サイバーアジア〜ホームページ紹介(11)〜

検索エンジン利用例

 前回ホームページで「調べられないことはない」と書いたが、具体例を上げよう。
 テレビのアジア情報番組でネパールロケの回を見て興味を持った。もっとくわしいことを知りたいし、できれば旅行にも行きたい。ビジネスチャンスについても当たりをつけておきたい。検索エンジンページで率直に「ネパール」と、キーワード検索する。個人の旅行体験記などが多いが、中に日本ネパール協会(日本語)というのを見つける。日本マレイシア協会や日本ラオス協会など、日本とアジアの友好団体は多々あれど、日本ネパール協会はホームページも充実している。基本統計など国情報は日本語で手に入った。さらにこうしたテーマをしぼったホームページの中には、リンク集がついていることが多い。リンク先の簡単な紹介が付されていれば無駄なアクセスも省ける。仮にサーバが移動していて「forbidden」などのメッセージが表示されても、団体名、ページ名がわかっているから検索エンジンにかければ移転先が見つかる可能性は高い。ネパール協会ホームページのリンクページでNepal Home Page(英語)を見つけてアクセスする。政治、経済、文化、ほとんどの情報はこれで間に合ってしまうが、観光情報が物足りない。Nepal Home Pageを紹介してくれているページ、という欄にオーストラリアの詳細旅行書トラベルサバイバルキットの版元ロンリープラネット社(英語)へのリンクを見つける。早速アクセスしてみると宿泊食事情報の他、市街図まで手に入ってしまった。
 次回はより的確なサーチを可能にするアジアの検索エンジンページについて紹介する。

(初出:『アジアクラブマンスリー』アジアクラブ、1998.6)