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Vol.4 [2004-12-20発行]  PDF版

●[Interview]多元的な視点を持って、社会をデザインする(清原慶子 三鷹市長)
●行政とのパートナーシップ(新潟中越地震/横須賀市)
●院生&修了生紹介
●フィールドワーク: 海外へ(インドネシア・フィリピン/タイ・カンボジア)
●院生が立ち上げたN P O(法人日本グリーンツーリズム・ネットワークセンター)
●Dialog In the Dark 真っ暗な空間を使ったワークショップ
●国際シンポジウム(第5回 日本評価学会全国大会/日中大都市における防災と危機管理・両国の防災上の課題をめぐって)
●[Schedule]今後の研究科予定

Vol.3 [2004-07-31発行]  PDF版
Vol.2 [2004-01-31発行]  PDF版
Vol.1 [2002-09-20発行]  PDF版

『Social Designer』Vol.1は、PDFファイルでご覧ください

インドネシア・フィリピン「NGO 調査研究ツアー」に参加して

フィリピン今期、大学院の夏期休暇を利用し8月24日から9月4日の12日間、インドネシア・フィリピン両国のNGO調査研究ツアーを実施しました。伊藤道雄先生のゼミ生を中心に参加者は5名。各人の修論テーマ及び関心領域にそった形で、インドネシアは6日間11団体、フィリピンでも6日間9団体への訪問となりました。
その中で今回訪問したLP3ES(経済社会情報教育研究所)は、アドボカシ−と開発を組み合わせた活動を展開。組織自体は宗教的に中立ですが、イスラム系のプサントレンのような伝統的組織を利用しながら技術向上や意識の近代化を図ろうとしています。
また、BINADESAでは、地元住民と協働で立ち上げた「オーガニックファーム」を訪問しました。特徴は、その地域の伝統文化や社会構造、人間関係、経済状況等を十分にリサーチ(mapping)した上で地元民中心のプロジェクトを作り上げたことです。そして化学肥料や農薬使用を中止し有機農法へと農業スタイルを転換。紫いもをポテトチップスに加工し近隣に販売し現金収入を得ることが実現したのです。
今回2週間という短期間でありながらインドネシア・フィリピンのNGOを訪問し感じたことは、自国の抱える様々な問題を解決する為にあらゆるリソースやネットワークを最大限に活用し事業を成功に導いているその活力です。地方自治体、NPO、NGO3者やNGO、NPO同志がともに連携しトランスな運動態として、有効かつ効率的に手を結ぶ様を見聞きできたことは、知識や言葉だけでない市民社会のダイナミックな動き強く実感できた貴重な体験でした。

(報告:木村真実)

 

現場主義!
タイ・カンボジア、 NPO 視察

地雷爆破今回の視察は、伊勢崎賢治先生のゼミ生などで企画、現地に行き、何かを得て帰ってくるといった一方通行ではなく、参加者の中でも様々な学びを得られるような機会を設けることを目指したものです。参加者は、年齢も学部も専門も職業も雑多。理工学部の方も参加されました。訪問先はタイ・カンボジアで、企画と現地調整は、以前に現地駐在経験者のある院生が行いました。
視察を行ったNPOは5箇所、それぞれ、スラム街・エイズケアセンター・不発弾処理・紛争予防・母子支援・ODA支援などを行っており、どれも社会の現実と鋭く対峙しています。
その中で地に足を付け、現地の人々の視線で活動するところに、NPOの原点があると改めて思いました。写真はカンボジア、ベトナム国境沿いの村で、不発弾処理の一連を視察したときのもの。熱気の中で風圧と音を感じ、村の人々の辛さを垣間見、けして忘れることの無い経験をしました。
まさに現場の現実・現状を直視する視察も、出国前からそれぞれの参加者が、仕事や得意分野からの情報提供などを積極的に行い、意見を出し合い全く無駄の無いスケジュールを作りこんだことにより可能となりました。社会人大学院生が多い故でしょうし、このように“大学”との繋がりの中でつくられる様々な人々のネットワークもこの研究科の魅力となっています。

(報告:金澤哲也)