痴漢えん罪長崎事件



9月26日付けで上告棄却決定。10月2日に抗議集会が行われ、闘いを続け
ることが確認されました。
   棄却決定文は、「長崎事件」HP(=下記URL)に載っています。
無視された荒木意見書

私は痴漢などしていません!唯一の物的証拠である警視庁科学捜査研究所の 「繊維鑑定書」がずさんで証拠価値のないことが明らかになり、女性が痴漢の 手を「見てもつかんでもいない」ことも明らかになりました。それでも有罪と はどうしてでしょうか?                   痴漢えん罪「長崎事件」被告人 長崎 満                              http://www.yuiyuidori.net/nagasaki/
 私は1997年10月1日、朝の通勤電車のなかで突然痴漢に間違われて、池袋警察署に 21日間も勾留されて被告人とされました。私は痴漢などしていません。電車に乗って 立っていただけです。ところが警察も検察も私の話を全く聞かないどころか、最初か ら犯人と決めつけ「早く白状しろ」と脅し、検察官にいたっては「認めたら出してあ げる」とまで言ったのです。  裁判では、女性が「痴漢の手も腕も見ていない」、「手をつかんでいない」と証言 しました。痴漢をされていたといいながら、犯人の顔も見ずに、すぐそばにいた私を 犯人と決めつけたのです。私は必ず無罪になると信じていました。しかし、2000年3 月13日に東京簡裁で罰金5万円の有罪判決を受けました。そして、同じ年の12月13日 には東京高裁で二回目の有罪判決を受けました。裁判官は、私の言い分を何の検討も せず、最初から犯人と決めつけ、私が無実の証拠として申請した証拠を何の理由も示 さずに却下して、有罪判決を出したのです。これは、真実に目を背け、裁判所の役割 を投げ捨てた許されない行為であり、司法という名の権力犯罪とも言えるものです。 そして、裁判所がそのことに気付いていないことに、私は今恐ろしささえ感じていま す。  唯一の物的証拠として提出された警視庁科学捜査研究所の「繊維鑑定書」はで たらめなものでした。  裁判で重大な争点となった問題として「繊維鑑定書」がありました。事件当日に私 の手から採取したとする200本近くの繊維片のうち、10本が女性のパンティーの繊維 と類似している。その内一本を200倍の顕微鏡写真をとって仔細に調べた結果、女性 のパンティーの構成繊維と同じポリエステル繊維であり、非常に類似している。とい うものでした。まるで、私が女性のパンティーに触ったから繊維がついたと言わんば かりのものでした。私と弁護士は本当に驚きました。触ってもいない女性のパンティ ーの繊維が、どうして私の手につくのでしょうか。私たちは繊維の専門書、鑑定を行 う民間の鑑定機関、そして、同じメーカーのパンティーも入手し、専門家の力も多数 借りて必死になって調べました。その結果、私の手から採取された繊維片と、女性の パンティーの繊維はまったく別のものであることを裁判で証明したのです。決め手と なったのは、繊維の太さを精密に測定し太さが45%違うことを突き止めたのです。警 視庁科学捜査研究所は、太さを測定もせずに、ただ目で見ただけで類似しているとい う鑑定書を作っていたことが裁判のなかで明らかになったのです。私を痴漢の犯人で あるとする唯一の物証が否定されたのですから私は当然無罪になると思いました。し かし、どうでしょうか。東京簡裁の藤田親裁判官は、「鑑定の結果は結局不明という ものであり、当裁判所も右結果を事実認定の証拠として採用していない」の一言でこ の鑑定書を闇に葬ったのです。裁判所は、私を有罪とするために検察が出した鑑定書 を採用しておきながら、その証拠がでたらめだったとわかったとたん、その証拠はな かったものとするというのです。こんなおかしなことは絶対に許せません。  最高裁で私の無実を証明するためにみなさんの力を貸してください! 私は、今最高裁判所に上告して無実を訴えています。たかが罰金5万円の事件です が、私と私の家族にとっては一生の名誉の問題です。2000年2月には、日弁連が「な ぜ日本では痴漢のえん罪が多いのか」と、痴漢えん罪のシンポジウムを開き、私もそ の場で発言をさせてもらいました。また、ニュースステーションをはじめ、テレビで も十数回にわたり実名で無実を訴えてきました。これからも無実を証明するためにせ いいっぱい頑張ります。どうか、私の最高裁でのたたかいに、みなさんのお力を貸し ていただけるよう心からお願いをいたします。

STOP!痴漢えん罪!

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