催し物

催し物 ― 集中講義

日程が確定したものから随時アップしていきます。

変更になることもございますので、 その都度ご確認のほうをよろしくお願いいたします。


2018年度春学期


PHY5390 LA106/宇宙物理特論2

講師 南部 保貞 氏 (名古屋大学)
題目 「時空の物理における量子情報」
日時 6月19日(火)10:45-
6月20日(水)10:45-
6月21日(木)10:45-
6月26日(火)10:45-
6月27日(水)10:45-
場所 立教大学池袋キャンパス4号館3階4340教室
講義内容 こちらにてご確認ください
世話人 原田 知広(メールアドレス:harada rikkyo.ac.jp)

PHY6090 LA124/現代物理学特別講義2

講師 樽家 篤史 氏 (京都大学基礎物理学研究所)
題目 「暗黒物質優勢宇宙における構造形成と観測的宇宙論」
日時 6月13日(水)9:00--18:10
6月14日(木)9:00--18:10
6月15日(金)9:00--18:10
場所 立教大学池袋キャンパス4号館3階4340教室
講義内容 こちらにてご確認ください
世話人 小林 努(メールアドレス:tsutomu rikkyo.ac.jp)

PHY5290 LA135/数理物理特論2

講師 西岡 辰磨 氏 (東京大学)
題目 「量子エンタングルメントと場の理論」
日時 4月13日(金)10:45--18:10
4月17日(火)10:45--18:10
4月20日(金)10:45--18:10
4月24日(火)10:45--16:30
場所 立教大学池袋キャンパス4号館3階4340教室
講義内容 こちらにてご確認ください
世話人 田中 秀和(メールアドレス:tanakah rikkyo.ac.jp)

2017年度秋学期


PHY5290 LA206/統計物理学

講師 渡邉 悠樹 氏 (東京大学)
題目 「対称性でみる量子多体系」
日時 11月15日(水)13:15--18:10
11月22日(水)10:45--18:10
12月6日(水)10:45--18:10
12月13日(水)10:45--18:10
場所 立教大学池袋キャンパス4号館3階4340教室
講義内容 こちらにてご確認ください
世話人 中山 優(メールアドレス:yu.nakayama rikkyo.ac.jp)


PHY6090 LA124/現代物理学特別講義2

講師 石橋 明浩 氏 (近畿大学)
題目 「ブラックホールの数理」
日時 11月8日(水)9:00--18:10
11月9日(木)9:00--18:10
11月10日(金)9:00--18:10
場所 立教大学池袋キャンパス4号館3階4340教室
講義内容 こちらにてご確認ください
世話人 世話人:小林 努(メールアドレス:tsutomu rikkyo.ac.jp)


PHY6090 LA123/現代物理学特別講義1

講師 杉本 茂樹 氏 (京都大学基礎物理学研究所)
題目 「超弦理論と時空のコンパクト化」
日時 10月25日(水)9:00--18:10
10月26日(木)9:00--18:10
10月27日(金)9:00--18:10
場所 立教大学池袋キャンパス4号館3階4340教室
講義内容 こちらにてご確認ください
世話人 中山 優(メールアドレス:yu.nakayama rikkyo.ac.jp)

2017年度春学期


PHY5390 LA106/宇宙物理特論2

講師 浅田 秀樹 氏 (弘前大学)
題目 「一般相対論性理論の検証の理論と観測 」
日時 9月5日(火)9:00--18:10
9月6日(水)9:00--18:10
9月7日(木)9:00--18:10
場所 立教大学池袋キャンパス4号館3階4340教室
講義内容 こちらにてご確認ください
世話人 原田 知広(メールアドレス:harada rikkyo.ac.jp)

2016年度秋学期


CB121/理論物理学講究6, LA206/統計物理学

講師 中村 真 氏 (中央大学)
題目 「超弦理論がつなぐ統計物理学とブラックホールの物理学」
日時 10月17日(月)9:00?18:10
11月7日(月)9:00?18:10
11月14日(月)9:00?18:10
場所 立教大学池袋キャンパス4号館3階 4340教室
講義内容 こちらにてご確認ください
世話人 小林 努(メールアドレス:tsutomu rikkyo.ac.jp)

LA106/宇宙物理特論2

講師 須藤 靖 氏 (東京大学)
題目 「太陽系外惑星の世界 」
日時 9月26日(月)9:00?16:30
9月27日(火)9:00?16:30
9月28日(水)9:00?14:45
9月29日(木)13:15?18:10
場所 立教大学池袋キャンパス4号館3階 4340教室
講義内容 こちらにてご確認ください
世話人 原田 知広(メールアドレス:harada rikkyo.ac.jp)

2016年度春学期


LA147/現代物理学特別講義2

講師 郡 和範 氏 (高エネルギー加速器研究機構)
題目 「素粒子的宇宙論入門 」
日時 5月17日(火)13:15?18:10
5月18日(水)10:45?18:10
5月24日(火)10:45?18:10
5月25日(水)10:45?18:10
場所 立教大学池袋キャンパス4号館3階 4340教室
世話人 小林 努(メールアドレス:tsutomu rikkyo.ac.jp)

2015年度 秋学期


LA206 統計物理学/CB121 理論物理学講究6(統計物理学)

講師 堺 和光 氏(東京大学大学院総合文化研究所)
題目 「共形不変な2次元確率過程」
日時 11月 25日(水) 13:15~18:10
11月 26日(木) 10:45~18:10
12月 2日(水) 10:45~18:10
12月 3日(木) 10:45~18:10
場所 立教大学4号館3階 4340教室
世話人 小林 努(メールアドレス:tsutomu rikkyo.ac.jp)

LA106 宇宙物理特論2

講師 白水 徹也 氏(名古屋大学大学院多元数理科学研究所)
題目 「一般相対論特論」
日時 10月 26日(月) 10:45~16:30
10月 28日(水) 10:45~18:10
10月 29日(木) 10:45~18:10
10月 30日(金) 10:45~18:10
場所 立教大学4号館3階 4340教室
世話人 原田 知広(メールアドレス:harada rikkyo.ac.jp)

2015年度 春学期


LA124 現代物理学特別講義2

講師 伊藤 洋介 氏(東京大学RESCEU)
題目 「重力波データ解析入門」
日時 5月 19日(火) 10:45~18:10
5月 20日(水) 10:45~18:10
5月 26日(火) 10:45~18:10
5月 27日(水) 10:45~16:30
場所 立教大学4号館3階 4340教室
世話人 小林 努(メールアドレス:tsutomu rikkyo.ac.jp)

2014年度 秋学期


LA124 現代物理学特別講義2

講師 犬塚 修一郎 氏
題目 「宇宙物理学における流体力学」
日時 11月 18日(火) 09:00~18:10
11月 19日(水) 09:00~18:10
11月 20日(木) 09:00~18:10
場所 立教大学4号館3階 4340教室
世話人 小林 努(メールアドレス:tsutomu rikkyo.ac.jp)

LA206 統計物理学/CB121 理論物理学講究6

講師 沙川 貴大 氏
題目 「非平衡統計力学」
日時 10月 21日(火) 09:00~18:10
10月 28日(火) 09:00~18:10
10月 29日(水) 09:00~18:10
場所 立教大学4号館3階 4340教室
世話人 小林 努(メールアドレス:tsutomu rikkyo.ac.jp)

LA135 数理物理特論2

講師 夏梅 誠 氏
題目 「AdS/CFT双対性の現実の強結合系への応用」
日時 10月 07日(火) 10:45~18:10
10月 08日(水) 10:45~18:10
10月 20日(月) 10:45~18:10
10月 21日(火) 13:15~18:10
場所 立教大学4号館3階 4340教室
(10/21 のみ X203教室)
世話人 田中 秀和(メールアドレス:tanakah rikkyo.ac.jp)

LA106 宇宙物理特論2

講師 星野 真弘 氏(東京大学)
題目 「高エネルギー天体での粒子加速とプラズマ素過程」
日時 09月 24日(水) 13:15~18:10
09月 25日(木) 10:45~18:10
09月 26日(金) 10:45~18:10
09月 27日(土) 10:45~18:10
場所 立教大学4号館3階 4340教室
世話人 原田 知広(メールアドレス:harada rikkyo.ac.jp)

2014年度 春学期


登録なし






2013年度 秋学期


LA135 数理物理特論2

講師 橋本 幸士 氏(大阪大学/理化学研究所)
題目 「ゲージ重力対応のQCD・ハドロン物理学への応用」
日時 12月 9日 (月) : 9:00~18:10
12月 10日 (火) : 9:00~16:30
12月 11日 (水) : 9:00~18:10
場所 立教大学4号館3階 4340教室
世話人 田中 秀和(メールアドレス:tanakah_AT_rikkyo.ac.jp)

LA106 宇宙物理特論2

講師 柴田 大 氏(京都大学基礎物理学研究所)
題目 「数値相対論とその応用」
日時 11月 19日(火): 9:00~12:15
11月 20日(水): 9:00~18:10
12月 17日(火): 13:15~18:10
12月 18日(水): 9:00~18:10
場所 立教大学4号館3階 4340教室
世話人 原田 知広(メールアドレス:harada_AT_rikkyo.ac.jp)

LA206 統計物理学/CB121 理論物理学講究6

講師 出口 哲生 氏(お茶の水女子大学)
題目 「量子可積分系のダイナミクスと非平衡統計力学」
日時 10月 9日 (水) :13:15~18:10
10月 28日 (月) :10:45~18:10
10月 29日 (火) :10:45~18:10
10月 30日 (水) :10:45~18:10
場所 立教大学4号館3階 4340教室
世話人 田中 秀和(メールアドレス:tanakah_AT_rikkyo.ac.jp)

催し物 ― コロキウム

外部の大学・研究機関等からゲストをお招きして、 最先端の研究内容を紹介していただきます。 リスナーからの質問・議論等も歓迎します。

宇宙関連・素粒子関連を、隔週で交互に行っております。


理論物理学コロキウム(宇宙)

日時 2018年6月26日(火)16:40~18:10
講師 南部 保貞 氏(名古屋大学)
題目 「Harvesting Large Scale Entanglement in de Sitter Space with Multiple Detectors」
概要 量子場の持つ量子もつれ(エンタングルメント)を検出する1つの方法として,場と相互作用する2つの検出器間の相関を用いる手法がある.この方法でインフレーション宇宙における量子もつれを評価すると,ハッブル地平線を越える大スケールで検出器間の量子もつれが切れることが知られている.本研究では,3個以上の検出器を用意し多体相関の効果を考慮することで,大スケールにおける量子もつれが検出可能となることを示す.この結果は量子もつれの持つ基本的性質であるモノガミー性に起因する.
言語 日本語
場所 立教大学池袋キャンパス4号館3階 4340教室

