2001年度 疋田ゼミ共同論文 あとがき集
2001年度は、春季合宿で協議して「進展する国際企業結合における日系企業の位置と動向」というテーマでの共同研究を目指した。その柱として、金融・商社・自動車工業・情報通信産業の4つをたてた。4分野での実証を通じて、企業集団系企業と独立系企業の、それぞれの多国籍企業化のあり方を取りまとめたいと考えていたが、その総括の時間が取れなかった。今のところ、単一の「共同」論文ではなく論文「集」といった方がよい状態にある。この作業は、次年度の最初に持ち越すことになろう。 しかし、各論文は、それぞれユニークな論点を出しえていると考えられる。その成果を、まず確認していく必要がある。ただ、全体として、現状の正確な理解の追求が、ともすれば「存在するものは合理的である」というヘーゲル的な見方に変形しがちである。環境問題や失業問題、あるいは政策の私物化(エンロンや雪印、外務省機密費)など、現実に人権が脅かされる諸問題が山積みであり、こうした問題とも関連させて企業活動を分析・評価していく姿勢が必要だろう。歴史を一瞥すれば、市場メカニズムによる資源配分がこうした問題の解決に失敗し続けていることは明らかであり、現状への歴史的視点からのアプローチが今後もますます必要だろう。また、経済は、ますます変化が激しく、その技術的基礎となっているIT化と覇権大国主導のグローバリゼーションについては、独自の考察が不可欠である。さまざまな技術や国際関係について、より積極的に情報を集め、理解を深めていきたい。 それにしても、4班体制は、TAを使わないで進めるにはやや荷が重い。次年度は3班体制で進め、よりきめ細かく指導が出来るよう努力したい。 |
3年:さおり
今回の論文作成には、当初からデータ収集や事実との照合に終始するのではなく、何らかの形で、「提言」型の論文にしていきたいという思いで取り組んできました。しかし、「通信業界」というただでさえ動きの速い業界を、さらに今最も注目される「アジア地域」に焦点を絞って研究していかなければならないのは、非常に大変でした。特に、班全体の共通テーマとして[通信業界における国際提携]を掲げても、欧米および日本地域の状況とアジア地域のそれとは予想以上に大きな差があり、同レベルで比較できる対象ではないと分かった時は、「そもそも、通信業界の国際提携の動きを研究するのに、アジア地域を入れる必要があるのか?」「アジア地域を含めることで何がわかるのか(言えるのか)?」といった、根本のところまで一旦立ち戻って考え直すほどでした。また、研究するにつれて、同じ用語であっても通信開発の発展の度合いによって、また政府が取り組む政策によって、意味する内容・範囲が異なるということが分かり、ずいぶん困惑しました。 ただ、やはり今回「アジア地域」という、欧米大手キャリアから見たら将来有望な「市場」である地域を逆に「プレーヤー」という観点からみれたことは、非常に良かったと思います。NIESにしても、ASEANにしても中国にしても、一国一国がそれぞれ通信政策を国家事業の中核に据え、世界中の企業を相手にグローバルな戦略を行っています。「国際提携」は、その数ある戦略のうちの一つに過ぎませんが、通信業界で一気にキャッチアップを計るアジア各国にとって、先進的な技術・ノウハウ・ネットワークをもつ外資企業との提携は、まさに「主体的な戦略」であり、参入される市場といった「受身的」な発想ではないという現実には驚かされました。事実、外資を誘致するための魅力的な環境が提供される反面、自国だけでは出来ないような地域のインフラ整備や技術提供(合弁による)などが課されており、思わず拍手してしまいたくなるような巧妙な政策もあり、とても興味深かったです。論文の中では、アジア全体として把握するために、一国一国のそのような巧妙な政策に詳しく触れることが出来なかったのは残念でした。しかし、研究テーマに沿った結論を導き出すには、あまり手を広げすぎたり、わき道にそれたりすると、論理の筋が見えにくくなる恐れがあるので、この取捨択一の方法を常に意識し、この経験を今後の卒業論文製作にも生かしていけたらと思います。 |
ひろし
