2014年度あとがき

 

      疋田

 

 

 

    2年生

       けんた

前期

 今まで苦手としていた分野ということを言い訳に、ゼミの活動がおろそかになっていた。

 現代日本経済論はやはり難しく、わからないことがわからなかったり、出てくる用語が難解でその都度調べる作業が必要だった。その課題の大変さをクリアできず、結果、知識を有機的に結び付けるどころか自分の中に落とし込むことさえできなかった。前期を通して反省点は多いが自ら課題に取り組む姿勢や文章に関して、問題があることがわかり何を改めるべきか自分を見つめ直すことができた。このことが前期で私が得た教訓である。

後期

 自分が何に興味があるのか、ある程度形にするまで時間がかかった。さらに、普段の授業に追われて論文作成にも時間がかかった。テーマを設定したは良いものの予備知識が全くなく、データも何をどこから参照したら良いのか最後までわからず、論文作成は難航に難航を極めた。結局、最後まで自分が納得いく論文が製作できたかと聞かれると返答に困るものになってしまった。この反省を個人論文にいかせるようゼミに挑んでいこうと思う。

 

       こうせい

 今年度の共同研究を通して自らの調査能力と読解力ななさを感じた。論文を書くにあたってかなりの知識とそれを統合する力が必要であるが自分には欠如していたと思う。共同で研究・執筆することの難しさも感じた。各々が持ち合わせている知識や論文の全体像の共有ができていなっかたと思う。

 自ら調べ、論拠を探し執筆していく過程で自分に足りていない部分を見つけることができた。自分には絶対的に知識量が足りず討論する上でもかなり偏った意見をしてしまった。来年度は論文に担当分野の情報収集はもちろんだが総合的に知識量を増やし執筆にあたりたい。

 

       じゅんや

 自分にとって、疋田ゼミ一年目は多くの反省点が残るものとなった。

 前期の「現代日本経済論」の輪読では、予習で知らないフレーズを調べ、授業で復習というサイクルに苦戦し、自分の日本経済に対する知識量のなさを痛感しました。ただ、自分が苦手とし学習することを避けていた日本経済の変遷という分野に取り組み、輪読を重ねたことで、今までにはなかった視野で今の経済を見ることができるようになったとも感じた。

 後期は、インター大会に参加し、大会を通じて、自分の考えていることを論理立て、相手に伝える能力の乏しさを実感した。かつ、論文構成の途中でも、自分の求めているデータがなかなか見つからなく、論文作成が円滑に進まず苦戦が続いた。

 来年は今年の反省点を生かし、より良い輪読作業、卒論構成ができるように精進していきたい。

 

       ゆか

 私は第2期第2次の選考で入ゼミしました。募集枠1人中応募者3人であったにも関わらず、疋田先生の優しさで入ることができました。ありがとうございます。にもかかわらず、先生からのメールに気づかず、入ゼミからわずか1週間で除籍警告を受けることとなりました。その節は申し訳ありませんでした。この経験から、周囲からの情報に敏感になるべきであることを学びました。

 前期の輪読では、文章読解力・文章作成力・知識など、輪読するうえで必要な力が0であったため、先生・班の方々に大変なご迷惑をおかけしました。しかしこの代償は大きく、戦後の日本が行ってきた様々な政策や世界情勢についての知識を得ることができました。知識面以外でも、スペルミスを減らしたり、レジュメを作るにあたっての工夫といった技術面も向上することができました。

 後期の共同研究では、データ資料の重要性を感じました。以前は文献による情報収集とその要約のみで論文の作成を行っていましたが、共同研究を通して、自分で数値等を調べ、分析し、結果を文章で示すことが多く、大切さとその難しさを痛感しました。また脚注の挿入の仕方や図表番号のつけ方など、論文を書く上で基礎である知識もなく、改めて学ぶことができました。

 インター大会本番では、自分の意見を積極的に言うことができたものの、内容をまとめずに言葉を発してしまうことが多く、相手に正しく伝えることができなかったことが反省点です。今年度のゼミでは知識をつけることが中心となりましたが、来年度はこの経験を生かし、言葉をまとめつつ発言できるよう努めたいと思います。

 そして先生、ご退職おめでとうございます。来年度・再来年度もよろしくお願いします。

 

       こうすけ

 2期2次の募集で面接を受けて入ることができました。こんな自分を拾ってくれて疋田先生には本当に感謝しています。日本経済という研究テーマに対して最初はアプローチが難しかったが、現代日本経済論を輪読していくにつれて、日本経済に対する知識や理解が身についていったと思う。ただ、毎週の課題に追われ予習復習が十分ではなかったため、来年度さらに理解を深めていきたい。また共同研究では、自ら学んでいく主体性などの反省すべき点があり、今後活かしていきたいと思う。