理論物理学コロキウム(素粒子)

日時 2018年6月19日(火)16:40~18:10
講師 渡邉 真隆 氏(Kavli IPMU)
題目 「The Large Charge Expansion and the Universal Correlation Functions in Rank-1 SCFT」
概要 The two-point functions for generator O of Coulomb branch chiral rings in D=4 N=2 SCFT will be determined universally to all orders in 1/n by the theory's a-anomaly. The calculation will be done using the method of large-charge expansion presented in [1706.05743]; the absence of F-terms in the (R-charge)^(-1) expansion of the effective action ensures this universality. I will also comment on the non-universal and non-perturbative corrections to the two-point functions whose leading piece was numerically shown to go as O(exp(-sqrt(n))).
言語 日本語
場所 立教大学池袋キャンパス4号館 物理輪講室(4232)

理論物理学コロキウム(宇宙)

日時 2018年6月14日(木)16:40~18:10
講師 樽家 篤史 氏(京都大学)
題目 「ゆがんだ宇宙の大規模構造:宇宙論の新しいプローブ」
概要 銀河サーベイを介して観測される宇宙の大規模構造は、宇宙の成り立ちと進化に関する貴重な宇宙論的情報を含んでいるが、”赤方偏移空間歪み”と呼ばれる観測的な効果によって系統的にゆがんで見える。しかし、近年、この歪みを測定することでは、宇宙論的な大スケールで重力をテストできるとして大きな関心が集まっている。本セミナーでは、銀河の特異速度によって引き起こされる「標準的な」赤方偏移空間歪みについてレビューした後、相対論的効果によって生じる新たな歪みについて議論する。 この歪みのユニークな特徴を調べるため、相対論的効果を考慮したシミュレーションカタログを作成し、その影響を見積もった結果について紹介し、その特徴と検出可能性などについて議論する。
言語 日本語
場所 立教大学池袋キャンパス4号館3階 4340教室

理論物理学コロキウム(素粒子)

日時 2018年6月4日(月)16:40~18:10
講師 丸吉 一暢 氏(成蹊大学)
題目 「RG flows and deformations of simple SCFTs」
概要 In this talk, we will explore possible RG flows of four-dimensional N=1 SU(2) gauge theory with adjoint and a pair of fundamental chiral multiplets (Nf=1) by relevant deformations. By these, we allow the ones by adding a free chiral multiplet M and coupling it to a chiral operator O by superpotential W = M O. Fixed points by these deformations can be studied by using a-maximization and superconformal index. We find there are two fixed points where N=1 supersymmetry is enhanced to N=2. These are indeed the Argyres-Douglas theories H_0 and H_1. The other fixed points are purely N=1 supersymmetric, including various new SCFTs. We will discuss some properties, eg chiral ring, of them. This talk is based on the collaboration with Emily Nardoni and Jaewon Song.
言語 日本語
場所 立教大学池袋キャンパス4号館 物理輪講室(4232)

理論物理学コロキウム(素粒子)

日時 2018年5月29日(火)16:40~18:10
講師 束 紅非 氏(京都大学)
題目 「ODE/IM correspondence and its application to N=2 gauge theories」
概要 In this talk we discuss a mystery correspondence between the linear problem associated with affine Toda field equations and two-dimensional massive integrable models, which is known as the massive ODE/IM correspondence. Based on the $\psi$-system satisfied by the solutions of the linear problem, we derive the Bethe ansatz equations and determine the asymptotic behavior of the Q-function for large value of the spectral parameter. We then derive the non-linear integral equations for the Q-functions from the Bethe ansatz equations, and compute the effective central charge in the UV limit. If time is allowed, I will show several new results, when we apply ODE/IM correspondence to N=2 gauge theories.
言語 日本語
場所 立教大学池袋キャンパス4号館 物理輪講室(4232)

理論物理学コロキウム(宇宙)

日時(Date) 2018年5月22日(火)16:40~18:10 (Tuesday, May 22, 2018, 4:40 pm - 6:10 pm)
講師(Speaker) Filipe C. Mena (Univ. Minho, Portugal)
題目(Title) 「Spacetime matching: models of black hole formation and gravitational wave emission」
概要(Abstract) Since the pioneering works of Oppenheimer-Snyder and Einstein-Straus, the theory of spacetime matching has been used to build models of isolated objects in astrophysics, as well as objects embedded in cosmological models. In this talk, I will describe some applications of this theory to the modelling of black hole formation, as well as radiation emission through matching surfaces, using exact solutions of the Einstein equations. If time permits, I will also present results about perturbed (non-exact) spacetime matchings, and an application to stationary axially symmetric vacuoles embedded in cosmological models containing small perturbations, including gravitational waves.
言語(Language) 英語(English)
場所(Place) 立教大学池袋キャンパス4号館(Rikkyo Univ. Ikebukuro Campus, building 4) 物理輪講室(4232)(room 4232, 2nd floor)4412教室(room 4412, 4th floor)

理論物理学コロキウム(宇宙)

日時 2018年5月15日(火)16:40~18:10
講師 瀬戸 直樹 氏(京都大学)
題目 「重力波を放出する二つの連星の同期現象」
概要 同期現象は物理科学のみならず生物学や工学などでも広く観測されている。本講演では重力波を放出する2つの連星によって構成される階層的4体系の進化を議論する。 そして、このような系を同期状態へ引き込むためのメカニズムを解説する。さらに、同期後に実現される興味深い天文学的現象を紹介する。
言語 日本語
場所 立教大学池袋キャンパス4号館 4412教室

理論物理学コロキウム(素粒子)

日時 2018年5月8日(火)16:40~18:10
講師 楠亀 裕哉 氏(京都大学基礎物理学研究所)
題目 「New Properties of Large-c Conformal Blocks from Recursion Relation」
概要 二次元ホログラフィックCFTを理解するうえで、large-cにおける共形ブロックの性質を調べるのは重大な意義を持つ。本講演では、さまざまな共形次元の外線および内線を持つlarge-c 共形ブロックをザモロドチコフ再帰方程式を用いて数値的に解析した結果分かったことについて解説する。アプローチとしては、再帰方程式を用いて初項から順に十分大きい項までを計算して、その振る舞いから一般項の性質を予想するといったものである。これにより、外線の共形次元がc/32を超えると、共形ブロックの定性的な振る舞いが大きく変わることを、数値的及び解析的根拠と共に予想した。更に、共形ブロックの級数展開係数がCardy公式のような簡潔な漸近形を持つという予想も得られた。この予想はHHLL Virasoro blockの結果と矛盾がない事も確認できる。最後に、この共形ブロックの性質から導かれるOTOCやエンタングルメント・エントロピーといった量の性質について議論する。特に励起に用いる場の共形次元がc/32を超えるか否かによって、局所励起状態に対するレンニ・エンタングルメント・エントロピー(n≧2)の時間発展の振る舞いが変化し、c/32を超えた時の振る舞いはある普遍的な公式で与えられることについて説明する。
言語 日本語
場所 立教大学池袋キャンパス4号館 物理輪講室(4232)

理論物理学コロキウム(宇宙)

日時 2018年5月1日(火)16:40~18:10
講師 池田 大志 氏(名古屋大)
題目 「Maximal Luminosity Conjectures」
概要 Maximal Luminosity Conjectureは、宇宙の様々な物理的な系から放出されるルミノシティーには上限が存在するという仮説であり、Gibbonsらによって提唱された。本講演では、この仮説がなぜ期待されるのか、どれほど普遍的に成立する仮説なのかについて、思考実験を通して議論をする。
言語 日本語
場所 立教大学池袋キャンパス4号館 4412教室

理論物理学コロキウム(素粒子)

日時 2018年4月24日(火)16:40~18:10
講師 西岡 辰磨 氏(東京大学)
題目 「OPE for Conformal Defects and Holography」
概要 We study the operator product expansion(OPE) for scalar conformal defects of any codimension in CFT. The OPE for defects is decomposed into “defect OPE blocks”, the irucible representations of the conformal group, each of which packages the contribution from a primary operator and its descendants. We use the shadow formalism to deduce an integral representation of the defect OPE blocks. They are shown to obey a set of constraint equations that can be regarded as equations of motion for a scalar field propagating on the moduli space of the defects. By employing the Radon transform between the AdS space and the moduli space, we obtain a formula of constructing an AdS scalar field from the defect OPE block for a conformal defect of any codimension in a scalar representation of the conformal group, which turns out to be the Euclidean version of the HKLL formula. We also introduce a duality between conformal defects of different codimensions and prove the equivalence between the defect OPE block for codimension-two defects and the OPE block for a pair of local operators.
言語 日本語
場所 立教大学池袋キャンパス4号館 物理輪講室(4232)

理論物理学コロキウム(宇宙)

日時 2018年4月17日(火)18:30~20:00
講師 高橋 一史 氏(立教大学)
題目 「Higher-order scalar-tensor theories and cosmological perturbations: Can we go beyond Horndeski?」
概要 Horndeski理論はEuler-Lagrange方程式が高々2階となるような最も一般的なスカラーテンソル理論であり、 健全なスカラーテンソル理論の広い枠組みを与える。近年Horndeski理論を越えた健全な理論がいくつか 発見されているものの、その多くは宇宙論的摂動の下で不安定性を示すことが知られている。本講演では、 高階微分を含んだスカラーテンソル理論の現状を復習した後、我々が提案した新たな重力理論について 一様等方時空まわりの摂動を議論し、重力理論の拡張の限界を探る。 [参考文献: KT and Tsutomu Kobayashi, JCAP 1711, 038 (2017)]
言語 日本語
場所 立教大学池袋キャンパス4号館 物理輪講室(4243)

理論物理学コロキウム(素粒子)

日時 2018年4月9日(月)16:40~18:10 (Monday, April 9, 2018, 4:40 pm - 6:10 pm)
講師 Prof. Piljin Yi (KIAS)
題目 「Witten, Cardy, and the Holonomy Saddle」
概要 This talk will explore topological invariants of susy gauge theories, with some emphasis on index-like quantities and the notion of holonomy saddles. We start with 1d refined Witten index computations where the twisted partition functions typically show rational, rather than integral, behavior. We will explain how this oddity is a blessing in disguise and propose a universal tool for extracting the truely enumerative Witten indices. In part, this finally put to the rest a two-decade-old bound state problems which had originated from the M-theory hypothesis. Along the way, we resolve an old and critical conflict between Kac+Smilga and Staudacher/Pestun, circa 1999~2002, whereby the notion of H-saddles emerges and plays a crucial role. More importantly, H-saddles prove to be universal features of supersymmetric gauge theories when the spacetime include a small circle: H-saddles are explored further for d=4, N=1 theories, with much ramifications on some recent claims on Cardy exponents of their partition functions.
言語 英語(English)
場所 立教大学池袋キャンパス4号館(Rikkyo Univ. Ikebukuro Campus, building 4) 物理輪講室(4243)(room 4232, 2nd floor)