今までを振り返ってみると、通信について調べるということで、難しい用語を確認し、班全員で同じイメージを持つことが大変だったように思う。しかし、一人一人がよくがんばったおかげで一つの論文としてまとめられた結果には非常に満足している。今まで調べてきたことは、視点を広げ、新しい角度から物事を考える際にきっと役立つことになるだろう。ただ、反省点もある。調べる際、ただ資料を集めてまとめるという作業が多くなってしまったことである。何を言いたいのか、そのためにどんな資料が必要なのかを考えながら論文作成に取り組めば、もっと中身の濃い説得力のある論文になっただろう。このようなプロセスは何かを考えるとき、また、相手に伝えるときの手段として社会にでても必要になることでもあるから、今回、論文作成を通じてそのことが本当に勉強になった。 |
しずえ
金融班での一年間を振り返り、去年の一年間よりさらに多くのことを学べたと思っています。まず、3年生になり今まで受身で指導を受けていた立場から今度は自分たちが班をまとめていかなければならない立場になり、どのように一年間、研究を進めていくかということを改めて考えました。前年を念頭に置きつつ、金融班のテーマである「金融再編」を納得のいく論文に仕上げ、さらに新たに加わった2年生が研究を進めやすいようにしなければならないといろいろ考えました。私はまた金融班でいたらないながらも班長を努めさせていただき、主体的に班全体をまとめていくこと、また討論会の相手大学との折り合いなどの大変さを知りました。特に気をつけていたことは、一年間という長期間と複数のメンバーで研究するといこともあり、最初に掲げていたテーマから内容がずれないように常に皆で調査したことを確かめ合っていました。完成した論文に関しましては、一貫性を持ってしたと思っていますが、相手大学からの指摘もありましたように論文から結論がやや見出しづらかったことに反省点を置いております。また実際、討論会で相手大学の主張を聞き、また意見を求められたことなどはさらなる研究の必要性と、自分たちの主張をより確固たるものにしておかなければならないと気づかされることとなりました。今後は今年、自分自身が学んだ多くのことを生かせるように頑張りたいと思っております。 |
たつひこ
2001年度は総合商社班として活動をしてきましたが,全体的には良く頑張れたのではないかと思います。総合商社をこれまでの日本経済の発展過程と関連付けて研究することが出来て、これまで総合商社が果たしてきた幅広い役割と今後求められていくであろう役割とを自分達なりに考えることができました。でも、幾つかの反省点もあった1年でした。まず、インター大会に関しては、討論のテーマを「総合商社の未来像」としていたのですが結局お互いの意見が推測の域を出ず、消化不良といった部分があったことは多いに反省しなければいけないと感じています。やはり、討論をするには自分たちの意見を証明するためのデータが必要だし、特に将来のことをテーマとして設定したのだからより一層豊富なデータを揃えておく必要があったと反省しています。また、研究内容に関しては総合商社をより深く理解しようとして他の産業との関わり、特に企業集団との関わりという観点から総合商社を考えることが少し足りなかったと感じています。やはり他の無数の企業との関係の中で総合商社は存在しているのだからもっと広い視点を持って、その上で総合商社単体をより細かく捉えるたほうがもっとスムーズに研究が進んだと思います。そして、一番の反省点としては班の中でもっとメンバー同士でそれぞれの意見をぶつけ合っていきたかったと思います。少しインターの相手校を意識しすぎて、身内の意見に対して自分を含めたみんなが否定的な視点から捉えることが足りなかったように感じています。 次に2002年度に向けての目標ですが、2001年度でデータの重要性というものをとても痛感したので、「一つのデータに向かってもっと深く考えて、より多くのことを読み取る」ということを最大の目標にしたいと思います。というのも、今年までの自分はあるデータに対しても表面的な浅い部分までにしか考えが及ばないことがあったので、2002年度では「なぜこのような数値になっているのか?」とか「もっと他にもこのデータから読み取れることはないか」といったようなことを念頭に置きつつデータに対してより深く考えをめぐらせたいと思います。 |
ひろゆき
昨年一年の感想と反省点を報告させて頂きます。 昨年は疋田ゼミに3年生から参加させて頂き、最初はとまどいを感じることがありましたが、楽しく過ごすことができたと思っております。 総合商社班のメンバーとして、勉強できたことが私は成長することができたと思っております。企業集団の知識がある人が多いので、その部分の知識と総合商社という企業の知識がまだまだではありますが、増えたと思います。 総合商社班以外の人とも仲良くさせて頂き有り難かったです。 反省点はもっと積極的に勉強すればよかったと思います。ゼミは多くの人と一緒に勉強していく場でありますが、最終的には自分自身のやる気によって有意義に過ごせるかが決まってくると思います。来年はまず、就職活動があるのでそれをがんばり、そして、卒業論文と英語の勉強も真剣にがんばりたいと思います。 |