 

       ようすけ

 一年間を通して、決められた範囲の予習や積極性を持って議論に参加するなど、当たり前のことをしなければ、吸収できるものは少なく非常に効率の悪いものになるということを痛感した。また輪読、共同研究は難易度も高く挫折しそうになったが、あたたかい周りの同期や先輩、先生の助けもあって何とかこなすことができた。来年はもっと学べるものが多くなるように工夫していきたい。お疲れ様でした。

 

       りょうへい

 前期は「現代日本経済論」の輪読を行った。個人カードや論点メモ、発表用レジュメの作成などの作業に毎週追われ、瞬く間に前期が終わってしまった。共同論文の作成を行った後期では私は以前から興味のあったタックスヘイブンについての箇所を執筆した。一つの言葉であっても各々の理解の違いや、書きたいことのイメージの違いなど、複数の人で論文を書くことの難しさを痛感した。インター大会においては自らの知識不足を感じることが多々あり、それらの反省をふまえて来年度のゼミに臨みたい。

 

       えりこ

 前期の輪読では、自らの知識の至らなさを痛感し、各テーマに関する準備不足に悔しい思いをすることが多々ありました。先輩方に頼ることも多く、受け身な姿勢であったように思います。しかしながら、章が進んでゆくにつれ、積極的に文書を読む姿勢が身についていったように感じます。

 後期の共同研究では、多国籍企業を大テーマに研究を行い、特にバングラディシュに焦点を当てて労働問題の考察を行いました。前期とは異なり、様々な資料やデータを基にして研究を進めることで、自身の文書能力・情報処理能力の向上につなげることができたと思います。しかしながら、後期を通じた活動の中で、また新たな課題が出てきているため、今後とも努力を継続していきたく思います。

 

       ともみ

 入ゼミの選考面接の時に疋田先生から論文の書き方の指摘をされ、その時の先生がとても怖かったことを覚えています。ゼミに前期の輪読では読むのが精一杯で内容の理解はゼミ中に何とかついていくという状態でした。実際、自分の知識のなさやレジュメ・個人カードの作り方の甘さなどを思い知らされました。後期に入って共同研究が始まり、B班の中でもなかなか発言ができず悩むことも多かったのですが、その中でも自分ができることを探して行動するということができたことが良かったと思います。また、討論大会当日は自分の発言がまとまっていないうちに発言してしまい、全体の議論がわからなくなってしまったのは反省点として来年度に生かしていきたいと思います。

 今年1年間で自分の甘さ・努力の足りなさを痛感させられました。来年度はこういった反省を生かして活動をより実のあるものにしていきたいと思います。

 

       さとし

 自分は一年間の疋田ゼミナールの学習を通して、論文を書く難しさを感じました。それは細かい日本語の表現であったり、論理の整合性であったり、論文の構成を考えることです。ゼミに入るまでは気づきもしなかった自分が書く文章の甘さを先生や先輩に指摘されるたびに一つの文章を書くこと、自分の考えを他者に伝えることの難しさを感じました。

 来年度は卒論も書き始めるということで自分が調べたこと、伝えたいことを伝えられる文章を書けるように頑張りたいと思います。

 

       さき

 疋田ゼミに入る前や、入ってから輪読を始めた最初のころは、何のために歴史を学ばなければいけないのか、生活に具体的にどのように生かせるのか、理解しないまま取り組んでいました。輪読を進めていく中で、戦後の歴史の中で何が起きたのか、またそれが現在の経済システムや世界情勢にどのように影響しているのかなどの結びつきが見えるようになってきました。議論のなかでは、知識や理解が追いついていないことばかりだったので、来年度には本の中の歴史を、私たちが生きる今、そして未来とつなげながら発展的な議論ができるように努力します。

 共同研究ではとても悔しい思いをしました。研究をしていく中で、今後自分がどのような世界を目指したいのかを経済の領域を超えて考えることができました。しかし、論文をもとに討論するインター大会では、思っていることを他人に正確に伝えるということが存分にできませんでした。自分の考えやその論理を上手に言葉にして相手に伝えることのむずかしさを感じると同時に、相手の意見を踏まえると自分の考えに数えきれないほど穴があったことに気づかされました。

 来年度はより豊かな世界を築くために経済という面からどのようなことができるのか、博識な疋田先生と、率直に意見をぶつけ合える仲間がいるゼミナールという環境もうまく使って考えを深めていきたいです。

