アフリカというと、日本では、大自然・野生動物を連想することが多い。しかし、大自然はともかく、アフリカの野生動物は国立公園の中で保護されているに過ぎず、一般のアフリカ人が目にすることは少ない。

  国立公園にやって来た白人観光客のほうが、現地に住むタンザニア人、マラウィ人よりも野生動物に詳しいことも多い。マラウィ南部の都市、ブランタイヤの動物園も閉鎖のようだ。

 
 そんな中で野生動物が登場した新聞記事を紹介しよう。

  マラウィ南部のシーレ川に沿った地域は標高
100メートル以下で、湿原が広がっている。ここでは人がワニに襲われる事件が時々おこって、新聞に出る。たいていは、「食いつかれて、大声で助けを求め、重傷を負ったが助かった」というものだ。ワニは食いついて引っ張るだけでなく、体全体を回転させて、食いついたものを引きちぎる。ワニが体重をかけてすばやく回転できるような深さのところでは、食いつかれたものはかなりの深手を負うだろう。

先日(200113日)の新聞にはこんな記事があった。場所はシーレ川沿いではなく、マラウィ湖畔である。こちらは標高470メートルくらいある。ある男が湖に水を汲みに行ってワニに食いつかれた。大声をあげると、近くにいたカバがダッシュしてきて、それに驚いたワニは男を放した。それだけではない。次に浮上したワニの頭をカバは一撃のもとに噛み潰してしまった。とある。

  はじめは新聞を読みながら、ワニも充分に大きいと思っていた。しかし、カバに噛み潰される程度だとすると、人に噛みつくにしてはやや小さなものであったのかもしれない。


  そんな記事を読んで、トイレに行くと、我が家にもワニのような動物がいた。ヤモリである。あんまり似ていないかもしれないが、両方とも爬虫類なので、お許しください。

  家の中に何匹もいるが、トイレにはいつもいるので、同じやつかと思う。ゆっくり見る機会もあるが、黒い目がやや飛び出しているところがかわいい。ワニの縦型の虹彩とは大きな違いだ。また、ヤモリはいつもは壁や天井を這っているが、たまに床の上で見かけることもある。こんなときは妙に動きが不器用で、やはりかわいい。

  この様子をみていると、ヤモリがペットになっていないのが不思議だ。両生類のイモリのほうはペットとして飼われているのに。しかし、ヤモリが糞をして、それが天井からベッドの上や食器の中に入ったりすると、急に疎ましく感じ、ペットでなくても仕方ないと思う。

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