ゆうじ
論文作成も終了し、インター大会も終えてみて総合商社の研究について改めて考えてみると、反省点はあったものの得られるものも多くあった。 まず反省点としては、過去に多くの研究者が調べてきたことに対して、自分たちの独自の考えをもつことは当然なことであるが、明確な違いというものをうちだすことがあまりできてなかったように思われる。今まで調べられているものを自分たちで調べ、新たな発想を生み出すことの難しさを感じた。自分の文章表現力不足も痛感した。そして文章を裏付けるデータ不足も否めないだろう。論文として自分たちの意見を書くには、独自の発想、表現力、データというものがなければ成立しない。われわれの論文はそれらを正確に使いこなせないまま論文をつくりあげた感が強い。現2年生にはそういったことを踏まえた上で、来年の論文作成にあたってもらいたいと思う。 しかし、反省点ばかりではない。2年の時と比べて得られるものもあった。自分達3年生が考え、班員を引っ張っていく分、ひとつの論文を作るということに昨年よりも更なる充実感を得ることができた。文章をつくり、討論をしてみると自分の知識不足を感じたが、他の班員に助けられる部分も多くあり、とてもまとまりのある班として一年を過ごせた。 論文作成とは異なるがゼミの役職として、経済学部のゼミ連の議長も務め大学側と交渉し、様々な教授や学生と話す場を持てたことは自分にとってとてもプラスになった。 こうして本年度を振り返ると大学生活の中でもとても充実した一年を過ごせたと思う。こうした経験は今後活かしていきたい。 |
まみこ
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のぶやす
この半年間、自動車業界というものを研究してきた。最初は、近年起きているM&A等の状況は、かなり異常な状況ではないかとの見解を示していたが、研究をすすめていくうちに、最近の事例ほど大きなものではないものの、過去何度も似たような事例はあった。やはり、一つの物事を見るとき、長いスパンで見なければ意味が無い、ということを改めて認識させられた。 今、一応論文作成、及びインター大会を終えてみて、自分達なりの結論というものを一応明確にすることが出来た。昨年度の経験を踏まえ、論文自体の大筋は比較的早い段階で決めることができた一方で、相手校との連絡がなかなか取れず、インター本番では議長団を引き受けていただいた4年生方にもかなりの迷惑をおかけしてしまった事が反省点として残る。 残念ながら、もう班単位で論文を作成することは無いが、昨年度、そして今年度の経験を活かし卒業論文作成に取り掛かりたいと思う。 |
しんや
今年のゼミの去年と大きく違う点は人数が増えたことだろう。それによって去年と班構成が変わり4班となったことが去年と大きく違う。しかし班の人数は少なくなるということも無く、はじめは3年生として班を動かしていけるのかという不安があった。実際に論文を書き始めてみると自分の力不足が実感できたが、他の3年生や2年生にも支えられ何とか終えることができた。 今回は金融班として一年間論文を作成したわけだが、反省点は多々ある。規定枚数をオーバーして相手校からクレームを受けたこともそうだが、何よりも論文で主張することを明確にできなかった点だ。これは討論会の際にも相手校とのディスカッションで指摘された。この失敗は卒論を書くときも気をつけたいと思う。また海外の金融制度を比較する上で、その歴史的背景を法律に特化しすぎ経済的要因をあまりあげて書けなかったことは残念であった。 4年生には議長団の件を含め、論文を書く際にも大変お世話になりました。ありがとうございます。3年生はそれぞれの班で頑張っていたと思います。来年の卒論ゼミも頑張りましょう。2年生は来年ゼミを引っ張っていく立場となる。今、「緑の本とか説明できないよ」とか「エクセル使いこなせてないよ」とか色々な不安があると思うが、この一年間で気づかないうちに身についていることはたくさんあるはずだ。だから自信を持って来年もゼミを盛り上げていってください。 |
まゆこ
