小峰 満子さん

1年次に有志で行った「内山ゼミ上野村合宿」にて。21Cの旗を持っているのが小峰さん、右端中段が尾下さん |
「時間がない」2004年の正月は、まさに危機でした。危機管理学を研究しているにもかかわらず修士論文の締め切りを目前にして、書いては消し、消しては書き、の連続で生みの苦しみと戦い、仕上げに奮闘していました。
イラク戦争における英政府の情報操作に立ち向かったメディアと国防省のメディア対策を「表現の自由とは」をテーマにした事例研究でした。刻々と変わる情勢と、メディア合戦のため、集めた資料の山に埋まり、取捨選択にたいへんな時間がかかりました。しかし、思えば第2の故郷の英国で多くの資料集めが出来、協力者がいたことは幸せでした。
学問の空白期間が長く修論など夢物語と思っていたのに、何とか提出することが出来、優秀論文賞までいただけたことは、周囲の人々の励ましのおかげです。現在はさらなる段階に挑戦するつもりで修了生有志の立ち上げたMedia
Institute 21で研究を続けております。修論を書かれている皆さん、健康に留意され、時間に余裕を持って仕上げられるよう応援しております。
●経歴と修士論文
1967年英国サルフォード大学で経済学を学び、現地法人Sharp Electronics で工業規格、貿易、財務管理に携わる。帰国後、日立造船、そごう、船舶検査協会等で研修教育指導。高校で英語教師をする傍ら、留学生寮ウィザードハウスをボランティアで運営。子育てのため家事に専念。本年3月立教大学大学院修了。修士論文「メディアと危機管理―イラク戦争とイギリスの危機管理システム」
尾下 義男さん
私は、東京消防庁入庁以来30有余年、消防一筋の人生を歩んで参りました。その中で、21世紀社会デザイン研究科での研究活動が最も有意義で楽しいものとなりました。人生の殆どを消防で過した、「井の中の蛙」的存在である私が、大海を見ることができたのです。それは、質の高い指導力のある先生方と多くの院生とともに、素晴しい環境の中で研究ができたからです。
「会社人であるよりも、社会人でありたい」という基本理念と21世紀社会に必要とされる多様な危機管理のノウハウを修得したこと。特に、危機管理学での修士論文「消防職員の災害ストレスマネージメント」が専門誌に掲載され、他の消防局や泉市議会議員等多くの関係者からの問合せが寄せられるとともに、他の専門誌から投稿を依頼されています。このような形で論文の成果が発表できたことは、決して私の力だけではなく、指導の川村教授の鋭い洞察力と先取性、更に懇切・丁寧なご指導の賜と、改めて感謝の意を表す次第です。今後これを礎に日々研鑽し精進して参る所存です。
最後に、諸先生方及び21世紀社会デザイン研究科の益々の発展を祈念して近況報告とします。
ありがとうございました。
●経歴と修士論文
1977年國學院大學法学部卒業。東京消防庁へ入庁。3署に配属後、本庁の指導広報部報道係で、消防のPRと災害状況等をマスコミに発表する仕事に携わる。本年3月当大学院を修了。現在は、金町消防署で後輩の指導育成と災害現場で、情報担当として災害状況の把握及び部下への安全管理の任務を担っている。修士論文は「消防職員の災害ストレスマネージメント」 |
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