在学中の2003年7月、悪性腫瘍のため他界された長女摩優さんへの思いを綴った著書『摩優の樹』を出版して話題となった横井千香子さん。研究科では組織論・危機管理学を中心に学びながら、「働くことや生きることの意義」を研究のテーマとしてきました。その千香子さんがパートからセンター長に就任したことを聞いてお話を伺いました。
(株)クレディセゾンで18年間パートとして働き続けてきましたが、立教大学大学院修了間近の2月に突然の辞令を受け、“嘱託社員としてセンター長”という幹部職となりました。パートで入社しても正社員と変わらぬ処遇が受けられ、チャンスが大きく拡大したのです。これは働き方の多様性の時代とはいえ、正社員・非正社員の区別なく、評価できる人材は積極的に登用するという、企業の新しい経営姿勢の表れでもあるでしょう。
現在の主な業務は、業績指標を達成するために予算の数値管理、ミドルマネージメント層の指導育成、社内外の情報の収集と調整などで、部門長として日々奔走しています。また500人ほどの部下に会社の方針を伝え、コンプライアンスの遵守と安全管理を実践するのも重要な仕事です。研究科で組織論や危機管理の基本を学んだことが、今、とても役に立っていると感じています。
●経歴と修士論文
1969年昭和女子大学文家政学部英米文学科卒業。
外資系に勤務する夫と2人の娘とともに何度かの転勤を経験後、1986年(株)クレディセゾンでパートとして働き始める。2年後、パートのスーパーバイザーに昇格。正社員、パート社員、アルバイト社員、契約社員の指導にあたる。労働組合でもパートの委員として活躍。2004年2月、信用管理部ACセンターのセンター長に嘱託社員として就任。
修士論文「社是・社訓・理念・ミッションステートメントが持続する企業の組織に寄与する役割について」
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