この一年自動車産業の国際的再編についてみてきましたが、一番驚いたことはめまぐるしく状況が変化していくことでした。たったの一年で再編状況は複雑になっていき、あやふやになりつつあった京都議定書問題もアメリカ抜きで批准の方向へむかうなど、予想だけではとても追いつけない状況でした。自動車産業だけではなく、世界のあらゆる分野において、明日は何が起きるかわからないといった状況の中で感じたのは、毎日いろいろなところにアンテナをめぐらせることの大切さでした。少しでも最新の情報を手に入れるべく、新聞も読むようになりましたし、本も読むようになりました。これは、私の中でとても大きな収穫でした。また、毎週毎週の千コマもかなり大変でしたが、自分の身になったと確信しています。 言われたことをこなすことに精一杯だった去年と比べ、自分の意見や考えも言えるようになったし、少しは成長したのではないかと思っていますが、どうでしょう(笑)でも、今の自分に満足することなくつねに上を目指し来年度もがんばっていこうと思っています。2年間かけてみにつけたものを卒論ももちろんですが、これからの自分に活かしていきたいと思っています。 |
けんすけ
今年度は情報通信班という今まで足を踏み入れた事のない分野への挑戦であった。そしてその中で一応、班長として一年間勉強してきた。しかし自分を含む班員全員が全く基礎も習得していない状況下であったこともあり、最初は全く論文の方向性が見えてこなかった。そのため班員皆で問題提起をし、考え、徐々に前に進んでいく、そういった進め方になってしまった。そして毎回のように先生のご意見、ご指摘を参考にしやっと論文の完成にいたった、という感が強い。そういった進め方が悪いわけではないと思う。しかしリーダーシップをとるべき立場でありながら論文の全体像、方向性といったものがはっきりと見えていなかった点は真に反省すべき点である。またそのため班員の皆に的確な意見、指示といったものを提示できなかったことに申し訳無さも感じる。同時に、周りの皆にサポートしてもらった事に感謝している。互いが互いを補完し合う、そういった意味では班での強い協調が成り立っていたのではないかと思う。 ただ最後に論文が完成してから、遣り残した事の存在に気付き、それが後悔として残った。やはり、6月の時点で計画性を持った進め方をすべきであったと、いまさらながらに思う。 最後に班員のみなさん、一年間有難うございました、お疲れ様です。 |
みわこ
2年生のときの自分と比べると、積極的にゼミの活動に参加できたと思う。情報通信についてはこれまでほとんど学んだことがなく、スタート時点でとても不安だった。実際リサーチするにしても、基礎知識がかけているため十分なリサーチの仕方がわからなかったり、文章を書くときでも、いいたい事をわかりやすく簡潔にまとめることに苦労した。私だけでなく他の班員も同じような感じだったから、ゼミの討論時間はもっと大変だった。1つの論文としての統一感が薄く、情報通信班はいつも他の班に比べて帰りが一番遅かった。しかし先生のアドバイスに耳を傾け、話し合いを重ねるごとに議論は深まり、充実感は得られたと思う。インナー大会では相手ゼミとの前提がズレていたため、最初は議論がうまく進まないことに苛立ちを覚えたが、自分たちがしっかり理解した内容を基礎として活発な議論展開ができたこと、共に様々な知識の共有ができた事がよかったと思う。もっとリサーチをすればよかったといえばきりがないし、もっと大会前に相手ゼミとの情報交換をしていればよかったことなど、反省点はたくさんある。しかし自分の調べたことをもとに、意見をしっかり発表する経験ができたこと、他の人の意見に耳を傾けることで広い視点で知識の吸収ができてよかったと思う。この姿勢を忘れずに、これから卒論作成を頑張っていきたい。 |
まき
今年一年間の活動をとおして金融に対する知識が今までよりも深まってよかったです。特に私は不良債権について調べたが、不良債権の基礎知識として、なぜ不良債権が発生したのか、不良債権とは何か、処理方法はどんなものか、など学ぶ事ができました。これから不良債権をどう処理していくべきなのかを考えるまでにいたらなかったということと、インター大会で本や雑誌にのっていることと、現実に起きていることにはギャップがあることを知り、自分の調べたことはすべて本や雑誌をうのみにしていたので、いろんな視点でみれていなかったことが反省点です。あと三年としてもっと積極的に発言するべきだったと思います。この経験を生かして今年もまたがんばりたいです。 |