 

       あきひで

 私はこのゼミに入る際、面接で成績表を忘れ、論文も評価されなかったが、無事ゼミの一員になれた。それと同時にゼミで先輩方についていけるか不安だった。前期では輪読を行い、日本経済について先生や先輩に教えていただきながら、なんとかこなしていた。後期では共同論文ということで自主的に本を読み、研究を重ねた。前期では、受動的な研究姿勢であったが、後期では能動的に研究をできたことがこの1年間で最も大きな成長であったように思う。しかし、共同論文の出来としてはまだまだ自分の知識不足や研究の仕方に問題があったようにも思う。来年は更なる成長をできるよう、ゼミ活動に励みたい。

 

 

    3年生

       としのぶ

 先輩が引退し僕らに後輩ができるとうことで、4月からやたらと気合が入りました。貴文、横地と共に今後についてケンタッキーの二階で密かに会議をして今後の方針を決め、志を胸に輪読を行った。2年の時も感じていた「伝える難しさ」は今年も痛感した。頭でイメージはできていても、言葉でそのイメージを伝えることができない。それが自分の理解の甘さであることに気づいた。鬼怒川での春合宿では夜の一杯を糧にして尽力した。

 共同論文ではC班の班長を務め、自由奔放なメンバーを無理にまとめることなく、自由に論文を進めた。柔軟な発想を持つメンバーは構想段階で様々なアイデアを出し、面白い論文の完成を予期したが、夏合宿で論文の方向性全体を変更するという事態を招いたり、各章のつながりを見出せなかったり問題が発生した。大会でも相手校との論題の摺合せに苦労した。このような障害をなんとか乗り越え、論文を完成させることができた。論文作成の班長として役割を十分に果たせたとは言い切れないが、自分なりに班を引っ張れたと思う。

 来年から卒業論文ゼミになり、今度は共同作成ではなく、自分一人で執筆しなければない。就職活動、単位取得という難関を乗り越え卒論を完成させ、もう一度安堵したい。

 

       ゆみ

 前期は昨年と同様の『現代日本経済論』を輪読し、まだまだ不足した知識が多いですが、2年次よりは理解を深められたと思います。後期では、ゼミ全体で多国籍企業、班では総合商社を取り上げて共同論文の作成、討論大会に参加しました。1年を通して、自分がいかに時間の使い方が下手か、改めて反省させられました。もっと毎日の時間をうまく使えば、輪読のテキストや、共同研究の参考文献など、もっと読み込めたであろう、自分の考えを他の人の考えを踏まえてよく考えられたであろう、討論大会に向けて自分の準備、後輩へのアドバイスももっとできたであろう、と思います。後輩に的確に教えてあげられたかどうかを考えると自信はなく、自分が2年生の時の先輩方はもっと頼りがいがあったと、先輩方への感謝を改めてすると同時に大変情けなく、反省点の多い1年となりました。ゼミ長の役職をしっかり全うできなかったように思い、先生はじめ、みなさんに迷惑をたくさんかけたと思うと、本当に申し訳ないです、ありがとうございました。1年をよく振り返り、反省点を今後の様々な面で活かしていけるようにしたいです。また、4年次では、大学生活最後の1年間、就職活動、ゼミでの卒業論文執筆を中心とした学業、後悔の無いよう、努めたいと思います。

 

       もえこ

 前期の基礎文献輪読では、文献の内容を理解するだけでなくどのように説明をするかということまで考えなくてはならず、前年度よりも大変な思いをしました。自分自身で理解したつもりになっていても、いざ説明するとなると適当な言葉が思いつかず、他の3年生に助けてもらうこともありました。事前に図を用意するなど、もっとしっかり準備をして臨むこともできたのではないかと反省しています。しかし、前年度は受け身になっていた議論に積極的に取り組むことができ、前年度の反省点は活かせたのではないかと思います。

 後期の共同研究では、まず論文をどのように構成していくかということに悩まされました。主に2つのテーマを扱うことになり、それらをどのように関連付けていくかということがなかなか定まりませんでした。そのうえ討論大会で新たに別のテーマに取り組まなければならなくなり、一時はどうなるかと思いましたが、論文を作成するにあたってテーマ設定はとても重要だと実感できる良い機会になりました。討論大会では、準備不足ではありましたが、班員全員が堂々と主張を述べることができていたのではないかと思います。

 この2年間、とても充実したゼミ活動を送ることができました。ゼミの先輩、同期、後輩、そして疋田先生にはとても感謝しています。ありがとうございました。このゼミ活動で培った経験を、卒論作成だけでなく今後にも活かしていきたいです。