理論物理学コロキウム(素粒子)

日時 2018年1月30日(火) 16:40--18:10
講師 杉本 茂樹 氏(京都大学基礎物理学研究所)
題目 「変化する結合定数をもつ超対称ゲージ理論とブレーン交叉」
概要 結合定数、θパラメータや質量などのパラメータが時空の座標に依存する状況を考え、超対称性が部分的に保たれるための条件を導き、いくつか非自明な解を与える。また、そうした系のいくつかを弦理論における交叉したブレーンから構成し、場の理論の結果の一部を超重力理論の解析によって再現できることも示す。
言語 日本語
場所 立教大学池袋キャンパス4号館 物理輪講室(4232)

理論物理学コロキウム(宇宙)

日時 1月23日 (火) 16:40 ~ 18:10
講師 大下 翔誉 (東京大 RESCEU)
題目 「ラックホール地平面の微視的構造とringdown重力波」
概要 量子重力理論で予言される分散関係の\omega^2 = k^2からの(Planckサイズでの)ずれは、ブラックホール(BH)からのringdown重力波(BHに摂動を与えた際に放出される重力波)に影響を与え得るというのが、今回のセミナーでの内容である。ringdown重力波はBHの固有振動モード(Quasi-Normal Modes: QNM)から構成されており、QNMはRegge-Wheeler方程式(重力場での波動方程式)の解に、適切な境界条件(BH遠方で外向きの進行波、BH地平面近傍で内向きの進行波)を課すことで得られる。しかしながら、BH地平面付近に微視的構造が存在する。ならば、波長がPlanckサイズになるまで重力的青方偏移を受けた内向きの重力波の分散関係が、\omega^2 = k^2からずれることになる。このような、分散関係の局所的な変化は一般に、その進行波の部分反射を引き起こすことが知られており、BH地平面近傍の内向き重力波も、時空が微視的な構造を伴う場合には、部分反射されることが予想される。時空の微視的状態を記述する量子重力理論の候補の数々は、その分散関係の(Planckサイズでの)ずれの様子で特徴づけられるため、ringdown重力波の観測が量子重力理論の制限を可能にし得る。  今回のセミナーでは、BHの微視的構造及びringdown重力波に関して手短にレヴューを行い、微視的構造が実際にBH地平面に内在している場合に、ringdown重力波がどのように変更を受け得るのかを議論する。
言語 日本語
場所 立教大学池袋キャンパス4号館 物理輪講室(4232)

理論物理学コロキウム(宇宙)

日時 2018年1月19日 (金) 13:15 ~ 14:45
講師 井上芳幸氏(理研)
題目 「X-ray bound on density of primordial black holes」
概要 Primordial black holes interacting with interstellar medium gas would emit significant fluxes of X-ray photons through Bondi-Hoyle-Lyttleton accretion. These X-ray emitting PBHs would contribute to the observed number density of compact X-ray objects in galaxies. The latest X-ray data can set a new upper limit on the abundance of PBHs in order not to overproduce the observed X-ray source density. Stellar and intermediate mass PBHs can not account for the whole dark matter density.
言語 日本語
場所 立教大学池袋キャンパス4号館 物理輪講室(4232)

理論物理学コロキウム(素粒子)

日時 2017年12月26日(火) 16:40--18:10
講師 青木 慎也 氏(京都大学基礎物理学研究所)
題目 「Holography from scalar field theories and a realization of AdS/CFT correspondence」
概要 この講演では、まず、フロー方程式を用いて、d次元スカラー場の理論のHolography(理論のd+1次元への拡張)を定義する方法を提唱する。そのHolographicな理論には、誘導された計量として量子情報理論でBurres計量あるいはHelstrom計量と呼ばれるものが定義されることを示す。スカラー場としてCFT(Conformal Field Theory)を考えると、その誘導された計量はd+1次元AdS空間を記述することを示す。その場合、d次元の理論のコンフォーマル対称性がd+1次元では、AdS空間のIsometryになること議論し、具体的な計算をしなくてもAdS空間が現れることを保証する機構を明らかにする。この方法を、CFTが曲がった空間に定義された場合に適用した時の結果についても議論する。時間があれば、Holographic空間のスカラー場の伝搬関数やエネルギー運動量テンソルの計算などの最近の研究も紹介する。
言語 日本語
場所 立教大学池袋キャンパス4号館 物理輪講室(4232)

理論物理学コロキウム(素粒子)

日時 2017年12月19日(火) 16:40--18:10
講師 渡辺 悠樹 氏(東京大学)
題目 「基底状態における時間結晶の非存在性」
概要 ノーベル賞物理学者のWilczekが2012年に提案し、活発な議論の対象となった「時間結晶」について振り返る。もともと基底状態や平衡状態で起こり得るとされた時間結晶であるが、元々の提案ではそもそも「定義」が明確には与えられていなかった。我々は長距離相関という立場から一つの定義を与え、その意味での時間結晶が実現不可能であることを示したので、その議論を紹介したい。近年実現された周期外場中における時間結晶との関連にも触れる。 Ref: HW and Masaki Oshikawa, PRL 114, 251603 (2015)
言語 日本語
場所 立教大学池袋キャンパス4号館 物理輪講室(4232)

理論物理学コロキウム(素粒子)

日時 2017年11月28日(火) 16:40--18:10
講師 高柳 匡 氏(京都大学基礎物理学研究所)
題目 「Holographic Entanglement of Purification」
概要 We study properties of the minimal cross section of entanglement wedge which connects two disconnected subsystems in holography. In particular we focus on various inequalities which are satisfied by this quantity. They suggest that it is a holographic counterpart of the quantity called entanglement of purification, which measures a bipartite correlation in a given mixed state. We give a heuristic argument which supports this identification based on a tensor network interpretation of holography. This implies that the entanglement of purification satisfies the strong superadditivity for holographic conformal field theories.
言語 日本語
場所 立教大学池袋キャンパス4号館 物理輪講室(4232)

理論物理学コロキウム(宇宙)

日時 2017年11月21日 16:40-18:10
講師 秋津 一之氏(東京大学 Kavli IPMU)
題目 「長波長ゆらぎが宇宙大規模構造に及ぼす影響」
概要 現在観測される宇宙の大規模構造は原始密度ゆらぎが重力によって非線形成長した結果である。本セミナーでは、その中でも長波長ゆらぎと短波長ゆらぎ間の非線形モードカップリングに注目して近年の進展を解説する。特に、宇宙が大域的に等方であっても、ある有限領域に長波長ゆらぎが非等方な痕跡を残すことを説明し、短波長ゆらぎの観測から長波長ゆらぎの情報を取り出す可能性についても議論する。
言語 日本語
場所 立教大学池袋キャンパス4号館2階4232(物理輪講室)

理論物理学コロキウム(素粒子)

日時 2017年11月14日(火) 16:40--18:10
講師 手塚 真樹 氏(京都大学)
題目 「Sachdev-Ye-Kitaev模型とカオス」
概要 Sachdev-Ye-Kitaev (SYK)模型は2015年に提案された、(0+1)次元でN個のフェルミオンがランダムな4次の相互作用をもつ量子力学系である。Nが大きく低エネルギーの極限では、相関係数の計算に現れるFeynmanダイアグラムの厳密な足し上げができ、共形対称性が現れる。さらにこのとき非時間順序相関関数(OTOC)の時間依存性にみられるリアプノフ指数が、ブラックホールで期待されるカオス上限を実現することなどから、(1+1)次元AdS空間のブラックホールとホログラフィック対応すると期待され、研究が急速に進展している。 講演者らは、 (1) SYK 模型の光格子に閉じ込めた冷却原子系による実現提案[1]、 (2) SYK 模型における長時間の相関関数の振舞とランダム行列の関連性[2]、 (3) SYK 模型にフェルミオンのホッピングに相当する2次の項を加えて変形した 系でのカオスの安定性[3] などについて研究を進めてきた。本講演では、SYK 模型の研究状況や我々の研究の動機について説明したあと、まず、(1)(2) の研究の概要を述べ、次いで、(3) について詳しく紹介する。時間の余裕があれば、これらに関連して調べている、各種の大自由度古典カオス系のリアプノフ指数の分布の共通性 [4] についても触れたい。 [1] I. Danshita, M. Hanada and M. Tezuka, “Creating and probing the Sachdev-Ye-Kitaev model with ultracold gases: Towards experimental studies of quantum gravity” PTEP 2017, 083I01 (2017) [arXiv:1606.02454]. [2] J. S. Cotler, G. Gur-Ari, M. Hanada, J. Polchinski, P. Saad, S. H. Shenker, D. Stanford, A. Streicher and M. Tezuka, “Black Holes and Random Matrices” JHEP 1705, 118 (2017) [arXiv:1611.04650]. [3] A. M. Garcia-Garcia, B. Loureiro, A. Romero-Bermudez and M. Tezuka, “Stability of chaos in a generalised Sachdev-Ye-Kitaev model” [arXiv:1707.02197]. [4] M. Hanada, H. Shimada and M. Tezuka, “Universality in Chaos: Lyapunov Spectrum and Random Matrix Theory” [arXiv:1702.06935].
言語 日本語
場所 立教大学池袋キャンパス4号館 物理輪講室(4232)

理論物理学コロキウム(宇宙)

日時 2017年11月9日 16:40-18:10
講師 石橋 明浩氏(近畿大)
題目 「BMS対称性と重力メモリー」
概要 重力メモリーは重力波の非振動的な効果であり、自由落下粒子系を重力波バーストが通過した後に自由粒子の相対位置のずれが元に戻らずいつまでも残るという、原理的に観測可能な現象です。近年、このメモリー効果と時空の漸近対称性、および軟重力子の3つの関係性が明らかになってきました。本セミナーでは、重力波メモリー効果と時空のBMS対称性がどのように結びついているのかを、4次元と高次元時空の場合を比較しつつ解説します。
言語 日本語
場所 立教大学池袋キャンパス4号館3階4340教室

理論物理学コロキウム(宇宙)

日時 2017年10月31日 16:40-18:10
講師 徳田 順生氏(京都大学天体核研究室)
題目 「 Theoretical Consistency of Stochastic Approach」
概要 本講演では、ドジッター背景時空上において軽いスカラー場の長波長モードの従う有効運動方程式(EOM)を導出する手法を紹介し、その有効EOMがランジュバン方程式となることを示す。なお、本手法は短波長モードと長波長モード間の非線形相互作用を含めた場合にも適用可能な初めての手法である。また、有効EOMが古典的確率過程とみなせるか否かについても議論する。
言語 日本語
場所 立教大学池袋キャンパス4号館 物理輪講室(4232)