2年:ようぞう
商社班の論文の作成を通じて学んだことがあります。自分の書いた文章を多角的に見てもらうということです。自分の論文のパートになんとなくの自信しか持たないで臨んでしまった夏合宿では、班員のみんなから、いろいろ質問とかされましたが、自分で書いたのにも関わらず、ほとんど答えることができませんでした。だけど、みんなから指摘を受けて、自分ひとりでは気づかないような改善すべき点とか見つかって、とても良かったです。文章をいろんな面からみることで、説得力のある文章になっていくのだと思いました。論文を書くのにすごく煮詰まった時期もあったけど、みんなで力を合わせた結果、満足のいく文章が仕上がったと思います。 |
かずとし
この一年を振り返ってみると、とても充実した日々をすごせたように思います。充実していたと感じられるのは自分が成長したということを自分なりに感じているからだと思います。正直はじめはついていけるのかどうか不安でした。しかし、自分なりの体当たりで多くのことを学び、経験し、そして語り合える友を得たように思います。 ゼミを通して、経済のことばかりでなく、経済を通して他のあらゆる分野にも興味がいくようになりました。自工班の論文を見れば明らかなのですが、自動車産業を研究して開発を見るときに科学的な知識が必要とされることからも経済は他のさまざまな分野を含んでいることは明らかです。このことからも広い視野が求められるのだということを学びました。 また、少ない人数での活動によりいやがうえにも自分の考えを述べるわけで、自分も以前と比べれば少しは、ものをいえるようになった、そういう実感も得られました。相手に理解してもらうにはもちろん自分が100パーセント以上理解していなければならない、当たり前のことなのですがこのことを本当に痛感しました。だから来年というか今年はこのことを忘れずに実行していきたいと思います。また新学期も、緑の本から始まるわけですが、今年は自分たちがリードしていかなくてはならない立場へと変わりました。新二年生を引っ張っていくにあったって、今までの自分なりの反省点を今後に活かして活発な議論をしていけるように努力していきたいと思います。 最後に、インター大会では自分の担当した箇所ばかりに目をやっていて、他の部分を見失い全体を把握し議論に入っていくということができなかったので、今年のインターは絶対にこの悔しさをはらす場にしたいと思います。去年と同じ事は繰り返さないように頑張ります。 |
まりほ
一年間金融班で学んできて多くのことを学びました。論文作成においてはデータ収集なども含めてワードやエクセルを駆使して文章を推敲していきましたが、自分の担当の部分だけを見ているのではなく全体の構成を見わたす力が大切なのだということを痛感しました。インター大会では根拠を明示しながら自分の意見というものを持つということの大切さを認識させられました。今年は三年生という立場になりますが、さまざまな分野に関してもっと知識をつけていくことの必要性を感じています。 |
こーき
僕は今年一年を通じて『自動車産業の再編』というテーマについて研究しました。他の班と比べて一番身近でわかりやすいテーマだったと思いますが、それでも資料集めやうまくまとめて論文に仕上げる事はとても難しいものでした。自分が担当した新技術開発部門については、新しい情報を集めなければならなかったこともあって大変だったし、先生からはいろいろと指摘され、まだまだ調べなければならない事がたくさんあるのだということを思い知らされました。また、日本語の表現一つにしても、曖昧にしては論文が引き締まらなくなる事を教わりました。 インターではもっと発言して自分の言いたいことを言えたらよかったと少し後悔が残るところもあります。自分の担当の部分だけで手一杯になってしまい、自分達の論文全体を完全に把握しきれなかったのは、先輩に頼っている部分が大きかったからだと思います。インターのように討論できる経験は、ゼミに入ったからこそできる貴重なものだと思うので、来年のインターではもっと自分の意見を積極的に発言できるように今年以上の論文を作り、きちんと全体を把握して望めればと思います。 また、勉強以外の面でもゼミ合宿の打ち上げや、インター後の班での打ち上げなど、ノブさんをはじめとする先輩方のおかげでやり遂げた後の充実感みたいなものを、お酒を交えながら共感できたことがうれしかったです。ゼミに入りたての頃は、ちゃんとついていけるか本当に不安でしたが、最後に自工班のメンバー全員が『この班で勉強してくることができてよかった、楽しかった』と思えたことが一番うれしかったです。 今年はいよいよ自分たちが中心となっていかなくてはならないので不安に思う面もありますが、僕はあまり硬く考えない主義なので、最後にみんな揃って楽しいゼミだったねと言えるようなゼミ作りを目指せればいいんじゃないかと思っています。 |
