立教大学ホームページへ
問い合わせ・資料請求立教大学HOME
21世紀社会デザイン研究
TOP > Vol.15 >

   21世紀社会デザイン研究科 公開講演会

Vol.15 [2010-07-23発行]  PDF版


●[Interview]土井香苗さん
「世界で起こる人権侵害に、私達ができること」

●新任教授紹介
●キャンパスの声
●活躍してます!修了生
●ゼミ紹介
●21世紀社会デザイン研究科 公開講演会

Vol.14 [2010-01-15発行]  PDF版


Vol.13 [2009-07-15発行]  PDF版


Vol.12 [2009-01-15発行]  PDF版


Vol.11 [2008-07-25発行]  PDF版


Vol.10 [2008-03-31発行]  PDF版


Vol.9 [2007-07-12発行]  PDF版


Vol.8 [2007-04-11発行]  PDF版


Vol.7 [2006-11-15発行]  PDF版


Vol.6 [2006-03-15発行]  PDF版


Vol.5 [2005-08-31発行]  PDF版


Vol.4 [2004-12-20発行]  PDF版


Vol.3 [2004-07-31発行]  PDF版


Vol.2 [2004-01-31発行]  PDF版


Vol.1 [2002-09-20発行]  PDF版


『Social Designer』Vol.1は、PDFファイルでご覧ください

21世紀社会デザイン研究科主催公開講演会

「絆を結び直す〜生活困難者支援へのNPOの挑戦」

講演会 公的施策のみによる生活困難者支援の限界が見えてきている今、これまでの制度の枠を超えた支援の必要性が高まっていま す。そんな中で「ホームレス」「自殺」「地域支援」をテーマに活動されている三団体のリーダーの方々に、生活困難者支援の課題と展望について語っていただきました。

 まずコーディネーターである高橋紘士氏から「自助と互助の関わりを失った人々がいかにして"絆"を結びなおすことが可能なのか」という問題提起がなされました。奥田知志氏は、路上生活者には「ハウスレス(物理的困窮)」と「ホームレス(関係性の 困窮)」という2つの困窮があることを指摘。持続性のある伴走的コーディネートによるトータルな支援の必要性について語られました。

講演会の様子 清水康之氏は、自殺者は「死にたい」というより「もう生きられない」と思って亡くなっていくとした上で、「自殺の実態を正しく捉えなければ、効果的な対策の実現は不可能」ということを具体的なデータや事例から強調されました。

 中野しずよ氏は「困っている人たちと、どう一緒に生きていくか」という、これからの地域活動における考え方を紹介。支えとは絆のことであり、その支えを強くすることの大切さについて話されました。

 最後のディスカッションでは「自己責任論によって無責任でいる社会ではなく、社会の責任を果たせる社会が必要」(奥田氏)、「100年に一度の危機はチャンスでもある。この闇をしっかり見つめよう」(清水氏)、「支援を受ける人が、ありがとうと言われる環境を作りたい」(中野氏)など、多くの示唆に富んだ発言が聞かれました。

 最後に高橋氏は「伴走的支援」が共通のキーワードであると指摘。「支援が必要な人たちも資源であり、そういう人達を支援する社会が活性化される。重い課題がかえって私たちを力づけていく」と語り、今後の社会のあり方を問う濃い内容となった講演会は 幕を閉じました。

○コーディネーター:高橋紘士(21世紀社会デザイン研究科教授) ○講師:奥田知志氏(牧師、北九州ホームレス支援機構理事長、ホームレス支 援全国ネットワーク代表)/清水康之氏(NPO法人ライフリンク理事長)/中 野しずよ氏(NPO法人ワーカーズわくわく代表、市民セクターよこはま代表)