理論物理学コロキウム(素粒子)

日時 2017年10月24日(火) 16:40--18:10
講師 大塚 啓 氏(早稲田大学)
題目 「IIB型超弦理論及びF-理論に基づくモジュライ固定」
概要 IIB型超弦理論及びその強結合極限として知られるF-理論の有効理論にはコンパクト化を通じて、複数のモジュライ場が4次元有効理論に現れる.本講演では、IIB型超弦理論におけるフラックスコンパクト化について紹介した後、楕円ファイブレーション構造を持つカラビ・ヤウ多様体上にコンパクト化されたF-理論においてフラックスコンパクト化を議論する.F-理論における基づくフラックスコンパクト化では、open mirror symmetryの手法を用いることで、IIB型超弦理論のD-branesに付随する開弦モジュライ場の固定が可能になることを紹介する.
言語 日本語
場所 立教大学池袋キャンパス4号館 物理輪講室(4232)

理論物理学コロキウム(宇宙)

日時 2017年10月17日 16:40-18:10
講師 榊原 由貴氏(大阪市立大学)
題目 「フェルミオンに特有のゴーストとその除去」
概要 フェルミオンに関してラグランジアンが運動項に2階微分を含むことができない理由を解説し、フェルミオンとボソンの相互作用を上手く組み合わせることでこのような状況を回避できる可能性を提案する。ハミルトニアン解析において重要である時間依存性に主に注目するが、共変性を回復した例も示す。
言語 日本語
場所 立教大学池袋キャンパス4号館 物理輪講室(4232)

理論物理学コロキウム(素粒子)

日時 2017年10月10日(火) 16:40--18:10
講師 桐生 直輝 氏(東京大学総合文化研究科)
題目 「1/2-BPS Wilson loop上の演算子の相関関数: PerturbationとHexagonalization」
概要 planar N=4 超対称Yang-Mills理論におけるsingle-trace operatorの相関関数は、hexagon form factorと呼ばれる基本的な構成要素に分解する(hexagonalization)ことで任意の結合定数で提案されたが、これらの発展は可積分性の力によるところが大きく可積分性を用いない手法についての理解は乏しい。本研究では、hexagonalizationの開弦版という解釈ができる1/2-BPS Wilson loop上に挿入されたoperatorの相関関数に着目することで、Wilson loopが境界として存在するために閉弦の時よりも多くの量をperturbationから計算できるのではないかと期待し、2つの異なる見方であるperturbationとhexagonalizationの対応について研究を行っている。今回の講演ではこの研究の現状について説明したい。
言語 日本語
場所 立教大学池袋キャンパス4号館 物理輪講室(4232)

理論物理学コロキウム(素粒子)

日時 2017年9月26日(火) 16:40--18:10
講師 大森 寛太郎 氏(プリンストン高等研究所)
題目 「5d/6d DE instantons from trivalent gluing of web diagrams」
概要 トーリックカラビヤウ多様体上のトポロジカル弦理論の全種数分配関数はトポロジカル頂点と呼ばれる組み合わせ論的量の足し上げで表されることが知られている。本研究では、新たに”trivalent gluing” と呼ぶ操作を導入することで、新しいクラスのノンコンパクトカラビヤウ多様体の全種数分配関数を得られることを提案する。考えるカラビヤウ多様体は、M理論のコンパクト化多様体を見なることで5次元のD型、あるいはE型の超対称ヤンミルズ理論をengineerするものである。”trivalent gluing”は、D,E型の5次元超対称ヤンミルズ理論がnon-Lagrangianな系と結合したSU(2)超対称ゲージ理論とdualであることから導かれる。
言語 日本語
場所 立教大学池袋キャンパス4号館 物理輪講室(4232)

理論物理学コロキウム(宇宙)

日時 Friday, July 14th, 2017, 1:15 p.m ? 2;45 p.m
講師 Hiroyuki Negishi(Osaka City University)
題目 「非一様等方宇宙モデル中で 密度ゆらぎから作られる重力波 」
概要 現代宇宙論の標準モデルでは巨視的にみると宇宙は一様等方であることを作業仮説として採用しているが、巨視的に見た宇宙の一様性はまだ観測的に確かめられていない。そのため非常に大きなスケールの非一様性が我々の宇宙に存在する可能性がある。これまでの非一様宇宙モデルの研究では主に距離赤方偏移関係などの背景時空の性質にのみ依存する観測量が主に研究されてきた。 より多くの観測データを用いて非一様性を観測的に制限するためには非一様宇宙モデル中での摂動計算が必要不可欠である。 本発表では非一様宇宙モデル中での摂動の中で特にテンソルモード(重力波)に注目し議論する。
言語 Japanese
場所 Seminar Room 4232, Bldg. No.4, Ikebukuro Campus, Rikkyo University

理論物理学コロキウム(素粒子)

日時 2017年7月18日(火) 16:40--18:10
講師 日高 義将 氏(理化学研究所)
題目 「量子異常に起因する輸送現象の最近の進展」
概要 近年量子異常に起因する異常輸送現象(カイラル磁気効果やカイラル渦効果など)が高エネルギー重イオン衝突実験の物理やワイル半金属などの物性物理において活発に議論されている.そこではカイラル運動論とよばれる半古典論に基づく輸送方程式を用いて議論されてきた.これまでの研究の多くは,現象論的な議論であり,特に相対論的な場合,Lorentz対称性との整合性が問題であった.本講演では相対論的場の量子論に基づいた量子輸送方程式から出発し,量子異常に起因する輸送現象について議論する.また,最近の進展についても紹介する.
言語 日本語
場所 立教大学池袋キャンパス4号館 物理輪講室(4232)

Theoretical Physics Colloquium (GR-QC Seminar)

Date 2017年7月11日(火)16:40~18:10
講師 Norihiro Tanahashi氏(Osaka Univ.)
Tilte 「Wave propagation and shock formation in the most general scalar-tensor theory 」
Abstract We study the wave propagation in the Horndeski theory, one of the most general scalar-tensor theory, focusing on the shock formation phenomenon. In this theory, the propagation speeds of the scalar field wave and gravitational wave depend on the background and also their own amplitudes, and this property causes various phenomena which cannot be seen in GR. In this talk we discuss how this property affects the causality in this theory, and also study the shock formation phenomenon caused by the nonlinear effects in wave propagation.
language English
場所(place) Seminar Room 4232, Bldg. No.4, Ikebukuro Campus, Rikkyo University

理論物理学コロキウム(素粒子)

日時 2017年7月4日(火)16:40~18:10
講師 清水 浩之 氏(カブリ数物連携宇宙研究機構)
題目 「6次元超共形場理論のいくつかの性質について」
概要 6次元超共形場理論は現在、非常に多くの例が発見されているが、いずれもラグランジアンが知られておらず、その物理的性質が十分に解明されたとは言い難い。本講演では、6次元超共形場理論の持ついくつかの特徴的な性質について、講演者の手によって得られた結果を中心に解説したい。まず、6次元超共形場理論の代表的な構成法を復習する。その後、6次元理論のテンソル枝に現れるインスタトン弦の世界面理論について、その中心電荷がどのように計算されるかを解説する。最後に、テンソル多重項がHiggs枝に移ることで失われる"small instanton transition"という現象に関するいくつかの結果を説明したい。
言語 日本語
場所 立教大学池袋キャンパス4号館 物理輪講室(4232)

Rikkyo University Theoretical Physics Colloquium (GR-QC Seminar)

Date Tuesday, June 27th, 2017, 4:40 p.m ? 6;10 p.m
講師 Maximilian Thaller (Chalmers Univ of tech.)
Title On Static Solutions of the Einstein-Vlasov System
Abstract The Einstein-Vlasov system describes the motion of an ensemble of collisionless particles in the framework of general relativity. This presentation focuses on static solutions in spherical symmetry. Three different settings will be discussed: Solutions with cosmological constant, massless solutions with matter of compact support, and solutions describing charged particles. Using properties of static solutions in the "simple setting" (i.e. no cosmological constant, no charge) and other techniques existence of solutions in the three cases is shown. Moreover, properties of massless solutions with compactly supported matter are discussed and analogies to the notion of geons are pointed out. In the case of charged particles, limits that saturate an inequality for the critical stability radius will be addressed. Some of the results are a collaboration with H. Andreasson (Chalmers Univ. of Technology) and D. Fajman (Univ. of Vienna).
Language English
Place Seminar Room 4232, Bldg. No.4, Ikebukuro Campus, Rikkyo University

理論物理学コロキウム(素粒子)

日時 2017年6月20日(火) 16:40--18:10
講師 瀧 雅人 氏(理化学研究所)
題目 「深層学習: 理論と応用」
概要  この数年、ニューラルネットワークによる機械学習が驚異的なリバイバルを遂げています。深層学習(ディープラーニング)と呼ばれる今日のニューラルネットは、計算機の性能向上や利用可能な高品質のデータが増えたことに後押しされて発展してきましたが、その本質は必ずしもそこにはありません。実際には理論的考察に基づいた、アルゴリズム上の数多くの新しいアイデアが、深層学習の成功を可能にしています。  このセミナーの前半では深層学習の現状をざっと紹介した後、ニューラルネットの基礎と機械学習のコンセプト、そして深層学習固有の理論的アイデアを解説します。後半では、幾つかの簡単な実験結果をお見せしながら、深層学習のさまざまな拡張や応用を紹介します。また時間が許せば、深層学習の理論的理解を得ようとこの数年様々に試みられている研究も紹介します。
言語 日本語
場所 立教大学池袋キャンパス4号館 物理輪講室(4232)

理論物理学コロキウム(宇宙)

日時 2017年6月13日(火)16:40-18:10
講師 堀田 昌寛 氏(東北大学)
題目 「Gravitational Memory Charges of Supertranslation and Superrotation on Rindler Horizons」
概要 In a Rindler-type coordinate system spanned in a region outside of a black hole horizon, we have nonvanishing classical holographic charges as soft hairs on the horizon for stationary black holes. Taking a large black hole mass limit, the spacetimes with the charges are described by asymptotic Rindler metrics. We construct a general theory of gravitational holographic charges for a (1+3)-dimensional linearized gravity field in the Minkowski background with Rindler horizons. Although matter crossing a Rindler horizon causes horizon deformation and a time-dependent coordinate shift, that is, gravitational memory, the supertranslation and superrotation charges on the horizon can be defined during and after its passage through the horizon. It is generally proven that holographic states on the horizon cannot store any information about absorbed perturbative gravitational waves. However, matter crossing the horizon really excites holographic states. By using gravitational memory operators, which consist of the holographic charge operators, we suggest a resolution of the no-cloning paradox of quantum information between matter falling into the horizon and holographic charges on the horizon from the viewpoint of the contextuality of quantum measurement.
言語 日本語
場所 立教大学池袋キャンパス4号館 物理輪講室(4232)