ちはる
疋田ゼミに入って始めの「日本経済の発展と企業集団」ではついていくのがやっとだったが、先輩方の分かり易く噛み砕いた説明や、本ゼミを補うサブゼミもあり理解もはかどった。夏合宿を経て、インター大会に向けての研究では、総合商社という一つの業界を調べていく上でそこから波及する様々な経済知識が必要なことを実感し、勉強していけたことは今すごく自分にとってプラスになっていると思う。しかし自分の考えを持ってしっかり伝えるという点で、考えが曖昧だったり、言葉足らずだったりしたので今後その点に注意していきたいと思うし、インター大会の際など痛感したが、まだまだ知識不足なので知識をつけていきたいと思う。そして自分がきちんと理解した上で三年生になった際に二年生に対してわかりやすく噛み砕いて説明したり、論文作成や討論をする際に自分の考えをまとめていけるようにしたい。 また疋田ゼミに入って、新しい仲間ができたことや、夜中まで話し合ったゼミ合宿、20周年記念パーティに参加させて頂きOB・OG先輩に卒業後のお話を伺うことができたこと、ブランコさんの講演会など一年生の時には想像もしていなかった日々に今振り返って大変充実感を抱いている。来年もまた充実した日々を送れるよう頑張りたい。 |
あゆみ
疋田ゼミの一員となってから、総合商社班としての論文完成に至るまでの一年間を振り返り、最も強く感じることは知識不足であったということです。普段のゼミ中であろうと、討論会であろうと、積極的に話し合いに参加するにはそれについての知識が必要だということを痛感させられたので、この反省を来年度に活かせるよう、今後いろいろな情報に耳を傾けていきたいと思います。 また、ゼミに入り初めて論文作成というものを経験しました。私は“総合商社の海外事業”を担当したのですが、非常に範囲の広い分野を担当したためその中の何に焦点を当てるか、という方向性がなかなか決まらずに苦労しました。また班員6人の論文を一つの結論に向けて筋を通すことの難しさを知り、グラフ作りに苦戦するなど、何かと勉強することの多い一年でした。 しかしゼミという新しい世界に入り、新しい仲間が増え、論文が完成した時には充実感を味わうことが出来ました。この一年間の経験をいかし、来年度はいろいろなことに疑問を持っていろいろなことを発言していきたいです。 |
みな
この一年間はゼミに入って本当に多くのことを学ぶことができたと思います。最初の頃は、財閥と企業集団に関する文献を読むにも知識が乏しいため苦労し、周りについていくのが精一杯でした。インター大会に向けて論文を作成する際、図書館やメディアライブラリー、自動車図書館等で情報を収集することを覚え、その中で必要な情報をまとめ、なんとか論文の一部分を自分が担当しやり遂げることができて、今現在ほっとしています。しかし、一年を振り返ってみると自分の意見に自信を持って発言することがあまりできなかったので、2002年度は少しでも多くの知識をつけて、もっと積極的にゼミに参加したいと思います。頑張ります。 |
まお
自分はゼミというものを緊張した雰囲気の中でガリガリ研究するものなのかと思って疋田ゼミに入ったのですが、楽しく皆と協力して研究が出来ました。また、グループ内での責任やディスカッションでの発言の仕方などグループ研究の仕方を少し学べたような気がします。 この一年間を二つに分けると、まず、前半はとても難しい文献の輪読をして苦労しました。しかし、企業集団のもととなった財閥の形成から再編まで学ぶことが出来てたくさんの知識を得られたと思います。実は、歴史を見るよりも今の企業集団についてのほうに興味があったのですが、いつも先生がおっしゃるとおりやはり歴史を見て初めて現状をよりわかりやすく理解でき、様々なことを考えながら見ていくことができるということを自分で今回勉強して初めて実感しました。 後半では、自分は情報通信についての国際企業結合を調べましたがやはり、一番大変だったのは地域や企業規模によって様々な提携の形態があるので、「提携」の定義をきめることでした。