2000年度 卒業論文一覧

   学生番号順(五十音順)です。
   要約は本人から寄せられたもののみ挙げています。
   実物は研究室にあります(基本的に閲覧は自由とします)



  岩崎 司郎
   インターネット利用によるバリアフリーの可能性をさぐる

  梶原 綾子
電子メディアを利用したコミュニケーションと自己開示について
   -若者の対人コミュニケーションからの考察―

  金田 真由
通信メディア
   -普及の理由とその役割-

  酒井 信一郎
うたと国家主義 -その「意識」と分析-
後年の唱歌制作の指針となった『幼年唱歌』(1900〔明治33〕年)をもとに,西島央による仮説――「ネーション意識」と「カントリー意識」の二側面から形成されるナショナル・アイデンティティ――を検証しつつその射程をさぐる.共同体の文化的様式である「カントリー意識」は,やがて共有されてしかるべき「日本人の条件」として国民一体性の「ネーション意識」へと接続され,双方の「意識」を媒介する役割をはたす.

  坂本 梓
「街」の広告化
  -ユニクロの流行から学ぶ―

  指田 智宏
2000年選挙と政治権力の動態 -権力の言説をめぐって―
本論文では、2000年6月に行われた総選挙を通して、(狭義の)日本政治を社会現象の一と捉え、立法府・行政府という「権力」の動きと有権者の投票行動について、既存の社会学・社会心理学モデルを視野に入れつつ考察した。その中で、現行選挙制度下の投票行動では第3の投票行動モデルである「個人投票」の傾向が強いことなどが示された。ただし、社会階層論などの考察に入る前に締切りを迎えたため、結果として政治過程論の論文になったことは否めない。
*なお、メディア関係の論文が多い中で、政治社会学の論文も是永ゼミで指導していただくことができた。これは、是永ゼミの間口の大きさを示すものと言えよう。

  佐藤 建夫
買い物行動における意思決定 ー買いものリーダーの行動力ー
日頃誰もが行っているといえる買いもの行動。商品を購入すると決定する際に最も影響力があるのが、CMではなく「口コミ」である仮定した。そして、この仮定が事実であるのかを文献調査を通じで明らかにすることにより、口コミというものがいかなる場面で起こりうるのか、起こりやすいのか、はたまた、どのような年齢層に最もたくさん見られるのかというヒントを得ることができた。これによって、オピニオンリーダーという存在が口コミの発信者であることを把握した。実際に社会コミュニティに入り込んで話しを聞いた結果、口コミの流れを突き止め、影響の仕方、現代におけるオピニオンリーダーについて自分の結論を書いた。

  地引 謙介
消費社会と広告

  下垣内 朋子
現代社会における幼児虐待
   -相互行為としての幼児虐待を考える-

  瑞慶覧 佳代子
アイデンティティと「らしさ」のコミュニケーション
   ―自閉症の人々の表現とコミュニケーション障害―

  鈴木 公平
インターネットと流言
   ―個人による情報チャネルの革新―

  鍔 智之
デジタル・デバイドと情報リテラシー

  橋本 聡子
テレビ視聴形態の変容
    ―インターネットの普及と連動して―

  光永 綾
  17歳の犯罪から見るメディアの影響力


以上 14名



 

立教大学 社会学部 是永論研究所