理論物理学コロキウム(素粒子)

日時 2017年6月6日(火) 16:40~18:10
講師 大川 祐司 氏(東京大学大学院総合文化研究科)
題目 「超弦の場の理論の完全な定式化
概要 超弦の場の理論を定式化する上で、Ramond sector を含む部分のローレンツ共変な作用が構成できないという問題が最大の障害のひとつとして約30年間にわたって立ちはだかっていたが、最近 Neveu-Schwarz sector と Ramond sector を両方含む開いた超弦の場の理論のゲージ不変な作用の構成に成功した。これは古典的に完全な超弦の場の理論の定式化の最初の例である。また、Sen は余計な自由場を導入することで閉じた超弦の場の理論のローレンツ共変な作用を構成する方法を発展させている。今回の講演ではこれらの定式化の現状を説明したい。
言語 日本語
場所 立教大学池袋キャンパス4号館 物理輪講室(4232)

理論物理学コロキウム(宇宙)

日時 2017年5月30日(火) 16:40~18:10
講師 藤田 智弘 氏(京都大学)
題目 「Gravitational wave production during inflation」
概要 It is well known that the amplitude of the gravitational wave (GW) produced during inflation is proportional to the energy scale of inflation. However, it is true only if (i) GW is described by Einstein?theory (GR)?and (ii) the GWs from vacuum fluctuation is dominant. I will discuss the cases where?the?above two conditions are not satisfied. In particular,?I will explain the new?model in which the?axion-SU(2) coupled system generates GW during inflation and its observational consequence.?
言語 日本語
場所 立教大学池袋キャンパス4号館2階4232(物理輪講室)

2017年度春学期

理論物理学コロキウム(素粒子)

日時 2017年5月23日(火) 16:40~18:10
講師 西中 崇博 氏(立命館大学)
題目 「アルジレス・ダグラス理論の超共形指数」
概要 アルジレス・ダグラス理論は一連の強結合な4次元N=2超共形場理論で、弱結合極限を持たないためその物理量を計算することは非常に難しい。本講演では我々が考案した、アルジレス・ダグラス理論の超共形指数のシューア極限を与える公式を紹介する。我々の公式はAGT対応の超共形指数版からアイデアを得たもので、また近年ラステリたちによって発見された2次元カイラル代数とも無矛盾である。
言語 日本語
場所 立教大学池袋キャンパス4号館2階4232(物理輪講室)

理論物理学コロキウム(宇宙)

日時 2017年5月16日(火) 16:40~18:10
講師 太田 敦久 氏(東京工業大学)
題目 「宇宙マイクロ波背景放射スペクトル歪みの非等方性」
概要 本研究では、宇宙マイクロ波背景放射のエネルギースペクトルの時間発展を、Thomson散乱極限の2次の宇宙論的摂動論の枠組みで扱い、解がスペクトルy歪みゆらぎと温度ゆらぎで構成できることを導き、同じ方法が任意の次数の摂動論に拡張できることを示した。
言語 日本語
場所 立教大学池袋キャンパス4号館2階4232(物理輪講室)

理論物理学コロキウム(素粒子)

日時 2017年5月9日(火) 16:40~18:10
講師 菊池 謙 氏(名古屋大学)
題目 「フロー方程式とBV形式」
概要 フロー方程式(またはハミルトニアン拘束条件)はワイルアノマリーのホログラフィックな計算で中心的役割を果たす。重力側にゲージ場を導入することで我々はフロー方程式にベクトル背景場を組み込んだ。その結果、ベクトルベータ関数と呼ばれる量を得、この量が満たすと期待されていた幾つかの性質が実際に満足されていることを確認した。ところが、より一般的な理論を考えようとするとフロー方程式の導出は煩雑になってしまうので、簡単で系統的なフロー方程式の別導出を与えることは有益であろう。バタリン・ヴィルコヴィスキー(BV)形式で中心的役割を果たす反括弧とフロー方程式の類似性を追求することでこのような別導出を得られる。BV形式を再考することでこの導出を説明し、反場と第一類拘束条件の面白い類似性に言及し、拘束系をラグランジアン形式で扱うことを可能にしてくれるかもしれない見方を提案する。
言語 日本語
場所 立教大学池袋キャンパス4号館2階4232(物理輪講室)

理論物理学コロキウム(宇宙)

日時 2017年4月25日(火) 16:40~18:10
講師 泉 圭介 氏(名古屋大学)
題目 「Gauss-Bonnet重力理論の因果構造解析」
概要 宇宙論で扱われる理論や量子重力理論の補正項を考慮した理論には、曲率と微分相互作用するものがある。そのような理論では、曲がった時空上で光速を超えた伝搬が生じる場合がある。高次元Gauss-Bonnet重力理論は上記の理論の一例と考えられる最もシンプルな理論である。Gauss-Bonnet理論の因果構造を調べ、上記のような理論の因果構造を議論する。
言語 日本語
場所 立教大学池袋キャンパス4号館2階4232(物理輪講室)

理論物理学コロキウム(素粒子)

日時 2017年4月18日(火) 16:40~18:10
講師 疋田 泰章 氏(京都大学基礎物理学研究所)
題目 「Breaking of higher spin gauge symmetry from dual large N CFTs」
概要 高いスピンのゲージ理論は超弦理論を記述できると期待されているが、そのためにはゲージ対称性を破る必要がある。まず、3次元臨界O(N)模型に双対な4次元の高いスピンのゲージ理論における対称性の破れについて調べる。具体的には、共形摂動論を利用して3次元臨界O(N)模型における高いスピンのカレントの異常次元を再現する。その上で、共形摂動論による計算を双対な理論の言葉に翻訳し、ゲージ場が質量を持ようになる仕組みを定量的に理解する。さらに、これらの解析を双対な高いスピンの理論をもつ別の理論に拡張し、超弦理論との関係性についても議論する。
言語 日本語
場所 立教大学池袋キャンパス4号館 物理輪講室(4232)

理論物理学コロキウム(宇宙)

日時 4月11日(火) 16:40~18:10
講師 木下俊一郎 氏(中央大学)
題目 「Energy extraction from Kerr black holes by rigidly rotating strings」
概要 回転ブラックホールからの回転エネルギー引き抜き機構は, ペンローズ機構以来様々なものが知られている. 本講演では, ブラックホールに巻き付いた剛体回転ストリングを考え, それによるエネルギー引き抜きの必要条件や磁場による引き抜き機構との関連などの詳細を議論する.
言語 日本語
場所 立教大学池袋キャンパス4号館 物理輪講室(4232)

2016年度秋学期


理論物理学臨時コロキウム(宇宙)

日時 2017年3月13日(月)11:00~12:30
講師 Dr. Ujjal Debnath (IIEST)
題目 「Accretion of Dark Energy onto Black Hole and Wormhole」
概要 We assume the most general static spherically symmetric black hole metric. The relativistic accretion of any general kind of fluid flow around the black hole has been investigated. The accretion of different types of dark energy around black hole has been analyzed and then we have obtained the critical point, the fluid’s four-velocity, and the velocity of sound during the accretion process. We have also studied the accretion of dark energy onto a Morris?Thorne wormhole. Next we have assumed some kinds of prametrizations of well-known dark-energy models. These models generate both quintessence and phantom scenarios i.e., phantom crossing. The masses of wormhole and black hole during accretion process have been obtained. The nature of mass in the late stage of the universe has been found. Also the nature of the dynamical mass of the black hole during accretion of the fluid flow, taking into consideration Hawking radiation from the black hole, i.e., evaporation of the black hole, has been analyzed.
言語 英語
場所 立教大学池袋キャンパス4号館2階 物理輪講室(4232)

理論物理学コロキウム(宇宙)

日時 2017年1月24日(火)16:40~18:10
講師 田代 寛之 氏(名古屋大学)
題目 「CMBの黒体輻射からのゆがみ測定による初期宇宙物理の検証」
概要 1990年初頭のCOBE/FIRASの観測により、宇宙マイクロ波背景放射(CMB)のスペクトルは黒体輻射にほぼ一致していることが知られている。しかしながら、宇宙の進化においては、CMBのスペクトルに黒体放射からのゆがみを生み出す様々な物理過程が存在する。そこでこの講演では、このゆがみの測定が様々な初期宇宙物理の検証の場となることを、最近の私の研究成果を含めて紹介する。
言語 日本語
場所 立教大学池袋キャンパス4号館2階 物理輪講室(4232)

理論物理学コロキウム(宇宙)

日時 2017年1月17日(火)16:40~18:10
講師 中野 寛之 氏(京都大学)
題目 「一般相対論での連星ブラックホール」
概要 連星フ゛ラックホール合体からの重力波か゛,アメリカの重力波検出器によって検出されたことは記憶に新しい. このセミナーて゛は,上記の重力波において解析的に取り扱うことか゛可能な,インスハ゜イラル段階・リンク゛タ゛ウン段階について考察し,一般相対論の検証・修正等について議論する.
言語 日本語
場所 立教大学池袋キャンパス4号館2階 物理輪講室(4232)

理論物理学コロキウム(素粒子)

日時 2016年1月10日(火)16:40~18:10
講師 Dr. Kallol Sen 氏(Kavli IPMU)
題目 「A mellin space approach to the conformal bootstrap」
概要 We describe in more detail our approach to the conformal bootstrap which uses the Mellin representation of CFTd four point functions and expands them in terms of crossing symmetric combinations of AdSd+1 Witten exchange functions. We consider arbitrary external scalar operators and set up the conditions for consistency with the operator product expansion. Namely, we demand cancellation of spurious powers (of the cross ratios, in position space) which translate into spurious poles in Mellin space. We discuss two contexts in which we can immediately apply this method by imposing the simplest set of constraint equations. The first is the epsilon expansion. We mostly focus on the Wilson-Fisher fixed point as studied in an epsilon expansion about d=4. We reproduce Feynman diagram results for operator dimensions to O(?3) rather straightforwardly. This approach also yields new analytic predictions for OPE coefficients to the same order which fit nicely with recent numerical estimates for the Ising model (at ?=1). We will also mention some leading order results for scalar theories near three and six dimensions. The second context is a large spin expansion, in any dimension, where we are able to reproduce and go a bit beyond some of the results recently obtained using the (double) light cone expansion. We also have a preliminary discussion about numerical implementation of the above bootstrap scheme in the absence of a small parameter.
言語 英語
場所 立教大学池袋キャンパス4号館2階 物理輪講室(4232)

