自己紹介・経歴







氏名・山田 香里(Kaori Yamada)

学歴
1988年3月 立教大学文学部キリスト教学科卒
1992年3月 同 大学大学院文学研究科組織神学専攻前期課程修了
1992年4月 同 大学院文学研究科組織神学専攻後期課程入学
1994年9月〜1999年3月
在イタリア(ローマ)教皇庁立キリスト教考古学研究所に留学
1999年3月 立教大学大学院文学研究科組織神学専攻後期課程退学

専攻・初期キリスト教美術・キリスト教考古学(図像学)

職歴

主な論文
「エンデュミオンからヨナへー3〜4世紀キリスト教美術における牧歌的田園風景描写」
(1991年度立教大学修士論文)

「初期キリスト教美術における牧歌的田園風景描写〜『救済』と『平和』のイメージ」
(DEREK 立教大学大学院文学研究科組織神学専攻、12号、1992年)

Teorie dei ovini nei monumenti paleocristiani di Roma dalle origini al sesto secolo
(教皇庁立キリスト教考古学研究所、1995/96年度、Licenza論文)

「初期キリスト教美術における『羊の行列』表現について」
(DEREK 立教大学大学院文学研究科組織神学専攻、17号1997年)

「葬礼の会食〜後期古代の葬礼美術における会食情景の図像解釈を巡る一試論」
(キリスト教学・立教大学キリスト教学会、41号、1999年))

「アガペーとイレネー:ローマ、サンティ・ピエトロ・エ・マルチェリーノのカタコンベにおける『葬礼の会食』情景図壁画(キリスト教学・立教大学キリスト教学会、42号、2000年)


キリスト教考古学とは
キリスト教考古学、といっても、なじみのない言葉であるかもしれません。
主に誕生期、3世紀から6世紀頃の、ローマを中心とした地中海世界のキリスト教美術の研究をしています。現在の研究対象は、葬礼美術であり、カタコンベ壁画や石棺浮彫を扱っています。
特に、異教徒であったローマ人とキリスト教徒に改宗したローマ人の死生観の変遷に関心があり、葬礼の会食と呼ばれる儀式と、その図像解釈を現在のテーマとしています。周辺分野としてカタコンベ地誌や葬礼碑文、教会堂建築や装飾等も研究しています。