第50回メサイア演奏会趣意書
東日本大震災により多くの尊い命が失われたことに深く哀悼の意を
表します。また、被災された皆様に心からお見舞い申し上げるととも
に、被災地の一日も早い復興をお祈りいたします。
立教大学メサイア演奏会は、今年で記念すべき第50回目を迎えます。
半世紀もの間、この伝統を守って来ることが出来たのは、演奏会を支
えて下さる皆様のお力添えの賜物です。この節目の年を無事に迎える
ことができたことに、心より感謝申し上げます。
ヘンデルのメサイアは全3部で編成されており、それぞれイエス・
キリストの誕生・苦悩・復活が描かれています。待ち望んだ希望から、
受難による絶望、そして復活という永遠の希望へと場面は展開し、そ
の中でイエス・キリストはすべての人々の幸福を願い、苦しみの底か
ら生まれる絶対的な希望の存在を私たちに示しています。
震災により、心に大きな不安と苦しみを抱えている方々が多くいらっ
しゃいます。今こそ私達が皆様と共に、このメサイアが示す平和への
メッセージを発信していくべき時ではないでしょうか。
音楽には特別な力があります。音楽の持つ、コミュニケーションの力、
励ましの力、希望の力、さらには、生きることの意味を、このメサイア
演奏会を通じて皆様と共に分かち合えれば幸いです。
「いと高きところにいます神には栄光、地には平和、人々には善意
がありますように。」(ルカによる福音書2:14より)
2011年7月15日
立教大学メサイア実行委員会委員長 石崎あすか
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