理論物理学コロキウム(素粒子)

日時 2016年12月19日(月)16:40~18:10
講師 野海 俊文 氏(神戸大学)
題目 「Unitarity Constraints on the EFT of Inflation」
概要 ユニタリー性や因果律など理論の無矛盾性が低エネルギー有効理論を制限するのに有用であることが知られている。本講演では、このような理論的無矛盾性がインフレーション模型や関連する宇宙観測量に与える示唆を議論したい。光学定理のアナロジーで原始揺らぎの相関関数に対する正値性条件を導き、インフレーションを記述する有効場理論に適用する。特に、このような無矛盾性条件から原始揺らぎの subluminality 条件や非ガウス性への新たな理論的制限が従うことを見る。また、今後の宇宙観測実験を踏まえた観測的展望についても議論したい。
言語 日本語
場所 立教大学池袋キャンパス4号館2階 物理輪講室(4232)

理論物理学コロキウム(宇宙)

日時 2016年12月6日(火)16:40~18:10
講師 山内 大介 氏(神奈川大学)
題目 「Recent developments in open inflation」
概要 量子的遷移を含むインフレーションモデルをオープンインフレーションと呼ぶ。 これまでの観測において、我々の宇宙の過去に量子的遷移が起こった痕跡は見つかっていないが、理論的にはその存在が期待されている。 本講演では量子的遷移を含む宇宙の発展について概観し、その観測的なシグナルについて議論する。
言語 日本語
場所 立教大学池袋キャンパス4号館2階 物理輪講室(4232)

理論物理学コロキウム(素粒子)

日時 2016年11月29日(火)16:40~18:10
講師 後藤 郁夏人 氏(東京大学総合文化研究科)
題目 「バルクの局所励起状態を通して見るAdS時空の因果構造」
概要 AdS/CFTの機構をよりよく理解するためにもっとも重要な問題の一つとしてAdS時空の局所性がCFTからどのように現れ、どのように記述されるのかということがある。そのことにアプローチする直接的な方法は、バルク側の局所演算子にホログラフィックに対応するCFT側の演算子を研究することである。今回のセミナーでは主に3次元のpure AdS時空における物理に話を限る。Pure AdS時空を局所演算子で励起した状態は、CFT側では大局的共形変換に関する石橋状態に対応していることが見出される。我々はこの励起状態の時間変化をprobeするため、CFTのprimary演算子を2つ挿入した相関関数の振る舞いを調べた。重力双対を持つCFTとそうでないCFTでは、この相関関数の振る舞いは大きく異なる。重力双対を持つようなCFTの場合、局所励起の時間発展は重力側の因果構造を反映した振る舞いをすることが見出される。時間があればその後の研究の進展にも触れたいと思う。
言語 日本語
場所 立教大学池袋キャンパス4号館2階 物理輪講室(4232)

理論物理学コロキウム(宇宙)

日時 2016年11月22日(火)16:40~18:10
講師 弓崎 晃 氏(群馬大学)
題目 「Kerr-Newman時空上のスカラー場とBSW効果」
概要 アブストラクト:近年、回転する定常フ゛ラックホールに複数の粒子を入射すること によって、事象の地平面上て゛の粒子同士の衝突エネルキ゛ーを任意 に大きくて゛きる可能性か゛指摘された。本講演て゛は、BSW効果と呼 は゛れるこの現象の場の理論的対応物に関する研究を紹介する。ス カラー場の方程式の厳密解について概観した後、場の理論的効果 からくるBSW効果に対する補正について議論する。
言語 日本語
場所 立教大学池袋キャンパス4号館2階 物理輪講室(4232)

理論物理学コロキウム(素粒子)

日時 2016年11月15日(火)17:10~18:40
講師 中村 真 氏(中央大学)
題目 「AdS/CFT対応を用いた非平衡定常状態の解析」
概要 AdS/CFT対応とは、ある種の量子ゲージ理論と高次元の超重力理論の対応関係である。本研究ではこのAdS/CFT対応を非平衡定常状態の解析に応用する。非平衡定常状態とは巨視的には時間変化をしない非平衡状態である。例えば熱浴に接した定常電流の流れる導体などがその一例である。このような導体では熱が生成されるため平衡状態ではないが、導体内での熱生成と熱浴への熱の散逸がバランスしている場合は定常状態が実現する。本研究では、AdS/CFT対応の適用が可能な超対称ゲージ理論において、保存電荷に外部電場を印加し、この保存電荷の「定常電流」が流れる系を構成することで非平衡定常状態のモデルを設定する。この系の重力側の記述では、ブラックホール時空中のD-brane上に非平衡定常状態が実現するが、このD-brane上には時空のブラックホールと別の疑似ブラックホールが現れ、非平衡定常状態を特徴づけることがわかる。特に有限電荷密度の系に外部電場を印加した場合はD-brane上にKerrブラックホールに類似の構造が現れることを示し、この疑似ブラックホールのホライズンの速度と保存電荷の平均速度の関係について議論する。また外部電場により対生成された荷電粒子数密度の期待値の計算についても報告を行う予定である。
言語 日本語
場所 立教大学池袋キャンパス4号館2階 物理輪講室(4232)

理論物理学コロキウム(宇宙)

日時 2016年11月8日(火)16:40~18:10
講師 平松尚志 氏(立教大学)
題目 「Field-theoretic simulations of cosmic strings」
概要 宇宙紐はかつて、大規模構造形成の素となる揺らぎを 生成するものとして研究が盛んに行われていましたが、 これは COBE 衛星をはじめとする様々な高精度の宇宙観測によって 否定されることとなり、多くの研究者の興味の中心からは外れてしまいました。 しかし、宇宙紐は統一理論やランドスケープ的な描像では不可避な真空の相転移 に付随して生じ、現在の我々が届くエネルギースケールを遥かに超える 現象を記述する未知の理論への手がかりとなる可能性があります。 また近年では、超弦理論との関連や、宇宙論的アクシオンの生成と関連して、 引き続き重要な研究対象として考えられています。 本講演では、真空の相転移をコンピュータ内で再現する (古典)場の理論的シミュレーションを用いて実際に宇宙紐を生成し、 そのネットワーク構造の時間進化、および宇宙紐同士の相互作用に関連する 研究を紹介します。 さらに、宇宙論的背景重力波源としての宇宙紐に触れ、 先日開発した、宇宙紐ネットワークから放出される重力波を 計算する数値計算コードの試験運用の結果を紹介します。
言語 日本語
場所 立教大学池袋キャンパス4号館2階 物理輪講室(4232)

理論物理学臨時コロキウム(宇宙)

日時 2016年11月1日(火)16:40~18:10
講師 Dr. Jorge Rocha(University of Barcelona)
題目 「Dynamics of thin-shell matter in confined spacetimes, critical behavior and chaos」
概要 I will present a study of gravitational collapse in confined spaces employing the simplest two-body setting: a system composed of two thin shells in spherical symmetry. This confined double-shell model exhibits critical behavior and chaotic dynamics, both of which are reminiscent of the turbulent instability of anti-de Sitter (AdS) recently observed in the evolution of massless scalar fields. Confinement is introduced either by putting the system inside a reflecting spherical cavity or by formulating the problem in AdS spacetime. The two shells interact only through their gravitational attraction. The problem amounts to solving just two decoupled ODEs but it captures highly non-trivial dynamics: depending on initial data, one observes prompt collapse, perpetual oscillations or black hole formation on arbitrarily long timescales. Finally, I will discuss how this extremely simple shell model heuristically supports the idea that the cascade of energies to shorter length scales is the mechanism responsible for black hole formation after multiple bounces.
言語 英語
場所 立教大学池袋キャンパス4号館2階 物理輪講室(4232)

理論物理学コロキウム(素粒子)

日時 2016年10月25日(火)16:40~18:10
講師 Dr. Itamar Yaakov (Kavli IPMU)
題目 「Monopole operators from the 4-epsilon expansion」
概要 I will briefly review the known facts about 3d quantum electrodynamics. I will then describe the computation of the conformal dimensions of monopole operators in 3d QED using the epsilon expansion from 4d, at the one loop and two loop orders.
言語 英語
場所 立教大学池袋キャンパス4号館2階 物理輪講室(4232)

理論物理学コロキウム(宇宙)

日時 2016年10月18日(火)16:40~18:10
講師 高水裕一 氏(立教大学)
題目 「物理定数の異なる泡宇宙モデル」
概要 宇宙のダークエネルギーが宇宙項であるとすると、文字通り定数なので、宇宙初期にその値が決定していた可能性が高い。ダークマターやインフラトンなど未だ正体不明な物質も含め、これらは全て宇宙創成直後の初期宇宙が舞台となっている。これらの未解決の問題は相互に関連しあっている可能性が高い。宇宙項も真空の相転移によって選ばれた定数値であると解釈すると、様々な宇宙とそれに付随した宇宙項という描像が浮かび上がってくる。超弦理論における多数の真空状態や、人間原理と呼ばれる我々の存在が生まれるために必要な宇宙の条件を考える観点からも重要な示唆を与えるはずである。本セミナーでは、主に物理定数が異なる泡宇宙モデルを考察し、初期揺らぎの進化にどのような影響があるか、さらに泡宇宙同士の衝突現象について議論した研究を紹介する。
言語 日本語
場所 立教大学池袋キャンパス4号館2階 物理輪講室(4232)

理論物理学コロキウム(素粒子)

日時 2016年10月4日(火)16:40~18:10
講師 山口 哲 氏(大阪大学)
題目 「共形場理論の手法による、余次元2のtwist defectの理論のε展開」
概要 twist defect と呼ばれる、余次元2のdefect(非局所演算子)について考察する。特に最近RychkovとTanによって開発された、新しいε展開の手法を(4-ε)次元でO(N)対称性を持つ理論のWilson-Fisher固定点のtwist defectに適用する。これにより、defect上の局所演算子のスケーリング次元をεの非自明な最低次まで求めた。その結果は通常のFeynman図の計算によるε展開の結果と一致する。また、このdefectのlarge Nでの解析も行う。
言語 日本語
場所 立教大学池袋キャンパス4号館2階 物理輪講室(4232)

理論物理学コロキウム(宇宙)

