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Vol.6 [2005-03-15発行]  PDF版

●[Interview]公益法人制度改革に向けて(太田達男 財団法人公益法人協会理事長)
●在校生紹介
●[座談会]21世紀社会の障害者雇用
●おすすめ講義
●タウンミーティング / 新任教授紹介 / 教授に聞こう / 修了生活動紹介
●Topics
●[Schedule]行事予定

Vol.5 [2005-08-31発行]  PDF版
Vol.4 [2004-12-20発行]  PDF版
Vol.3 [2004-07-31発行]  PDF版
Vol.2 [2004-01-31発行]  PDF版
Vol.1 [2002-09-20発行]  PDF版

『Social Designer』Vol.1は、PDFファイルでご覧ください

松井 真愛さん

松井真愛さん 2005 年3 月に大学を卒業し、同年4 月に本研究科に入学しました。高校時代はタイ、大学時代はスリランカでボランティア活動をしました。大学2 年の夏、ボランティアを通じて知り合ったスリランカ人のペンフレンドから、当時スリランカ国内で続いていた紛争で知り合いが亡くなっていたことを聞き、教科書やニュースの中でしか知らなかった「紛争」というものに大きな衝撃を受けました。
 「自分と同世代の子がこんな思いをしているなんて…。自分にできることはないか?何をすればこの世界は良くなるのか」と考え、まずは大学時代に「紛争」について学ぶため、国際政治学を専攻することにしました。そこで、卒業論文では民族紛争の歴史的な考察を行い、これらの更なる研究をしようと進学を決意した、というのが本研究科入学までの経緯です。
 そして、大学院入学から早10 ヵ月。内容の濃い講義を受け、人生・社会経験豊富な社会人の方々や、問題意識・行動力のある学部卒の学生といった院生同士で議論を交わすうち、私の中で「自分は何がしたいのか?」「自分が今行動すべきことは何か?」と自問自答し、探るようになっていました。やはりこの研究科に入学した以上、理論だけではなく、21 世紀の市民として実践も行っていけるように私はなりたいのです。先生方はもちろん、様々なバックグラウンドを持つ仲間達と出会え、常に私達が築いていくべき社会のあり方を問い続けることを忘れずに、これからも充実した学生生活を送っていきたいと思っています。


志塚 昌紀さん

志塚昌紀さんさん 桜舞う武道館の脇道で、4年間勉学に励んだ級友とともに最後の記念写真を撮った大学の卒業式。そして、一週間後、立教大のタッカーホールにて荘厳な雰囲気に包まれての入学式。学部からそのまま、大学院に入学してきた僕にとって、そんな盆と正月が一辺にきたような去年の春先。早いもので、あれからもうすぐ一年が過ぎようとしています。
 教師を目指し、必死で教職課程を履修していた学部時代。しかし、既存の教育の在り方に疑問を持ち始め、参加型教育というものに興味を惹かれるようになり、多くのワークショップを経験していくうち、教育分野のみならず、市民参加やまちづくりなどを含めた、ワークショップそのものを研究したく思うようになり、本研究科の門戸をたたくこととなりました。
 昼夜開講制の大学院ということで、必然的に夜間が主だってしまう生活は、固定した職業を持っていない僕にとっても非常に大変な毎日でした。帰宅する時間には、日が改まってしまっていることも日常茶飯事でした(実際、不健全がたたり、これまでめったにひかなかった風邪を、今年は何度もこじらせてしまっているのです……)。
 しかし、世代も違えば、職業も違う、研究分野もまったく違う人と人が、机を付き合わせて、同じ学生として、同じ時間、同じ場所を共有するという、多種多様な価値観との出会いの毎日は、様々な可能性を感じさせてくれます。
 これから、いよいよ修了にむけて本格的に動きだします。まだまだ、眠れない日々は続くと思いますが、残り一年を充実して過ごしていこうと思います。


平田 賢典さん

平田賢典さん 一昨年に立教大学の全学共通カリキュラム「心のバリアフリーを考える」という授業でお話をする機会をいただいたのが立教大学との出会いでした。大学では理工学部で高分子化学を専攻し、都市銀行に入行しました。銀行に入った動機は「特許に担保価値をつけたかったから」です。その後、6 年間支店勤務をしてから銀行のシンクタンクに出向し現在にいたっています。
 職場での専門分野はユニバーサルデザインです。21 世紀社会デザイン研究科を志したのは、現在の社会課題の多くは行政の一方的な施策では解決不能であり「様々な関係者を動かす方法を知らなければいけない」と感じたこと、そして「ソーシャルキャピタルに定量的な価値を見出したい」と感じたことの二点です。就職した時からの共通のミッションは「社会にとって一見わかりにくいものだからこそ価値を明確化することが必要である」ということです。
 18 年ぶりの学生生活は、20 代の時とは異なり「学ぶ楽しさ」があります。世代の違う先生方やクラスメイトとの議論はお互いに気づかない自分たちの世代の価値観が明確になってたくさんの気づきの機会が得られます。さらに、若いクラスメイトに研究の方法やデータの探し方についてのアドバイスをするのも楽しみの一つ。大学院でお互い切磋琢磨しながら様々な分野で21 世紀社会のデザイナーとして活躍していかれればと志しつつ日々学生生活を楽しんでいます。

 


成田 貴子さん

成田貴子さん 1999 年から2001 年の2年間アフリカにあるケニア共和国で青年海外協力隊ポリオ対策隊員として活動。ポリオワクチン投与率の向上や母親に対するワクチンの重要性を認識してもらう啓発活動などを実施。
 日本とは言語も習慣も全く異なる文化に身をおき、同僚との意見の違いや病気にかかったこともありましたが、それ以上に、日本の良さを見つめることができたり、ケニア人の友達ができたりと、毎日が驚きと発見の連続でした。
 帰国後は、(独)国際協力機構東北支部の青森県国際協力推進員として、国際理解教育セミナー、シンポジウム等の企画運営や市町村などが実施する国際協力活動の支援業務に携わってきました。公募で集まった約30 名の市民、大学生などを中心とした実行委員を結成し、人口問題に関するセミナーを企画。はじめは「人口問題なんて難しくてわからない」と言っていたメンバーは、学習会を重ねるごとに力をつけ、セミナー当日は、プレゼンテーションやパネルディスカッションで活躍するほどに成長。この市民のもつ力のダイナミクスを実感すると共に市民の力は面白いと感じたことをきっかけに、理論的、体系的なことに対する知的好奇心から本研究科に進学しました。
 一人ひとりが、地球的規模の問題に対し遠くのこと(自分に関係ないこと)と見過ごすのではなく、様々な事を自分の事としてとらえ、改善するためには何をしたらいいのか考え、身近なことから行動に起こすことのできるような社会の実現を願い、仕事と学校で寝不足になりながらも様々な人々に支えられ刺激的で充実した経験をしている毎日です。