第1回 ガイダンス (09/21/2001, 8402教室)
講義内容
授業の目的
- インターネット上のアジア情報にアクセスするためのノウハウを身に付けること
- 学んだ知識や技術を用いて検索・収集・整理した情報に新たな情報を付け加えてレポートやホームページの形で発信すること
受講について
中国語に対する興味があれば、現時点でコンピュータやインターネットについての知識が無くても受講に問題はありません。この授業は少人数で行われるので、理解度がさまざまな受講生に柔軟に対応できます。授業のほか、メーリングリストでも質問してください。なお、授業ではピンイン入力の簡体字中国語を扱います。
授業予定
- Webページ閲覧、作成、公開
- 中国語のWebページを正しく表示させる方法とブラウザでの中国語入力方法を覚え、中国の検索エンジンを利用して情報収集を行う。また、Webの仕組みを学んでページを作成しV-Campus上に公開する。
- 電子メール送受信
- 中国語で電子メールの送受信を出来るようにする。さらに、中国・寧波にある浙江万里学院の日本語学科1年生と文通をする。
- ソフトウェア試用
- オムロンソフトウェア株式会社の中国語入力・辞書・学習統合ソフト「楽々中国語」の最新版をモニターする。
- 中国語ソフトウェアの利用
- 中国で購入したソフトやコンピュータによる中国語学習のためのソフト、中国が国家政策として利用を推進している中国語Linuxについても触れたい。
- ユニコードについての解説
- 各国語の文字を1種類の文字コードの中に含めた、ユニコードの意義や問題点を学ぶ。
授業で扱う実用的知識
中国語情報処理は何度もおいしい
日本語版Windowsで中国語のWeb閲覧やメール送受信をするときは、Microsoft社のWebサイトから
「Microsoft Global IME 5.02 for Chinese (Simplified) - with Language Pack」
(「Office XP」がインストールされているマシンでは「Office XP Tool: Global IME (Simplified Chinese)」)
という無償の中国語表示・入力システムをダウンロードしてマシンにインストールし、中国語環境をつくります。
この方法は他の言語でも同じです。
つまり、日本語の使えない環境、例えば中国のインターネットカフェで日本語を使いたい場合にも応用できます。
インストールするソフトが日本語用になるだけで、手順に変わりはありません。
文字化けなんてこわくない
Webページの(HTMLの)ヘッダに
<meta http-equiv="content-type" content="text/html;charset=gb2312">
という記述があれば、簡体字中国語のページであることをブラウザが自動的に判別できるため、
中国語環境のあるマシンでは文字化けせずに正しく表示されます。
簡体字中国語のフォントがインストールされているマシンでページが文字化けした場合は、
「Internet Explorer」ならば、[表示]-[エンコード]-[簡体字中国語(GB2312)]という操作で正しい表示にすることができます。
成績評価課題
Webを検索して自分が興味あるテーマの中国語ページを見つけ、そのページへのリンクと内容紹介を含む自分のWebページを作成・公開する。
実習
- 履修者用メーリングリストへの登録
- 「Microsoft Word」上で「Global IME」を使う
- 中国語のWebページを見る
課題
- コンピュータ室マシンのアカウントとV-Campusのメールアカウントを取得・確認する
- 履修者用メーリングリストへの登録
参考リンク
- 授業用サイト
- http://www.rikkyo.ne.jp/univ/masutani/diannao/diannao.html
- 「Global IME」ダウンロードページ
- http://www.microsoft.com/msdownload/iebuild/ime5_win32/en/ime5_win32.htm
- 「楽々中国語」製品情報
- http://www.omronsoft.co.jp/SP/win/raku2c/index.html
1000コマプロジェクト「中国語情報処理」index