
[解説]
1.操り参画・・・「欺き参画」ともいう。取材などで画面に子どもの絵が欲しいために、子どもをお菓子でつって画面に登場させ、視聴者には「子どもも参加していますよ」というメッセージを送るような場合。
2.お飾り参画・・・子どもをだましてはいないが、子ども自身は意味を分かっていない場合。デモ行進などで子どもに「原発反対」と書いたTシャツを着せているような場合。
3.形式的参画・・・「子ども議会」などでよくあるケース。子どもに市長に質問させる。しかし、質問項目のシナリオが与えられていて、事後もそのことを取り上げないような場合。
以上、1〜3は子どもが十分意味を分かって参画していないので、参画とはいえない。
4.与えられた役割の内容を認識した上での参画・・・そのプログラムについて意見を言ったり決定に参加することはできないが、ともかく何のためにやっているかは子どもは分かっている。学校が行う街頭募金活動などによく見られる。また、子ども歌舞伎などの伝統行事にもよくあるケース。
5.大人主導で子どもの意見提供ある参画・・・子どもは少なくとも意見をいうことはできる。決定権は大人が握っている場合。
6.大人主導で意思決定に子どもも参画・・・子どもは意見を言い、最終的な決定を大人と子どもと共同で行うケース。
7.子ども主導の活動・・・子どもが企画し、運営し、評価をする。学園祭などの出し物ではこのケースがよく見られる。子どもの普段の遊びはほとんどがこれに相当する。
8.子ども主導の活動に大人も巻き込む・・・学園祭で子どもたちが寸劇を作り、ある場面に先生にも出てもらうようなケース。ハートの参画論は、子ども主導の活動よりも、大人を巻き込む活動を上位に置いていることに特徴がある。
ハートは8段階目をめざして欲しいが、ケースによって4以上であればよい、とも言っている。3以下の「非参加」は絶対に避ける必要がある。