創部90周年を祝して

<来賓祝辞>

立教大学総長:吉岡知哉

皆さんこんばんは。

水泳部創部90週年、本当におめでとうございます。90周年というと、ほとんど池袋のキャンバスと同じくらいの時間が水泳部の中に流れていると思います。それは本当にすごいことだと思います。

これまでの水泳部の栄光の歴史、何人ものオリンピックの代表選手を出しているという歴史も、立教大学の歴史の非常に重要な部分をなしていると思っております。

ここのところ大学も、これまで行ってきた自由選抜に加え、アスリート選抜の制度も行うようになって、すこしずつ体育会の力も強くなってきております。この趣旨は、単に体育会の成績を上げるということだけでなくて、文武両道の学生を育てたいという趣旨をもっとも理解してくださっているのが水泳部だと思っております。水泳部がこのところ競技成績が上がっていることもよく存じております。土橋さんや真弓さんの活躍も立教スポーツを通じ学生もよく知っています。

それに加え、新座市民を対象としている水泳教室も、もう38年経っていると伺っています。お母さんお父さんがそこで水泳を覚えて、そのお子さんがまた水泳教室に来ている。そういう長い歴史をもっていることになります。

実は、明後日に、立教大学は新座市と社会連携の包括協定を結びます。そういう意味では、その一番の基礎を作ったのが水泳部のこういう活動だったと思っており、大変感謝しております。

それから、例えば国際水連が提唱しているマラリア撲滅運動への(水泳部の)協力とか、あるいは安部監督が立教の各運動部に働きかけている薬物乱用の防止の運動など、そういういろいろな運動というものが、とりわけ立教らしい体育会のありかたの一つのモデルを作っていると思っています。そのことも含め、私たちは水泳部に大変感謝しております。

一人ひとりの選手が持続して練習していくことが一番大切である様に、やはり部というのも持続していくことがやはり何よりも大切な力になっていくのだと思います。これからも一層、水泳部が発展していかれることを、心から願っております。本日は、お招きありがとうございました。
結びあたり、立教大学体育会、そして水泳部のますますの発展と本日ご臨席の皆々様のご健勝を祈念申し上げ、開会の挨拶とさせていただきます。どうもありがとうございました。


 
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