PAGE TOP▲ 

21世紀社会デザイン研究科、社会デザイン研究所主催公開講演会

「社会デザインのなかでのCSR
 ―いまめざすべきもの、求められるもの」

 研究科主催の公開講演会「社会デザインのなかでのCSR―いまめざすべきもの、求められるもの」が、多くの参加者を得て2月20日に開催されました。北山晴一研究科委員長(当時)による主催者挨拶に続き、関正雄氏によるCOP15やISO26000などのグローバルな課題での基調講演、続いて2部のパネルディスカッション「CSRインターンシップ・プログラムの成果と課題」が議論され、最後に「社会デザインのなかでのCSR」をめぐるパネルディスカッションの3部構成となっていました。

 今講演会の目的は、本研究科が民産学協働で5年間にわたって取り組んできた「CSRインターンシップ・プログラム」の成果を振り返ると同時に、あらためてダイナミックに変化しつつある21世紀社会のなかでのCSRのあり方を参加者と考え、その議論を共有することでした。

 基調講演では、COP15会議に実際に参加した立場で、関氏による現地からの緊張感が伝わってくる報告があり、またISO26000における最終調整段階の状況に加え、今や「CSRからSR」へと考え方が変化しつつあることなどの報告は、日頃余り聞く機会がない参加者の興味をそそる内容で貴重な機会となったのではないでしょうか。

 さらに、それに続く2つのパネルディスカッションでは新谷大輔氏、遠藤理恵氏、平田裕之氏に本学の北山晴一教授、中村陽一教授が加わり、CSRインターンシップ・プログラムの5年間の活動での総括、そして今後のCSRのあり方などの議論がなされました。そこではそれぞれのパネリストの方の貴重な意見も聞くことができ、中村教授による明快な議事のコーディネイトで参加者に時間を忘れさせるものとなりました。

 最後に、CSRインターンシップ・プログラムは5年目の2009年度で終了となりましたが、立教大学として、そして21世紀社会デザイン研究科としてのCSR研究への取り組みは(社会デザイン研究所が引き継ぐ形で)ますます充実させていきたいとの言葉で講演会は締められました。

○コーディネーター:中村陽一(21世紀社会デザイン研究科教授)/ 中原美香(CSRインターンシップ・プログラムコーディネーター) ○講師:関正雄氏(株式会社損害保険ジャパン理事・CSR統括部長) ○パネリスト:岸本幸子氏(NPO法人パブリックリソースセンター理 事・事務局長)/服部篤子氏(CAC―社会起業家研究ネットワーク代表) /新谷大輔氏(株式会社 三井物産戦略研究所研究員)/遠藤理恵氏 (セールスフォース・ドットコム ファンデーション)/平田裕之氏(地 球環境パートナーシッププラザ)/北山晴一(21世紀社会デザイン研究科 教授)

PAGE TOP▲ 

21世紀社会デザイン研究科主催公開講演会

「挑戦へのチャンスと支える仕組み―資金の開発と循環」

講演会 日本ではNPO法の施行から約4万の団体が設立され、若手の社会起業家が台頭し、新しい市民社会形成のための基盤が整 い始めています。しかし、このような組織は資金・財源確保といった潜在的な問題を抱えており、リーマン・ショック以降の景気後退の影響から一層深刻な事態に直面しています。それらの支援の仕組みとして市民ファンドの形成やNPOの体制強化を実践している方々を講師に迎えて講演会が催されました。

講演会の様子 前半は、社会起業家の育成・輩出に取り組む井上氏、区内初の行政機関内ビジネスサポートセンターの山本氏、信頼から資本を創発するモデルの構築に挑戦する信頼資本財団の鴨崎氏、NPO支援を先駆的に行ってきたシーズの松原氏、本研究科教授でもある中村氏に、自己紹介を兼ねて諸氏のユニークな活動とその現状についてスピーチしていただきました。

