2000年の11月にマラウィの担当行政府(Malawi Communication Regulatory AuthorityMACRA、マクラ)はインターネットのプロバイダー業者24社を認可した。このうち、4社はすでに営業している。

 

  1999年に私がマラウィを訪問したときには、Malawi Netが唯一のプロバイダーであった。2000年の9月の時点では4社が営業しており、私は老舗のMalawi Net以外のプロバイダーと契約した。

 

私が契約した会社はブランタイヤに本社がある。9月下旬の時点で、顧客は約200名で、30回線で営業していた。ちなみに私が住むゾンバにも大学内にサーバーがあり、国連の開発関係の資金を受けて稼動していた。ここは外部からの回線は2本で、契約者は10名であった。このプロバイダーはブランタイヤにあるpolytechnicsに親サーバーがあり、そちらの回線はもっと多いようだ。

 

  プロバイダーのサーバーが不調になって、メイル、インターネットが、ともに使用不可になる事はよくある。私が契約した会社も例外ではないが、他と比較すれば少ないようだ。接続についても数回試行すれば、ほとんどつながる。ただし、スピードは遅く、ほとんどの場合、21,600bpsでしか接続されない。

 

  インターネット接続の前提となる電話線は、まだまだ都市部の一部にしか来ていない。マラウィでは国内に約4万回線の固定電話があり、携帯も加えて、人口100人あたり0.6回線しかない。これはアフリカ全体の2回線、アジアの6回線に比べてはるかに少ない。ちなみに日本では2000年末頃に、100人あたり移動電話で50回線、固定で50回線弱があったと思う。

 

  ちなみにマラウィの高級官僚が受け取るさまざまな手当ての一覧はこうなっている。

水道料金、電気料金、固定電話、移動電話、コック・庭師・ガードマンの給料、家賃、ガソリン代、退職手当である。電話が含まれている事が興味深い。

 

  高級官僚のレベルにもよるが、たとえば大臣、政務次官、市長クラスでは運転手つきの自動車がある。また、大学のヒラの教授は給料と家賃だけだが、学部長クラスになると水道料金、使用人の給料、そして電話がつくようだ。

 

  数からみても、官僚の手当てに含まれていることからみても、電話はマラウィではまだまだ一般的なものではない。しかし、一方ではインターネットを日常的に使用している人もマラウィ内には数多くいる。プロバイダーの数も増え、いわゆるインターネットカフェのようなものもたくさん出来ていくだろう。それを使用する一部の人と、まったく縁がない人との差は広がるばかりだ。

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インターネットと電話事情