また、自分が担当したDT・FTは、AT&TやBTとは違い日本の新聞にもあまり取り上げられないこと・どうしても「欧州」というとBTに偏った資料しか載せていないこと・やっと見つけたFTとDTの資料がフランス語とドイツ語であること などの理由からとても資料集めに苦労しました。結局、財務諸表を見て、その企業の業績や今後どのような経営戦略で生き残れるか、またその中で提携は必要か、というところまで研究して結論を出すことは出来ませんでした。今までは去年の基礎演習などで資料が多すぎて情報収集に困ったことなどが多かったけれど、それとは逆に今回は少ない資料をいかに有効に活用するかという点で勉強になったと思います。また、情報通信班は、地域ごとの主要な通信事業者をピックアップして調べたため、最後に全てをつなげてどのような結論を出すかということの議論に時間がかかりました。このように、論文作成での章作りや論文の流れを決めることの重要さを感じました。是非来年度に生かせればと思っています。 このように一年間調べてきましたが、意外と時間は早く過ぎ去ってしまいました。来年度は3年生ということもあり、少しでもゼミの中で充実した研究ができるように努力していきたいと思っています。今年度はとにかく先生が何でも知っていることに驚き通しでした。来年度もお世話になります!! |
よしひで
〜はこうなっているから〜というのは当たり前。じゃあなぜこうなっているかということの探究心に欠けていました。 目先のことにだけとらわれていてまだまだ甘いことが如実にでました、とくにインター大会では。 しかし来年度に向けていい目標ができました。余裕があれば「〜の理論だから」なんて経済学部生らしいことを言ってみたいなぁなんて・・・ |
のぶゆき
ゼミの感想として、先輩や同学年の人たちと仲良くやれて、とても楽しかったですし、充実したと思います。 ただ、自分が一時期(特に後期)だれてしまった事がとても残念です。 また、関東大会の時に、殆ど自分の意見が言えなかったり、勉強不足を痛感しました。このことを今年にいかそうと思います。 今年もご指導の方よろしくお願いします |
てるたか
皆さん、お元気ですか!僕は元気です。この一年間を通して僕自身色々な経験をし、多くを学んだと思っています。学んだと言っても、一概に経済の知識だけということではなく、勉強以外のこと例えば初めの方はディベートの大変さを痛感しました。今までは頭で理解したことを口に出して、人にそのことを理解してもらうという機会があまりなかったため、初めは自分の意見を言うことすら一苦労でした。そのようなことを先輩方は自分の言葉にして知識のない僕たちにわかりやすく説明をしていたなと思うと、改めてすごいなと思います。この文章を先輩たちが後で見るからと思ってこのように書いているつもりはまったくありませんよ(笑)。すべて本心です。シャイなので面と向かって言えないだけなのです。特に三重大学との討論会では先輩が大きく見えました。僕は自分のパートだけでも一杯一杯になっていたのに。 この経験をもとに今年は理解だけでなく、もう少し討論できるような論文を自分自身で作成していきたいなと思います。正直先輩がいなくなるのな寂しいし、うまくやっていけるか自信がありませんが、今の先輩方以上に後輩から頼りにされる、三年生になっていきたいと思います。 今年はゼミ長という大役を任されたので、ノブさんと比較されたら至らない面も多々でてくるとは思いますが、自分なりに一生懸命やりたいと思いますので、先生・皆さんよろしくお願いいたします。 |
あやこ
私の1年間を振り返ると、「頼ってばかり」でした。ただ参考文献、雑誌、資料を読むだけ、先生、先輩方などの話や意見を聞いているだけ、また与えられたものをやって終わりといったように受け身でしかなかったように思います。インター大会では自分の基礎的知識不足を身にしみて感じました。次々に交わされる主張・意見の意味を理解するのに精一杯で、特に相手校は様々な点から主張してきたので混乱に陥ったのが正直なところです。案の定発言することはできず、単なる傍聴者になってしまいました。今自分のやってきたことを思い返すと、反省すべきことしかなくて「恥ずかしい」の一言につきます。 まずは、反省点をもとに、土台となる基礎の基礎からしっかり身につけ、自分なりの見解や意見を、データを提示しながら見いだせるように努力していきたいと思います。 最後になりましたが・・・長いようで短かった金融班の活動で、先生、先輩方にはいつも助けられてきました。本当にありがとうございました。 |