 

       まほ

 今年1年のゼミ活動を通して感じたのは、物事の説明するときや自分の考えを伝えるためには正確な言葉の選択、本質的な理解が不可欠である、ということです。前期の輪読では、物事を独立してでしか理解できなかった昨年に比べ、今年は全体的な流れをつかみ、様々な方向から理解できたことはよかったと思います。しかし、頭の中では理解していることを人に実際に伝えるとなると混乱することも多々あり、本質的にはわかってないのではないか、理解したつもりでいたのではないかと思うことが何度もありました。後期の共同論文では、討論大会において積極的な議論に貢献できなかったことが反省点です。特に、この話題なら去年の共同論文で得た知識が生かせる、とわかっていても、頭の中でまとまらず、結果的に不発に終わったのが一番悔しかったです。

 今後の就活や卒論執筆では正確な理解に努め、後悔のないように頑張っていきたいです。

 

       みゆ

 今年度は教わる立場から教える立場となり、これまで以上に内容の理解力と説明能力が必要でした。そのため前期の輪読では予習復習に力を入れ、わからない点は他の文献等も利用して理解を深めるよう心がけました。しかし、自分の努力が足らず、準備が不十分な状態でゼミに臨んでしまうことも何度かあり、先生や同じ班の3年生に助けてもらうことが多かったことは反省点です。

 後期の共同研究では、去年の反省を生かし、自分の意見をまとめ相手に分かりやすく伝えることを意識しました。個人的には興味のあった労働問題について研究できたので良かったです。また、研究テーマに多少の違いがあっても柔軟に物事を考えて共通点を見つけ、活発な討論につなげる必要があったとインター大会を終えて反省すると同時に悔しく思いました。

 今回の反省や2年間で学んだことは今後の卒業論文作成はもちろん残りの学生生活や就職活動にも活かしていきたいと思います。

 

       りさ

 今年は後輩も入ってきたのでしっかりリードできるような先輩でありたいと考えていましたが、自分の勉強不足や知識不足で至らないところばかりでした。その中で唯一後輩や周りに示せていたことは、締め切りを守るということです。どうしてもやってくるべきことをやれず提出していない人もいましたが、それを改善したく、連絡でのリマインドや、まずは自分がきちんと守るということからアプローチしました。後輩に響いていたかはわかりませんが、今後の社会で仕事を皆と成し遂げていくうえでの重要な点だと思うので今後とも意識していきたいと思います。

 また、去年に引き続きインター大会に出られなくてとても残念でした。体調不良の私を病院まで連れて行ってくれた疋田先生や、気にかけてくれた同期や後輩にとても感謝しています。とても楽しいゼミ生活でした。ありがとうございました!

 

       なつみ

 前期の輪読では教える立場となり、先輩方のように分かりやすく正確に伝えられるかどうか不安でした。実際、知識の面で他の3年生に頼ってしまったという反省点がありますが、一つひとつの事象よりも全体の繋がりに目を向けることができた点はよかったと思います。また、2年生のするどい論点による新たな気付きがあり、より発展的な学習をすることができました。

 後期の共同論文では、常に全員が参加できる雰囲気を心がけていました。構成の面で少し悩んだこともありましたが、比較的スムーズに論文を完成できたので、そこから発展し、もっと自分たちの主張を突き詰める作業ができればよかったかなと感じています。討論本番では、他大学のテーマとの共通点を見つける広い視野を持つこと、事例をただ調べて並べるのではなく、深堀りして一般化し考察へ繋げてゆくことの大切さを学びました。また、自分たちの考えを正確に伝えることの難しさを改めて実感しました。

 全体を通して、人に伝えるには表面的ではない深い理解が必要であることを再認識した1年でした。このゼミで学んだ、根拠を示す、「なぜ」を突き詰めて本質を掴む、ということをぜひ今後に生かしていきたいと考えています。

 2年間のゼミ生活の中で、知識だけではないたくさんのものを得ることができました。疋田先生、先輩方、同期、後輩のみなさん、本当にありがとうございました!

