おすすめ講義
高橋 万由美先生
社会組織理論演習9
(非営利組織論)
何をしても良い、好きな研究が出来る本研究科の中にあり、この講義は、社会サービスの領域での非営利活動への利用者参加、非営利活動の当事者コントロールについて検討するのが目的で、今年のテーマは、SHG(Self Help Group =自助グループ)活動を通して社会問題に取り組むグループの実践を取り上げて日本の現状と課題について考えています。高橋先生と受講生が協同で、まさに何を研究したいのか、「テーマ探し」から始まりました。
受講生からは障害者施設や薬物依存等、DV や児童虐待に取り組んでいるグループへ直接出向く、ゲストとしてお招きする、など色々な案がでました。その結果、障害者自身が自立生活を目指すグループを池袋キャンパスにお招きして話を伺うことになりました。当日は「自立生活センター所沢ファントム」代表・副代表が来校され、貴重なお話しが伺えました。
あらかじめ用意されたテキストを読むだけではなく、実際に先生と私たち受講生が1から講義を作り上げていくという作業は、とても新鮮ですし、年明けは、アルコール依存症の当事者の会にお伺いする予定です。まだ、残りの講義もあるので何をやれるか楽しみワクワクです。 (報告:鈴木隆雄)
石川 治江先生
コミュニティデザイン学演習9
(ボランタリーネットワーク論)
夜の東京・原宿、タクシーから飛び下り、買物客で賑わう表参道を全力疾走する。「上映開始に間に合った!」と歓声が起こる―僅か30 分前まで、私たちは池袋キャンパスの教室にいた。ネット検索でホームレス問題のドキュメンタリー映画上映会を知るや、石川先生の号令で全員荷物をまとめ、教室を飛び出す。
「頭だけで考えないで、身体で知ろうよ」―石川ゼミの教室はフィールドです。そして、そこには想像を超えた体験や出会いが待っています。今年度、私たちはホームレス問題をテーマとしてきました。先生の親友である前宮城県知事の浅野史郎氏を囲んで、夜遅くまで互いの意見を交換しあったり、池袋の公園で炊出しがあると聞けば、現場まで足を運び、1時間後にはホームレスの人や支援者と車座になって、酒を酌み交わしながら語り合ったりしました。
そして、原宿での上映会で配られていた学園祭のチラシがきっかけで、石川ゼミと池袋の支援団体、慶應義塾大学のボランティア・サークルの交流会も実現し、新たなネットワークが形成されつつあります。 (報告:大江啓太郎)
「CSR インタ−ンシッププログラム」 文科省の高度人材育成プランに選ばれる

CSR インタ−ンシッププログラムとは
中村陽一先生を中心に諸先生が協力して開発した本研究科のCSR インターンシッププログラムが文部科学省の「派遣型高度人材育成協同プラン」に採択された。このプログラムは、CSR(企業の社会的責任)推進のための課題と方法を明らかにするための研究を、企業とNPO と連携して行い、また新科目を開設し、企業からの社会人大学院生も積極的に受け入れて、CSR 実践の専門家育成を目指すものだ。
社会科学系で選ばれたのは3 件だけ
文部科学省の上記プランは、自らの役割を社会的活動全体の中で理解し、問題設定を行い、研究や企業において中核的な役割を果たす「高度専門人材」を産学連携で育成する事業。文部科学省の重点事業のひとつとして05 年度秋からスタ−トし、全国の大学から55 の企画が提案され、20 の企画が選ばれた。
そのうち私立大学からの、また理科系以外の企画で選ばれたのは本研究科のCSR インタ−ンシッププログラムを含めて3 つだけ。期間は5 年で、約5000 万円が文部科学省より補助される。産学連携事業は理工学分野での技術開発が多く、社会科学分野における産学連携プランが選ばれることは珍しい。
これは、社会組織、NPO / NGO、危機管理の各分野から構成され、21 世紀の社会デザインを追究する本研究科の理念と内容が高く評価された結果でもある。また、「新しい産学連携の基盤形成」「CSR 専門家の育成」「院生のキャリアサポート」などが期待される。
さっそく活動を開始
昨11 月19 日に最初の研究会が開かれた。日立製作所CSR部門の方々をお招きし、本研究科の先生方、院生、リサ−チイニシアティブセンタ−のスタッフ、それに数社のCSR 関係部門の方々に同社のCSR への考えと取り組みについての詳細な報告をいただいた上で建前論にとどまらない真剣な議論が行われた。06 年度には、(株)前川製作所とパラマウントベッド(株)での本研究科院生の受け入れが始まり、それ以外の企業からも研究会やプログラムへの参加問い合わせが活発になっている。なお、ミッチェル館3 階に事務局が設けられ、本研究科修了生(1 期)の上純江(うえすみえ)さんがプログラム・コーディネーターとして執務している。
連絡・問合先は ------
03-3985-4725(FAX同)
e-mail: csr_internship21@grp.rikkyo.ne.jp
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