第5回
日本評価学会全国大会開催
日本評価学会第5回全国大会が2004年12月4(土)、5日(日)の両日、立教大学池袋キャンパスにおいて開催されました。同学会は、国際社会に通用する評価活動の定着と評価活動に関わる人材の育成を推進するため、研究者や実務家の研究と交流の場として2000年9月に設立されました。設立以来、我が国における評価分野の研究・実践について、その質の向上を牽引する中心的な役割を担っています。
大会では、評価手法の部において、本研究科2年の横井秀治が「ケイパビリティ・アプローチの適用によるロジック・モデルの再構成に関する一考察」と題して発表。同じく学生インターンの部では研究科1年の茂木勇、山田孝子、山村真紀の3人が日本評価学会の「学生インターン出前サービス」事業に参加・実習した内容をもとに「『ラオスのこども』の組織運営に関する評価調査」の報告をしました。
本研究科は、開設当初から評価演習に力を入れており、特色のひとつとなっています。「評価の理論と実践1、2」では、定量評価及び定性評価を学び、「非営利・公益法人論実習」では二次評価及び評価実習に取り組みます。いずれの演習も評価分野の気鋭の研究者・実務者を講師に迎えており、総じて受講者から高く評価されています。また、冒頭の学生インターンへの応募も奨励されており、学会の斡旋する自治体やNPO/NGOへ直接赴き、実際に評価ケースを担当することができます。
限られた時間、予算、経験のなかでの評価インターンは試行錯誤の連続ですが、実践から得られるものは大きく、実践的教育を重視する本研究科の真骨頂とも言えます。
来年度から評価に関するカリキュラムが更に充実することもあり、評価研究の環境がさらに整います。「評価研究やるなら立教」と噂される日もそう遠くはないでしょう。
(報告:茂木勇、山田孝子、山村真紀)
『日中大都市における防災と危機管理・両国の防災上の課題をめぐって』開催
2004 年10 月12 日(火)13:00 から21 世紀社会デザイン研究科主催の国際シンポジウム「日中大都市における防災と危機管理・両国の防災上の課題をめぐって」が開催されました。中国側コメンテータの方が『危機管理』のキーワードでWebを検索して立教大学の本科を知って今回の企画につながったとのこと。日本で初めて中国の防災関係専門家を招いてのシンポジウムとなりました。
講師は中国側が金磊北京市建築設計研究員院長、郭大慶北京市地震局副局長、日本からは上村章文内閣府政策統括官、斎藤和弥東京都総務局防災対策課長。日本側は東京都の防災体制、中国側は北京市の防災体制の話が中心となりました。急速に近代化を進めている北京市を中心とした防災計画の概要は、日本ではほとんど聞くことが出来ない話で、大変貴重な講演会となりました。
また、日本では災害に対応すべき職員の通勤時間。2時間は一般的だが、中国では住居は比較的職場に近いのが一般的で、防災計画もまずそこを解決しなければならない日本側の事情が特徴的でした。
最後に笠原先生のコメント「日中防災体制で共通の問題点が見出せる、それは『縦割り行政の弊害である』悩みは共通」というのが印象に残りました。このようななかなか聞く機会のないシンポジウムは、ゼミその他で出席できなかった院生たちのために、TVカメラを準備し、内容を録画・後日公開するシステムの検討を願います。
(報告:中村宏一) |
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