第5回 中国語Webページ作成、ファイル転送 (10/26/2001, 8401教室)
講義内容
電子文書の一例「PDF」
- 前回授業時に印刷した「初めてのホームページ作成マニュアル」はPDF(Portable Document Format)形式の電子文書
- 「Adobe Acrobat Reader」というソフトを用いて、OSによらず同じレイアウトで見られる
- 多言語を扱うことができ、適切な言語キットがインストールされている環境ならば、文書中の中国語(簡体字、繁体字)、韓国語、日本語を表示、印刷できる
- 上記の言語に対応していないOS向けに、アジアフォントパックがAdobe社のサイトで配布されている
Webページ作成、ファイル転送の基礎知識
拡張子について
- ファイルの種類を区別するためにファイル名の後についている英数字。
- Windowsの初期設定では表示されない。
- ウィンドウ上部の[表示]-[オプション]-[表示]にある、「登録されているファイルの拡張子は表示しない」設定を解除すると見られる。
テキストファイル(.txt)
- どのような環境でも表示、編集できる。
- 独自形式のファイルと異なり、アプリケーションに依存しない。
- 作成されてから年月の経過したファイルでも見ることができる。
- 日本で作ったファイルを中国でも見られる。
- Webページ(HTMLファイル)もテキスト形式。
ファイル転送前、転送後の違い
- コンピュータ教室で「index.html」というファイルを作った(転送前)
- ファイルはインターネットからアクセスできないコンピュータの中にある→外部から見られない
- サーバにアップロードした(転送後)
- ファイルをインターネット上のコンピュータへコピーした→外部から見られる
ファイル転送の手順
- 「FFFTP」を起動し、ホスト名(www.rikkyo.ne.jp)、ユーザ名(学生番号)、パスワード(メール送受信時のもの)を入力する。
- FFFTPウィンドウの左側に転送する「index.html」、右側にWebサーバ上の「public_html」ディレクトリが表示されていることを確認する。
- 転送するファイルを右側のウィンドウへドラッグアンドドロップする。
- WWWブラウザで「http://www.rikkyo.ne.jp/~(学生番号)/」にアクセスし、転送したページが表示されることを確認する。
ファイル転送の応用
サーバへのファイル転送はサーバ上にファイルをコピーすることであり、ファイルをバックアップすることと同じである。
課題進行状況確認
Webページ作成について、各受講生の作業が下記のどの段階まで進んでいるかの確認。
- index.htmlを作成
- ファイル転送
- ページの表示確認
購読[『月刊しにか』2001年5月号 pp22-25]
Q:いまマックOS8を使っています。現行の9、またはこれから出る予定の最新版Xに乗り換えた方がいいでしょうか?
Aの要点
- Mac OS Xへの乗り換えはすべきか
中国語を使うことを優先して考えるのであれば、現時点ではOSXへのバージョンアップは急がないほうがいいでしょう。
[p23より引用]
- Mac OS 9はどうか
安定したシステムをつくるためのマックOSのアップグレードの目安は、マック本体の購入時に付属していたバージョンのすぐ後で発売された汎用のパッケージ版を購入してインストールすることです。
[p23より引用]
- 「試してみてもよいのでは」程度だと考えられる。
ワンポイントアドバイスの要点
Mac OS 8.6より前のMac OSでは「Language Kit」が別売になっていたが、現在は発売されていないため手に入らない。従って、中国語を使いたいのであればMac OS 8.6以降が必要になる。すでに中国語が使え、システムが安定しているのならば、それより後のOSに乗り換える必要はない。
Q:ランゲージ・キットのインストールの方法がよくわかりません。また、マックで使える市販の中国語IMEはありますか?
Aの要点
- ランゲージ・キットのインストールについての説明(最初の3段落)
- Macで使える市販の中国語IME「ボポモフォ(BOPOMOFO)」の紹介(次の2段落)
ワンポイントアドバイスの要点
Mac OS 8.06から9.04までのLanguage Kitでは、OSのインストール後さらにフォントのインストールを行う必要がある。
先生の補足
- WindowsとMacintoshの違い
- Windows
- ハードとソフトを作っている会社が違う→仲立ち(デバイスドライバ)が必要
- Mac OS
- ハードもソフトもアップルコンピュータが作っている→ハードとソフトの連携に優れている
これらの違いが中国語環境構築の難易度にあらわれている。
連絡事項
- V-Campusイントラアクセス試験運用開始
- イントラネットとは
- 特定の人のみに公開すべき情報があるネットワーク
- 認証を通過した場合だけ閲覧できる「どこでも見られるが誰でもは見られない」場所
- サービス内容
- V-Campusのイントラネットエリアを立教LAN以外からも閲覧できる
- 認証にV-Campusログイン用のID、パスワードを用いる
- 補足
- IDやパスワードの重要性がさらに高まる。これらの管理に気をつけること。
- パスワードを忘れた場合はメディアセンターに申し出て再発行を受けること。
参考リンク
- V-Campusイントラアクセス試験運用開始
- (URLの表示は省略)
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