べを終了し、弁論に移る。  控訴人側の弁論は、控訴趣意書の焼き直しではなく、控訴審での審理結果を 踏まえて構成し直したもの。心証形成のあり方に関する部分は、9月13日に 同一の部が外房線Yさん事件について、控訴棄却判決をしたのにと、傍聴しな がらハラハラしていた。  検察官の弁論は、第一審の焼き直し。控訴審における証拠調べについては、 独自の見解とか、日にちが異なるので無意味とかと反論した。  判決は、12月5日(木)10:00 725号法廷となった     10/15/02

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