日時 2016年9月28日(水)16:40~18:10
講師 須藤靖氏 (東京大学)
題目 「ペイル・ブルー・ドットを超えて 」
概要 我が地球を遠くから観測すれば、海の色に対応した「淡く青い点」でしかない。カール・セーガンはこれをさしてペイル・ブルー・ドットと呼んだ。2千個を超える太陽系外惑星、さらには海を持つ岩石惑星候補までも発見されている現在、そこに生命が存在しているかどうかを知るためには、このペイル・ブルー・ドット以上の情報を引き出す観測法を確立することが必須である。とくに最近発見されたプロクシマケンタウリの周りの岩石惑星は、その方向の研究の重要性を強く示唆するものである。  我々は「もうひとつの地球」の自転に対応して、このドットの「色」が周期的に変化することに注目している。色変動パターンを解読できれば、もうひとつの地球の上にある大陸や海、雲の存在を推定できるはずだ。さらに、可視域では緑色である地球上の植物の葉は、近赤外線領域において普遍的に大きな反射率を持っており、植物のレッドエッジと呼ばれている。つまり、近赤外線で観測すれば植物はあまねく真っ赤なのだ。この著しいその性質を利用すれば、もうひとつの地球の色変化に混じる赤の割合から、植物の存在を知る事ができるのではないか。ペイル・ブルー・ドットからのかすかなズレを検出する事で、宇宙生物学へとつながる研究の展望を紹介してみたい。
言語 日本語
場所 立教大学池袋キャンパス4号館2階 物理輪講室(4232)

理論物理学コロキウム(素粒子)

日時 2016年9月20日(火)16:40~18:10
講師 早田 智也 氏 (中央大学)
題目 「複素ランジュバン法を用いた1サイトフェルミオン模型におけるシルバーブレイズ現象の解析」
概要 有限温度、密度媒質中の量子色力学(QCD)には様々な相転移が現れ、その構造が精力的に研究されている。本講演では初めに、有限温度、密度QCDの相図およびその現象への応用を概観する。次に、QCDを非摂動的に解析する強力な手法である格子シミュレーションには有限密度において符号問題と呼ばれる困難が現れることを示し、その困難さを理解する指標としてシルバーブレイズ現象を説明する。  講演後半では、複素ランジュバン法を簡単に紹介した後に、我々の最近の研究を紹介する[1]。符号問題を解決する有力な手法として、近年、経路積分の複素化に基づく二つの手法、複素ランジュバン法およびレフシェッツシンブル法が精力的に研究されている。我々はこれらの手法を用いて1サイトハバード模型におけるシルバーブレイズ現象を解析した[1,2]。本講演では特に複素ランジュバン法についての結果を紹介する[1]。また、レフシェッツシンブル法との比較に基づく複素ランジュバン法の改善について議論したい。
参考文献 [1] ``Complex saddle points and the sign problem in complex Langevin simulation”, Tomoya Hayata, Yoshimasa Hidaka, Yuya Tanizaki, Nucl. Phys. B 911 (2016) 94?105[arXiv:1511.02437[hep-lat]]. [2] ``Lefschetz-thimble analysis of the sign problem in one-site fermion model”, Yuya Tanizaki, Yoshimasa Hidaka, Tomoya Hayata, New J. Phys. 18 (2016) 033002 [arXiv:1509.07146[hep-th]].
言語 日本語
場所 立教大学池袋キャンパス4号館2階 物理輪講室(4232)

2016年度春学期


理論物理学臨時コロキウム(宇宙)

日時 2016年8月30日(火) 16:40~18:10
講師 Anjan Giri 氏(IIT Hyderabad)
題目 「Some interesting aspects of Flavor Physics」
概要 Despite of many attempts we have not been successful in finding any clue about the physics beyond the standard model. After a brief introduction to the subject, I will discuss the Flavour issues we have at present. Thereafter, I will discuss how current experiments may help us to solve the problems and/or guide us to the unknown. I will conclude with the an overview of my Institute.
言語 英語
場所 立教大学池袋キャンパス4号館2階 物理輪講室(4232)

理論物理学コロキウム(宇宙)

日時 2016年7月19日(火)16:40~18:10
講師 木村蘭平氏(東京工業大学)
題目 「Constraint on ghost-free bigravity from gravitational Cherenkov radiation」
概要 I will briefly review the ghost-free bigravity model, which is a simple extension of dRGT massive gravity. Then I discuss gravitational Cherenkov radiation in a healthy branch of background solutions in the ghost-free bigravity model. In this model, because of the modification of dispersion relations, each polarization mode can possess subluminal phase velocities, and the gravitational Cherenkov radiation could be potentially emitted from a relativistic particle. I will discuss conditions for the process of the gravitational Cherenkov radiation to occur and estimate the energy emission rate for each polarization mode. I will show that the gravitational Cherenkov radiation emitted even from an ultrahigh energy cosmic ray is sufficiently suppressed for the graviton's effective mass less than 100 eV.
言語 日本語
場所 立教大学池袋キャンパス4号館2階 物理輪講室(4232)

理論物理学コロキウム(素粒子)

日時 2016年7月12日(火) 16:40~18:10
講師 沼澤 宙朗 氏(京都大学基礎物理学研究所)
題目 「RCFTにおけるカオスとスクランブリング」
概要 近年、ブラックホールの物理と関連して、量子多体型における量子カオスの研究が注目を浴びている。本研究では、RCFTと呼ばれる可積分な共形場理論において、カオスの指標である4点相関関数を調べ、非可積分な共形場理論の場合とは異なる結果を得た。一方、量子多体型におけるカオスの指標として量子情報の撹乱(スクランブリング)がある。そこでRCFTの例であるSU(N)k WZW模型において、スクランブリングの指標として局所的に励起された状態のエンタングルメントの時間発展を調べた。その結果、中心電荷が大きい極限を取ることで、可積分な理論であるにも関わらずスクランブリングの兆候を見ることができた。この結果は、4点間数はカオス的振る舞いを示さないのにもかかわらずスクランブリングを示す理論の存在を示唆する。
言語 日本語
場所 立教大学池袋キャンパス4号館2階 物理輪講室(4232)

理論物理学コロキウム(宇宙)

日時 2016年7月4日(月)11:00~12:30
講師 田越秀行氏(大阪市立大学)
題目 「First observation of gravitational waves : Dawn of gravitational wave physics and astronomy」
概要 First observation of gravitational waves was announced by LIGO group on February of this year. 100 years later after Einstein completed General Relativity, gravitational waves are detected at last. This announcement involved several surprise. The source of the gravitational waves was a coalescence of a binary black hole which existence was not confirmed before. The masses of the two black holes are around 30 Solar mass, which were heavier than those normally observed by electromagnetic observations. Further, Fermi Gamma ray satellite has announced that they detected short Gamma Ray burst from the In this seminar, I will explain the first observation, and future prospects of gravitational wave astronomy.
言語 日本語
場所 立教大学池袋キャンパス4号館2階 物理輪講室(4232)

理論物理学コロキウム(素粒子)

日時 2016年6月28日(火) 16:40~18:10
講師 山崎 雅人 氏(カブリ数物連携宇宙研究機構)
題目 「超共形場理論の行列式とその応用」
概要 超共形場理論の表現論は長い歴史を持つが,その行列式(2次元共形場理論のKac公式の類似)が提唱・証明されたのは今年になってからである.今回はこの公式の意味と応用,関連事項について議論したい.
言語 日本語
場所 立教大学池袋キャンパス4号館2階 物理輪講室(4232)

理論物理学コロキウム(宇宙)

日時 2016年6月21日(火)16:40~18:10
講師 根來均氏(日本大学)
題目 「ブラックホール観測と最近の進展」
概要 近年、ブラックホール周辺の相対論効果を考慮した様々な計算がなされているが、それらの結果を観測結果と比較するには注意が必要である。恒星質量ブラックホールの最近の観測結果を紹介するとともに、観測される鉄輝線、連続成分スペクトル、準周期的振動とブラックホールパラメータの関係について議論する。
言語 日本語
場所 立教大学池袋キャンパス4号館2階 物理輪講室(4232)

理論物理学コロキウム(宇宙)

日時 2016年6月14日(火)16:40~18:10
講師 衣川智弥氏(東京大学)
題目 「初代星起源連星ブラックホールからの重力波」
概要 初代星が約30Msunの連星ブラックホール(BBH)になり現在まで合体せずに残っているものがあることを示した。これは従来X線連星で観測されたBHに比べ3倍程度重い。一方、重力波の観測結果は約30MsunのBBH合体であった。これより、重いBBHの存在が示されており、それらは初代星起源かもしれない。
言語 日本語
場所 立教大学池袋キャンパス4号館2階 物理輪講室(4232)

理論物理学コロキウム(素粒子)

日時 2016年6月7日(火) 16:40~18:10
講師 濱口 幸一 氏(東京大学)
題目 「Some implications of the 750 GeV diphoton excess」
概要 昨年末に LHC のATLAS実験とCMS実験により報告された 750 GeV diphoton excess について、簡単なレビューの後、最近 arXiv に投稿した論文 (arXiv:1602.03653, 1604.07828, 1604.07941, 1604.08307) を中心にお話したいと思います。
言語 日本語
場所 立教大学池袋キャンパス4号館2階 物理輪講室(4232)

理論物理学コロキウム(素粒子)

日時 2016年5月31日(火) 16:40~18:10
講師 米谷 民明 氏(東京大学/放送大学)
題目 「D粒子行列理論の共変的定式化」
概要 M理論の具体的定式化の可能性として唯一知られているいわゆるBFSS行列理論は、光円錐ゲージのみでしかその定式化がなされておらず、11次元時空のローレンツ共変性を如何にして実現できるかは、1996年に提唱されて以来、未解決の問題として残されてきた。本講演では講演者の最近の論文に基づき、共変的定式化を提示する。
言語 日本語
場所 立教大学池袋キャンパス4号館2階 物理輪講室(4232)

理論物理学コロキウム(宇宙)

日時 2016年5月24日(火)16:40~18:10
講師 郡 和範 氏 (高エネルギー加速器研究機構)
題目 「Higgs vacuum metastability in primordial inflation, preheating, and reheating 」
概要 Current measurements of the Higgs boson mass and top Yukawa coupling suggest that the effective Higgs potential develops an instability below the Planck scale. If the energy scale of inflation is as high as the GUT scale, inflationary quantum fluctuations of the Higgs field can easily destabilize the standard electroweak vacuum and produce a lot of AdS domains. We discuss the Higgs vacuum fluctuations during inflation, preheating, and reheating, and show that the Higgs metastability problem is severe unless the energy scale of the inflaton potential is much smaller than the GUT scale.
言語 日本語
場所 立教大学池袋キャンパス4号館 4340教室

理論物理学コロキウム(素粒子)

