関カレ直前インタビュー


  夏の暑い日差しとともに、関カレの季節がやってきた。男子は2部優勝1部昇格、女子は1部3位という目標を設定し、今期掲げられたスローガンは "全進〜覚悟をもって挑む〜"。選手一人一人が目標に向かって同じ方向を向き、全員で進むようにという思いが込められている。第95代水泳部で挑む最後にして最大の舞台を前に、選手たちの意気込みに迫った。


関カレ直前インタビュー・4年生編


  1年間幹部学年として、部をまとめてきた4年生。彼らにとって集大成である今期は、ベストを更新する選手も多く、プレー面・私生活面ともに下級生を引っ張ってきた。迎える水泳人生の最終戦にむけ、彼らの胸のうちの熱い思いを語ってもらった。

【質問内容】
@関カレに向け強化してきたこと
A自分のここを見ろ!
Bズバリ!関カレでの目標は?

臼井大樹(営4) 400m個人メドレー、1500m自由形
@今までレギュラーから落ちていて、今年集大成4年生でやっととれたんです。ちゃんと練習に励んで、スタミナをつけてきました。
A1500mというよりは、ずっと練習をしてきた400m個人メドレーに注目してほしいです。決勝に残りたいので!1日目最初の種目でもあるので、決勝に残ってその1日を盛り上げたいです。
B両種目とも決勝!得点を取ってチームに貢献することです!

大谷翔太(コ4) 400m・1500m自由形
@自分の持ち味は後半の粘りと追い上げ。冬場から追い込んできた。
A後半を制する者がレースを制する。ラストの50で敵をごぼう抜きするスタイルでいきたい。ぜひ見てほしい。
B400では決勝残って、1500では優勝します

中川海(社4) 100m・200mバタフライ
@スピード!
A前半の勢い。
B個人で5点とる。

中谷理一(コ4) 50m・100m自由形
@とにかく肉体強化。
A緊張しがちなのでどうやってそれをのり超えていけるか
B個人としては出る種目全部で自己ベスト。団体としては、男子は2部優勝なので少しでも自分の点数が加点されるように死ぬ気で頑張りたい。

福井健人(済4) 100m・200m平泳ぎ
@上半身下半身ともに強化してきたんですけれども、主に下半身、足腰を鍛えることを中心にやってきました。
A前半入る型なので、前半から飛び抜けてる姿を見てください!
男子2部優勝が一番の目標なので、それに貢献できるように頑張りたいと思います。enjoy&explosion

増田圭佑(営4) 200m自由形
@心肺機能とパワーとメンタル。
A最後の公式レースとなります。決勝に絶対残るので見ていてください。
B2部優勝に貢献!

秋山遥奈(現4) 200m・100mバタフライ
@体調管理です。試合では、緊張などで疲れも溜まることと思います。体調を崩しやすいこの時期ですので、自己管理をきちんとしようと努力しました。
A後半の粘り!!短い距離はあまり得意ではないので、前半は少し遅れをとってしまいますが、後半の粘り強さを見てほしいと思います。
Bチームに貢献して、満足のいく結果を出す!!

片本佳那(営4) 400m・800m自由形
@長い距離なので体力はもちろん、スピードも必要なので、泳ぎの中で体力をつけつつキックが止まらないように練習しました。
A最初から突っ込んでいくので、そこを!
B4年生で今年最後なので、ベストタイムを出して悔いなく終わりたいです!

白井沙菜(観4) 100m背泳ぎ
@入学してから筋トレを怠っていて筋力が落ちていたので、筋トレをやったり、バイクを漕いで心肺機能を高めたりとかをしてきました。
A毎年、ターン後のバサロって言っているんですけど、今年は4年目なのでその部分とタイム、あとは関カレに臨む姿勢などでチームを引っ張りたいと思います。(関カレに臨む姿勢とは?)最上級生として、リレーを組むのが初めてになるので、第一泳者としてもちろんタイムも大事なんですけど、4人で力を合わせる良い雰囲気でレースに臨みたいなと思います。
Bチーム目標が女子は1部3位が目標なんですけど、日女、筑波、早稲田と争うことになるのでそのチーム目標を達成するために私が200m背泳ぎで出ないので、その分100mとリレーで。具体的には、100mは今、ランキングだと4位、5位なのであわよくばメダルを狙いたいと思います。

