T−Kさんの事件


実に理不尽とは思いますが、制度上の扱いが淡々と行われているようでして、
12月16日に収監されてしまうことになりました。(12/05/02 荒木伸怡)
誠に残念ながら、11月15日に上告棄却決定が送られてきたそうです。必要十分
な証拠調べをせぬままに痴漢えん罪を生み出し、実際に刑務所にまで入れてしまう
わが国の司法制度に、怒りを覚えます。(11/19/02 荒木伸怡) 

医師の診断書を無視・裁判官が犯行態様をつくりだして有罪に!

平成12年5月30日の朝、ラッシュの電車内で私は、S駅に着く直前に、私の右前
に立っていた女性がいきなり、私の右手首を掴み上げて、「痴漢です」と言ったので
す。終始一貫として無実を訴えましたが、約5ヶ月の間身柄を拘束され、東京地裁・
高裁共に懲役1年6ヶ月と実刑判決が下されました。
取調べは、現場立ち会いの捜査も無く、刑事から「相手が嘘を言っているとでも思っ
ているのか」と怒鳴られ、一方的に犯人扱いされ、検事には、「自白しなかったら実
刑にするぞ」「認めたら考えない事もない」と言われ、脅す事で罪を認めさせようさ
れました。Iの調書は、いい加減で矛盾だらけのものでした。事実起訴後に捜査の刑
事から「まさか起訴するとは思わなかった。」とまで言われました。更にIは、私か
ら何度も痴漢行為をされたと調書に書かれてありました。K線を利用している人は簡
単に理解できる事実で、私とIの調書、どちらが正しいか直に分るはずです。
裁判官は「都内のラッシュ電車内の状況くらい、おおよそ検討がつく」「この件は勝
負ついているんだ」「保釈金の500万円で相手に示談して来い。そうしたら執行猶予
付きにしてやる」と言って証拠提出したものをほとんど却下し、私の証言も聞こうと
しませんでした。「認めて示談すれば猶予をつけてやる」とは「法廷で嘘をつけば、
悪いようにはしない」事になります。こんな事を言う裁判官は、人を裁く資格はない
と思います。しかしこのような裁判官のもとで、最初から出来レースの裁判が存在す
るのです。
「一見純朴そうな女子高生が嘘を付くはずがなく証言は真摯であり、私の証言は不合
理且つ不自然である」等という理由で何もしていない私は犯罪者とされました。この
事件はIが言っていることだけで、目撃者もいません。状況や具体的な部分は過去の
被害と同様で、客観的な部分は矛盾が多く解かりづらいものです。単なる遅刻の言い
訳として「痴漢に遭った」と被害を申告し、私を捕まえたのではないかと疑いを抱い
ています。
 私は右手に障害があり、医師の診断書を証拠申請し本件犯行は不可能と主張する
と、証拠申請は却下し、1審では全く認定されていない、新たに被害体勢を作り私が
可能な体勢で行ったとし、右手の障害も日常生活に支障がないことから、本件行為が
不可能ではないとしているのです。ビデオで妻を被害者と仮定してIの証言や裁判官
が考えている姿勢で、本件行為が不可能と立証したにも関わらず有り得もしない偽り
を作り「たら」「れば」の想像で裁判を片付けようとしているのです。
仮に私が変な姿勢を取っていたとして、相手の女性が「痴漢です」と言った時、1人
でも周囲の人が私を取り押さえる状況があったはずです。その様な事が無かったこと
自体が私の無実である証拠の1つではないでしょうか。又、Iの嘘を明らかに出来る
手掛りになると確信していた産婦人科の医者の意見書も裁判官は却下しました。
 今回の事件で何もしていない自分が何故手錠をかけられ、身柄を拘束されたのか、
考えれば考えるほどこみ上げて来るものは憤りだけでした。しかし妻や家族が私を励
まし、会社の人が助けてくれました。5ヶ月ぶりに目にした子供たちは私の後を追い
回しては「すぐに帰ってくる?」と不安そうな顔をしていました。私は、一時でも忘
れようと仕事に没頭し続けても、一息つくと事件の事が蘇り頭の中を駆け巡ります。
子供たちが夜中に「お父さんが帰ってこない」と夜泣きする姿をみると、胸が締め付
けられます。子供や妻の何気ない楽しそうな姿を見ていても、「もし刑務所に行く事
になったら、また家族に辛い思いをさせてしまう」と思うと一緒に楽しむ事など出来
ません。
 現在はこの状況を打破すべく、多くの方の協力を得て、最高裁判所に上告趣意書を
提出しました。今後は、補充書を提出していく予定です。
以上
STOP!痴漢えん罪!

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