立教大学「ツバル支援プロジェクト」がスタート
〜イエレミア首相、ツバル支援を訴える〜
ツバル国の首都があるフナフチ環礁
地球温暖化による海面上昇の影響で、
「50年後には海に沈んでしまう」と危
惧されている南太平洋の島国「ツバル」。
その小国の首相兼外相を務めるアピサ
イ・イエレミア氏が2007年12月7日、
環境教育にも力を注いできた立教大学
を訪れ、池袋キャンパス内の太刀川記
念館での講演で「先進国をはじめとす
る国々の協力で、私たちの国を水没の
危機から守ってほしい」と訴えられました。
ツバルは南太平洋の西端にあり、フィジーと赤道との間に位置
する。全体が大きな島ではなく、9つの環礁が点在する島国で、
島の総面積は東京都の品川区とほぼ同じ。人口は約1万人。サン
ゴ礁だけで出来た非常に海抜の低いツバルは、海抜が平均で1. 5
メートル、最高でも5メートルほど。近年、温暖化の影響による
海面上昇に伴う浸水で、塩害や水資源の汚染など、日常の生活が
脅かされています。また将来的には、海面上昇のために全島から
の避難が余儀なくされ、他国への集団移住も検討されています。
イエレミア首相は、官房長官のパナパシ・ネレソネ氏らを伴い、
12月3日に大分県別府市で初めて開かれた「水サミット」に出席
するために来日。「ツバルと海」と題された立教大学での講演会に
は、政府関係者や有識者、学生など200人あまりが参加し、イエレ
ミア首相をはじめ、同行しているケレソマ・サロア首相秘書官ら
の説明に耳を傾けました。
イエレミア首相は、もっとも豊かな国の消費行動が、遠く離れ
たツバルに影響を与える現実について触れ、「島からなる日本とツ
バルは、お互いを必要としている」と両国の協力関係が今後より
一層深まっていくことに期待。サロア秘書官はツバルの気候変動
の現状について、写真を交えながら解説し、今後さらに深刻化す
る影響についても触れました。
立教大学では、環境省や香蘭女学校と連携し、継続的にツバル
の高校生や大学生を受け入れていく方針で、今後も積極的にこの
教育プログラムを発展させていく姿勢には、大きな期待が寄せら
れています。
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