タンザニアとマラウィの国境を画するソングウェ川
その蛇行ははなはだしい。




2004年8月 ソングウェ川 下流

ソングウェ川はタンザニアとマラウィの国境になっている。川が国境になることは、ロシアと中国、中国と朝鮮民主主義人民共和国、セネガルとモーリタニアの場合のように普通に見られる。

ところが、ソングウェ川の場合は蛇行が著しく、国境線としては便利ではない。川は上図のように大きく蛇行しており、国境線が長くなる。たんに長くなるだけではなく、その流路が頻繁に変わる。タンザニア農民が自分の畑として耕していても、数年たつと流路が変化してマラウィ側に行ってしまう。また、その反対もおこる。こんな事態になっても、農民たちは自分の農地をあきらめることはなく、反対側にいってしまった農地に川を渡って通っている。

ソングウェ川には2〜3qおきに丸木舟の舟着き場がある。また、乾季には歩いて渡ることも十分に可能である。人びとは反対側の土地に、散歩、マーケット、葬式や結婚式、病院や呪術医のもとでの治療、そして農作業などの用事で頻繁に渡っている。また、タンザニアとマラウィでの価格差を利用しての交易をおこなう青年も多数渡っている。もちろん、パスポート、ビザなしの渡航である。

ソングウェ川では蔓を利用した罠や、はえ縄を仕掛けて、ナマズなどを捕る人びとがいる。ソングウェ川を渡る人びとの様子を見ながら、私はここでフライを投げてみたが、釣果ゼロであった。








ソングウェ川のマス 2003年撮影




2004年8月 キウィラ川 上流


タンザニア南西部のムベヤ州、ルングウェ郡内のキウィラ川で釣りを試みた。

郡内のルングウェ山(標高2,961メートル)は南緯9度程度であるが、その頂上付近はかなり寒い。標高2,000メートル付近から下にはニャキュウサ人が住んでおり、その上にはおもにサファ人が住んでいる。

キウィラ川はルングウェ山の山麓を流れ下り、ニャサ湖にそそぐ。ニャサ湖に近いあたりではすっかり茶色に濁り、水中の様子をうかがうことは出来ない。この川の下流にはワニがいると聞いている。下流でキャスティングするときは、フライにワニが食いつくことを心配しなければならない。しかし、マスを目標にするような標高2,000メート以上の流域では心配ない。

私と同行のムベヤ在住の青年協力隊のメンバー2名は、ルングウェ山の麓に向かった。ここには放棄されたフィッシングキャンプがあり、往時は釣り客が泊まったこともあるようだ。今日ではまったく機能していない。

地元の人は、竹竿の先につけた道糸からおもり付きの糸を垂らし、針先には水生昆虫をつけてマスを釣っている。私は、この場所で、彼らが20センチ以上のマスを7、8匹弱釣り上げたのを見たことがある上図。

今回は、同行の方は水生昆虫を使った仕掛けを用いてあたりがあり、エサを追ってくる魚も確認できたそうだ。しかし、その後のあたりはなく、釣果ゼロである。わたしは2−3番のロッドで、おもにウェットかニンフで色を変えつつ4時間は試みたが、釣果ゼロであった。魚も見るともできなかった。




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