 

       あすみ

 前期に取り組んだ輪読は、2回目であったにも関わらず非常に苦労をしました。1年ぶりで忘れていた知識を再確認し、昨年先輩方にどのように教わったかを思い出しながら、後輩が理解できるように教えるという作業は毎週、多くの準備時間を要しました。前期はハードでしたが、『現代日本経済論』で学んだことは、他の授業の勉強にも大いに生きたため、有意義な学びであったなと思います。そして、昨年わかりやすく説明をしてくださった、はしけんさんやゆりあさん、ちはるさん、ゆうきさんの偉大さに改めて気づかされました。

 後期に取り組んだ共同論文では、昨年積極的に発言できなかった反省を生かし、主体的に取り組んでいくことを目標としました。自分の好きなファッションの経営の裏側について内容で、意欲的に取り組むことができました。ただ、研究不足で根拠に基づく発言をすることができなかったことが反省点です。

 今後、2学年で活動できないことが残念ですが、新3年生には結束力とオンオフの切り替えの上手さを生かして楽しく活動して欲しいです。最後になりましたが、疋田先生、今年もありがとうございました。

 

       はるか

 前期の輪読では、昨年理解していたと思っていた部分も新たな視点から気づかされたこともあり、より理解を深められたと思う。

 後期の共同論文では、私にとって普段難しくて触れられないような分野についてみた。自分の基礎知識や現状把握が十分にできていなく、そこで時間がかかってしまったことが反省点の一つである。また、それにより研究に十分な時間が割くことができず、事実の裏付けなどが納得いくもではなくなってしまったことが心残りである。反省点も多く挙げられるが、同学年・2年生が頑張ってくれたおかげで自分たちが目指していた論文に近づけたと思う。

 一年間を通して、3年生として積極的な発言や班を引っ張っていくことはできなかったけれど、とても楽しく思い出深いゼミの時間となった。ここで学んできたことを活かしていきたいと思う。最後に、疋田先生・3年生・二年生の皆さんありがとうございました。

 

       えみ

 今年は後輩が入ってきて、もっと頑張らなきゃと思う日々でした。輪読では私自身もちゃんと理解できていなかった部分もあって、上手く後輩に教えられなかったり、共同研究でも躓くことが多く、夏合宿で論文構成を全部変えたりと後輩たちにも大変な思いをさせてしまい、先輩として至らない部分が見えてきて、次はもっとこうしようと反省ばかりでした。そんな中でも去年よりは積極的に議論に参加したり意見を言ったり、要領よく論点メモなどの課題をこなせるようになったことは、成長した部分だと思っています。

 また何よりも最後までやり切れたのは、先生のご指導をはじめ、同期の仲間に色々な面で助けてもらい、優秀な後輩たちがいてくれたおかげだと思っています。1年間楽しくゼミに参加できてよかったです。ありがとうございました。

 

       あみ

 前期の輪読では、昨年の反省点を活かして、読み込みに時間を掛けて一つ一つ丁寧に理解することに努めました。しかし、教えるということを通じて、自分の理解が甘い部分に気づかされました。同期や後輩との議論を通じて、知識を深めることができ、有意義な時間が過ごせたと思っています。

 後期の共同論文では、論文構成をしっかりと練ることで、スムーズに執筆活動に入ることが出来ました。二年生が少ない班ということで、二年生も積極的に意見を出せる場になるように意識しました。インター大会では、他大学との論点のすり合わせが上手くいかず、納得いくような議論にならなかったのが残念でした。

 全体の反省点として、少し主体性に欠けてしまったという点があります。個人の活動としての予習や執筆は、昨年以上に力を入れられたと思います。しかし、積極的に進めてくれる同期に任せてしまう部分がるあり、主体性が足りなかったと反省しています。

 この主体性という課題に気づけたことを、今後の大学生活にも活かしていきたいです。

 

       ゆういちろう

 前期の「日本経済論」の輪読、後期の共同研究を通じて知識は、勿論のこと、組織で活動する意味を理解できた。初めてのゼミナール活動で慣れないこともあったが、1年間活動できたことに達成感がある。特に前期の「日本経済論」の輪読は、辛かったが、貴重な経験を仲間とすることができた。共に活動してきた仲間、指導して頂いた疋田教授に感謝すると共に今後の糧にしていきたい。

 また活動を通じて学んだことは多くあるので、自分自身の貯えにして、様々なことに還元していけるようにしたい。

 

       たかのぶ

 3年次からゼミに入ったので、前期の輪読では、他の3年生と比べても知識が乏しく、議論にもなかなかついていけない日々が続きました。さらにレジュメやまとめの作成に非常に苦労をしました。しかしゼミを通して知らないことが知れたこと、まとめる力がついたことといった、成長を実感することができました。後期の共同論文では決められたテーマではなく、ゼミ生でテーマ設定を行ったので学ぶ楽しさを実感することができました。この1年、初めてのゼミで多く反省することもありましたが、よいメンバーにもめぐり会えて充実したゼミ活動がおくれました。就活や卒業論文にうまく活かしていきたいと思います。