山本菜摘(文4) マネージャー
―最後の関カレですが
アスリート選抜で入学して、去年の7月からマネージャーをやっているんですけど、自分が今まで経験してきたこととか悔しさっていうのを選手に伝えつつ、選手が悔いの残らないように、レースとか選手生活を終わらせられるように自分ができること全力でやろうと心がけています。
―アクアティックセンターは環境が変わったものか?
変わりました。メインにしている大会が長水路なので、今までは夏しか長水路泳ぐことができなかったんですけど、4月から長水路で練習ができるようになったので、泳ぎやすくなったのではないかなと思います。

主将インタビュー
乾隆徳主将(コ4) 50m自由形、200m個人メドレー
―主将として1年過ごしてみて
何とも言えないですね。関カレ終わったらやりきった感とか出るのかなとは思うんですけど、まだやらないといけないことがあるので。振り返ってみたら、きつかったかなと思います。男子は一緒に生活しているので、同期に話を聞いてもらったりだとかして支えてもらいました。
―新しい練習環境、練習形態はどうか
うまくそれがはまっているかどうかとは、試合行ってみないと正直分からない部分もあると思うんですけど、それぞれがやりたいことはできていると思うので、調子良し悪しはあると思うんですけどみんな本番にはちゃんと合わせてきてくれるんじゃないかなと思います。土曜日の午後は、みんなで練習する時間をとっていたので、自分の足りないところを補強しつつ、チームという意識を持ってほしかったので、この時間を課したことで、関カレはチームで戦うという意識を持っていてくれればと思います。
―部としての関カレの目標
男子は2部で優勝して、1部昇格。女子は1部3位です。男子はできれば出る人全員が決勝に残れればと思います。戦う場所が1部から2部に落ちてるというのもあるんですけど、今年3年で選手としては2人出られない子がいるのでそういう子たちのことを考えると全員が決勝に残れたらベストかなと思います。
―乾さん自身も最後の関カレだと思うのですが、個人としては?
とりあえず50m自由形は自己ベストを更新して、中谷と1年生の豊田と3人で決勝に残って、3人で自己ベストを更新することです。個人メドレーは、専大に強い選手がいるんですけれど、桐原と私で3番以内に2人は入ると思うので、競ったら勝とう、あわよくば優勝を最低限にしたいです。
―自分のここを見ろというポイントは?
個人メドレーは前半の100mで行けるだけ行って、後半のきついところは我慢できればいいと思います。200m個人メドレーの前半のスピードに注目してください! 女子主将インタビュー
江見涼香(コ4) 200m個人メドレー、100m背泳ぎ
―女子主将として1年過ごしてみて
最初は、主将とはどうあるべきかって不安や葛藤があったんですけど、今思えばやってきてよかったなと。辛いこともたくさんあったんですけど、やってきてよかったと思います。
―1年間でチームは変わったか?
まとめるということは難しかったんですけど、関カレが近づくにつれて、みんなの意識が高まってきて、まとまってきたのかなと思います。
―女子1部3位という目標に向けて
今年は早稲田も筑波もいて、例年と比べてレベルは高いと思うんですけど、みんなが実力を出し切れば、叶わない目標ではないと思うので、今の調子でみんなが不安を感じることなく、全力で泳ぎ切ってほしいなと思います。
―どういうことを意識した大会にしたいか?
4年生にとっては節目の大会になるので、みんなが悔い残ることなく終われるように、そして後輩たちにも何か感動するものだったり、何か伝えられればいいなと思うので、95代が気持ちよく終わる大会にしたいと思います。
―江見さん自身も最後の関カレだと思うのですが、強化してきたところは?
関カレでまだ決勝に残ったことが無かったので、それに向けて持久力をつけていったり、体幹が弱かったので筋トレなどで鍛えて調整しました。
―個人としての目標は?
結果としては決勝に残ること、そして最後なので楽しく泳ぐことも忘れずに悔いなく終れたらいいなと思います。
―自分のここを見ろというポイントは?
いままでの気持ちも込めて泳ぐので見て欲しいです!

3年生編に続く



(7月25日 インタビュー:末藤亜弥、浅野徹、金澤希、西村南海子、野沢香帆、梶原伊佐子)
(文責・野沢香帆)




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