| 立教大学21世紀社会デザイン研究科は、2002年4月に危機管理と非営利組織のマネジメントが学べる、日本で初めての大学院としてスタートしました。
従来の研究者養成の大学院とは異なり、社会人対応の独立大学院としてスタートしたこともあり、数多くの方々を専任、特任教授そして講師としてお迎えしました。大学の研究者だけでなく社会的に活躍なさっている方々をお迎えしたことにより、立教大学の知の枠組みがさらに大きく、そして充実したと思っています。また、それぞれの分野で活躍する社会人の人達の入学は、当研究科の設立の趣旨でもありました。大学を中心とした知と組織のネットワークの可能性を改めて我々に認識させてくれたように思っております。
危機管理やNGO、NPOの分野を組織ネットワークという視点から考えるということは、アカデミズムの世界でもスタートしたばかりのことです。そして、これらの分野の研究の重要性は以前から指摘されているにもかかわらず、膨大な暗黙知や経験知が十分に体系化されることもなく存在しております。
当研究科では、今後は、授業や研究の内容を体系化し、教科書や研究叢書として刊行していく必要があると思っています。
以上のプロセスを補完し加速するという意味で、21世紀社会デザイン研究学会の設立を今年の秋までには準備していきたいと思っています。これは当研究科の院生たちが卒業後も知を通じて大学との関係を保持するためにも重要です。しかし、それ以上に危機管理やNGO、NPOの世界では、知の体系化が遅れているように思います。学会活動を通じて多様な知が統合され、立教大学以外の多くの研究者と実務家も参加する知のネットワークが形成できたらと思います。
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