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最近のvertical antennaの検討

2003年5月記


2000年に垂直アンテナについて検討した。
当時、国産の垂直アンテナはSWRの調整が難しい旨を聞いていたので、止めた。
国外製品はクッシュクラフト社とギャップ社の製品を検討し、より軽量であるクッシュクラフトのR-6000を使用した。
当時の検討の様子は下記に示した。

     

このアンテナは日本でもベランダに設置してしばらく使用していた。
日本での使用は、高さ2.5メートル程度に鉄パイプで三脚を組み、その上に1メートルのパイプを介して立てた。
したがって、最上部まで、ベランダの面から10メートル強になる。

ベランダの三脚の様子は以下の写真参照。









現在ついているGPは50、144、430用で長さ70センチメートル。


そろそろ、この三脚にHF用のアンテナを再設置すべく検討を始めた。
条件は以下のとおり。
1)設置場所は同じ。
2)先回のアンテナを垂直に立てるのは、やや体力的に大変なので、より小型のものにする。
ちなみに先回のものは高さ5.8メートル、重さ5.6キログラム。
3)簡単に下ろすことができる。
結果として、2)の小型化とともに、なるべく横方向の出っ張りがすくないアンテナを嗜好することになる。この条件があるのでV型や小型のマルチバンドビームは除外される。



    分かったこと



1)HF垂直アンテナの分野では国内のメーカーでは新製品はまったくない。
この分野の製品があるのは、以下のメーカーだ。
ミニマルチ、コメット、ナガラ。
活発に新製品が出ていないのはややさびしい。

2)国外のメーカについて以下のHPを参照した。
クッシュクラフト、Force12、ギャップ、ハイゲイン、バターナット、など。
はじめの2社について、興味深い新製品があったので紹介する。

クッシュクラフトMA5V
     

これは、4.5メートル、3キログラムで、従来のR-6000より
長さで1メートル、重さで2.6キログラム少なくなっている。
軽くなったのは、長さとともに耐電力にもよる(1500W→250W)。
しかし、MA5VのSSB250Wで私には十分だ。
アンテナ下部の弁当箱のようなマッチングボックスが、随分とスマートになっている。
ちなみにR-6000とその上位機種のR-8000はゲインが3dBiとなっているのに対し、MA5Vは1-2dBiになっている。
両者はまったく同じ単位システムで記入してある。
この差は気味悪く感じるがどう考えたらいいのであろうか。

     

     


3)Force12のSigma-5
2.7メートル高+0.5メートルの基部、2.6キロ。1200W耐電力

     

これは中央部で給電し、ここには12ボルトも供給する必要があるので、スイッチング式のチューナーが入っているのかもしれない。

これは同社のZR-3というアンテナの改良型とされている。

     

ZR-3のマニュアルは上記でダウンロードできる。
(1M以上あります)
ZR-3は地表面近くに設置する事が前提となっており、ベランダでは能率が悪いされている。
Sigma-5の場合は、ベランダ設置での特性はどうなのであろうか?

ここに説明があるが、地表面との相互作用に触れてはいるが、じっさいにベランダで地上5メートルになったらどうかを示していない。

     


4)
Force12のSigma-5は輸入代理店のエレクトロデザイン扱いで59000円、クッシュクラフトのMA5VはHROでの販売で210ドルくらい。すでに別のページで紹介したように輸入代理店を通すと、とても高くなるが、それでもMA5Vのほうが安いようだ。


     まとめ

                               MA5V    Sigma-5
        長さ                      ○          △
        重さ                      ○          ○
ベランダで使用した実績    ○          ?
アンテナとしての性能      ?           ?
値段                             ○          △
国外で持ち歩く便             △          ○