 後半のセッションは、コーディネーターである石川氏からの問題提起を中心に進められました。新たな日本のNPOモデル形成に関しては「学びながら広がっていくコミュニティが日本には合っている」(井上氏)、「つながりというソーシャルキャピタルによる非貨幣領域が重要となる」(中村氏)、「日本はボランティア精神が高いので、それをどう取り入れていくか」(松原氏)、資金の創造に関しては「ソーシャルキャピタルが資本を生み出す」(鴨崎氏)、「中小企業が地域で発展すれば、後から利益はついてくる」(山本氏)という言葉が印象的でした。終盤には石川氏のカネを血液に例えた「いかに栄養分(成果)のある血(カネ)を流していくか」という言葉が会場全体に深い共感を呼んでいました。過渡期にあるNPOやソーシャルベンチャーのさらなる飛躍の可能性を感じさせられる講演会となりました。

○コーディネーター:石川治江(21世紀社会デザイン研究科教授) ○講師:井上英之氏(ソーシャル・ベンチャー・パートナーズ東京代表、 慶應義塾大学講師)/鴨崎貴泰氏(公益財団法人信頼資本財団事務局長) /松原明氏(市民活動を支える制度をつくる会副代表)/山本浩治氏 (巣鴨信用金庫・としまビジネスサポートセンター・ビジネスコーディネーター)/中村陽一(21世紀社会デザイン研究科教授)

PAGE TOP▲ 

21世紀社会デザイン研究科主催公開講演会

「市民セクターの強化に向けた資金支援のあり方―受け手も育ち、出し手も育つ助成とは?―」

 「受け手も育ち、出し手も育つ助成」について、各助成団体の代表者、研究者の方を迎えて講演会が行われました。最初に山岡義典氏による基調講演が行われました。「効果的な助成プログラムの開発と運営を行っていくためのポイント」という題目で、助成活動においての「用語における概念の不明瞭さ」、「終了後の総括評価報告書作成の不十分さ」といった具体的な問題点の指摘、また「助成先との付き合い方」 といったご自身の経験に立ったお話しをしていただきました。

講演会 その後、各助成団体の方々からそれぞれの団体の事業内容とその特徴についてのプレゼンテーションをしていただきました。それを受けてのパネルディスカッションとなり、大学院生、行政、NPO関係者という多様な参加者達からの質問もなされ、大盛況の会となりました。

講演会の様子 最後に「助成活動にいかに人を巻き込んでいくか、連携のポイント」について各団体代表者に対して、本研究科教授の渡辺 元氏から質問がなされ、米田佐知子氏は「相手をいかに知るか」、牧野昌子氏は「ヒアリングを通して繋がりをつくる」、深尾昌峰氏は「より多様な人の力をいかに見つけ出し、繋ぎ合わせていくのか」、梅村敏幸氏は「人との関係性から学ぶことを大切にする」との回答をなされました。何れの回答においても「組織と組織」で はなく「人と人」がいかに付き合っていくかに重点が置かれており、本講演会の題目の「市民セクターの強化に向けた資金支援のあり方」に対する答えがここに見えたように思いました。

○コーディネーター:渡辺元(21世紀社会デザイン研究科教授、市民社 会創造ファンド副運営委員長) ○講師:山岡義典氏(法政大学現代福祉学部教授)/梅村敏幸氏(中 央労働金庫 総合企画部CSR企画次長)/深尾昌峰氏(京都地域創造基金 理事長)/牧野昌子氏(ちば市民活動・市民事業サポートクラブ(NPOク ラブ)代表理事)/米田佐知子氏(神奈川子ども未来ファンド事務局長)


今号の編集スタッフ

今号の編集スタッフ相木暢子、安達元彦、長田健太郎、勝田祥子、木田優子、金文杰、倉形美樹、黄馨儀、小林由紀男、杉原学、橋薫、高野智恵、中西豪士、韓賢淑、馬越弥生(8期)、
岩間初音、太田差恵子、喜内尚彦、木舟辰平、金美智子、高珮、佐藤瑠美、三瓶恭佑、冨田眞紀子、中谷尚高、原井梢衣、矢野正高、 山田好徳(9期)