日時 2016年5月16日(月) 16:40~18:10
講師 横倉 祐貴 氏(理化学研究所 iTHES)
題目 「Thermodynamic entropy as a Noether invariant(ネーター保存量としての熱力学エントロピー)」
概要 We study a classical many-particle system with an external control represented by a time-dependent extensive parameter in a Lagrangian. We show that thermodynamic entropy of the system is uniquely characterized as the Noether invariant associated with a symmetry for an infinitesimal non-uniform time translation t->t+ηhβ, where η is a small parameter, h is the Planck constant, β is the inverse temperature that depends on the energy and control parameter, and trajectories in the phase space are restricted to those consistent with quasi-static processes in thermodynamics. Reference: Phys.Rev.Lett. 116, 140601 (2016).
言語 日本語
場所 立教大学池袋キャンパス4号館2階 物理輪講室(4232)

理論物理学コロキウム(宇宙)

日時 2016年5月10日(火)16:40~18:10
講師 山田慧生 氏(京都大学)
題目 「一般相対論的な三体問題に対する正三角解と重力波」
概要 重力波が Advanced LIGO によって初検出され,一般相対論の検証の機運が高まっている.一般相対論はこれまで連星系などで強く制限されてきたが,三体相互作用を考慮した検証は系統立てて議論されてこなかった.重力三体問題はニュートン重力においても解析的な一般解を持たないとされている.ただし,特殊解はいくつか得られており,例えば,ラグランジュの正三角解は太陽系において対応する天体が複数発見されている.我々は,この解を一般相対論的重力場において再検討し,1次のポスト・ニュートン近似のもとで対応する平衡解を導出したので紹介する.安定性と重力波放射に伴う反作用による軌道の進化についても議論する.
言語 日本語
場所 立教大学池袋キャンパス4号館 物理輪講室(4232)

理論物理学コロキウム(素粒子)

日時 2016年4月26日(火) 16:40~18:10
講師 佐藤 勇二 氏(筑波大学)
題目 「多重スケール量子可積分模型における厳密な質量-結合関係」
概要 本講演では、最も単純な多重スケール量子可積分模型(2つの質量スケールを持つ等質サイン-ゴルドン模型)において、 UV 側、IR 側、双方の記述による保存則とWard 恒等式を比較することにより、厳密な質量-結合関係式を導出する。この関係式は、共形摂動論では捉えられない非摂動的な情報を含む。また、ゲージ-重力対応により、4次元極大超対称ゲージ理論の強結合10点散乱振幅に対する、特定の運動量配位周りでの解析的な展開式を完成させるものである。我々の手法は、量子可積分系に対する新たな解析法となっている。
言語 日本語
場所 立教大学池袋キャンパス4号館 物理輪講室(4232)

理論物理学コロキウム(宇宙)

日時 2016年4月19日(火)16:40~18:10
講師 小幡 一平 氏(京都大学)
題目 「非可換ゲージ場の効果で生成されるカイラルな原始重力波について」
概要 宇宙のインフレーション期にゲージ場がアクシオンと強く結合していると、パリティ対称性を破った重力波を生成することが知られている。特に、非可換ゲージ場の場合は重力波を線形レベルで生成することができるので興味深い。本公演では、その様なカイラルな原始重力波の生成機構について説明し、観測可能性について議論する。
言語 日本語
場所 立教大学池袋キャンパス4号館 物理輪講室(4232)

理論物理学コロキウム(素粒子)

日時 2016年4月12日(火)16:40~18:10
講師 西中 崇博 氏(京都大学基礎物理学研究所)
題目 「4次元 N=3 超共形場理論と2次元カイラル代数」
概要 本講演では4次元 N=3 超共形場理論のうち、モジュライ空間上で single vector multiplet に落ちるようなもの(すなわち rank-one のもの)について議論し、特にそれらに(arXiv:1312.5344 の意味で)付随する2次元カイラル代数を同定する。このカイラル代数は、N=2 super Virasoro 代数を chiral primary と anti-chiral primary のペアで拡大した W 代数であり、対応する4次元 N=3 超共形場理論の OPE の特殊な BPS セクターを記述している。本講演は立川裕二氏との共著 arXiv:1602.01503 に基づく。
言語 日本語
場所 立教大学池袋キャンパス4号館 物理輪講室(4232)

2015年度秋学期


理論物理学コロキウム(素粒子)

日時 2016年1月21日(木)16:40~18:10
講師 森 裕紀 氏(大阪大学)
題目 「クラスS_kにおけるボーテックス弦としてのサーフェス演算子」
概要 我々はクラスS_kと呼ばれる4次元N=1超対称共形場理論においてサーフェス演算子を調べた。まず物質場に期待値を与えてUVのクラスS_k理論をIRにフローさせた時に得られるクラスのサーフェス演算子に着目した。2次元N=(0,2)理論の楕円指数を直接計算し、クラスS_k理論のIRでの超共形指数と比較することでこのクラスのサーフェス演算子を同定することを試みた。これは2次元ボーテックス弦理論のタイプIIAブレーン構成から得られるものである。サーフェス演算子を見出す他の方法として、サーフェス演算子が差分演算子として超共形指数に作用することを確かめた。この差分演算子が構成すると予想される代数についても議論したい。
言語 日本語
場所 立教大学池袋キャンパス4号館 物理輪講室(4232)

理論物理学コロキウム(宇宙)

日時 2016年1月19日(火)16:40~18:10
講師 Namba Ryo 氏(IPMU, Tokyo University)
題目 「Primordial magnetogenesis with post-inflationary evolutio」
概要 There has recently been a growing evidence in the blazar observations for the existence of magnetic fields in the extra-galactic regions, where astrophysical processes are hardly responsible for their generation. One natural speculation is to attribute the production of large-scale magnetic fields to inflationary dynamics; however, such attempts have been found extremely challenging due to the strong coupling problem and severe constraints from the CMB observations. A crucial ingredient to evade such problems is a nontrivial post-inflationary evolution of the produced magnetic fields. For a significant production, the conformal invariance of a free electromagnetic (EM) field must be violated. In the case where the EM field couples to a pseudo-scalar field, the lowest-order interaction allowed by symmetries dynamically breaks parity and induces continuous production of helical EM fields. When the pseudo-scalar is the inflaton, they go through several non-trivial processes of further enhancement. On the other hand, in the case of coupling to a scalar field through the EM kinetic term, the time dependence of the coupling function breaks the conformal invariance and enhances the EM field. Since the magnetic field amplitude is strongly limited by the observations if the scalar field is the inflaton, we consider an additional field, supporting the EM production for a fixed duration during and after inflation. This scenario opens up, for the first time, a parameter window for large-scale magnetic fields that can account for blazar observation while simultaneously evading the strong coupling problem and the CMB constraints
言語 英語
場所 立教大学池袋キャンパス4号館(Rikkyo Univ. Ikebukuro Campus, building 4) 物理輪講室(room 4232, 2nd floor)

理論物理学コロキウム(素粒子)

日時 2016年1月12日(火)16:40~18:10
講師 笹井 裕也 氏(明治学院大学)
題目 「Coulomb Branch Localization in Quiver Quantum Mechanics」
概要 我々は、N=4 U(1) × U(N)超対称クイバー量子力学のrefined indexをクーロン相で局所化することにより厳密に評価した。クーロン相における固定点はヒッグス相と異なるが、結果はこれまでに知られているヒッグス相における局所化によるものと一致する。クーロン相における局所化により、refined indexはクーロン相の固定点のセットについての和として得られる。
言語 日本語
場所 立教大学池袋キャンパス4号館 物理輪講室(4232)

理論物理学コロキウム(素粒子)

日時 2015年12月15日(火)16:40~18:10
講師 渡邊 賢人 氏(京都大学基礎物理学研究所)
題目 「2次元共形場理論における重い局所演算子による励起状態についての量子もつれとスクランブル時間」
概要 量子系を励起により乱し、その系の量子もつれの動的な振舞いを議論しようとするとき、量子もつれが十分乱されるのはいつかと問うのは自然なことであろう。系に十分乱れが伝わり、任意の部分系が最大のエンタングルメント・エントロピーを得たとき、系の半分以上の自由度について知らない限り、元の状態についての情報を復元することができないような状態になる。このとき、系がスクランブルされた(Scrambled)といい、励起後からそれまでにかかる時間をスクランブリング時間(Scrambling time)という。  我々は、大きな中心電荷をもつ2次元共形場理論において Thermo-field double状態を重い演算子により励起し、相互情報量の時間的な振舞いからスクランブリング時間を求めた。そのスクランブリング時間は、Sekino-Susskind により予想された系の自由度の対数に比例する速いスクランブリング(Fast Scrambling)時間になっており、最近のShenker-Stanford によるホログラフィックな近似計算を共形場理論側で再現する。また、BTZブラックホールに自由落下する粒子のバックリアクションを含めた時空においてホログラフィックな計算も行い、共形場理論側の結果やShenker-Stanfordの近似的な結果と一致する結果を得た。我々の結果は共形場理論側において速いスクランブリング時間を相互情報量からあらわに計算した最初の例である。
言語 日本語
場所 立教大学池袋キャンパス4号館 物理輪講室(4232)

理論物理学コロキウム(素粒子)

日時 2015年12月8日(火)16:40~18:10
講師 米倉 和也 氏(カブリ数物連携宇宙研究機構)
題目 「6次元超対称共形場理論とそのコンパクト化」
概要 近年非常に多くの6次元 N=(1,0) 超対称共形場理論が発見、分類された。それらの中で、我々が 「N=(2,0)理論にヒッグス可能な理論」と呼ぶクラスの理論とそのコンパクト化、およびそれらとクラスS理論の関係を議論する。
言語 日本語
場所 立教大学池袋キャンパス4号館 物理輪講室(4232)

理論物理学コロキウム(宇宙)

日時 2015年12月1日(火)16:40~18:10
講師 Kazunori Nakayama 氏(Tokyo University)
題目 「Reheating Stage in Non-minimal Inflation Models」
概要 We study the reheating stage dominated by coherent oscillation of the inflaton field, paying particular attention to the case of inflaton having non-minimal coupling to gravity. We found a simple way to derive the effective equation of state of the reheating stage, and point out that gravitational particle production occurs much more efficiently than the case of Einstein gravity. We also discuss instability appearing in the reheating stage.
言語 英語(English)
場所 立教大学池袋キャンパス4号館(Rikkyo Univ. Ikebukuro Campus, building 4) 物理輪講室(room 4232, 2nd floor)

理論物理学コロキウム(宇宙)

日時 2015年11月24日(火)16:40~18:10
講師 Katsuki Aoki 氏(Waseda University)
題目 「Cosmology and astrophysics in the bigravity theory」
概要 The bigravity theory, which contains a massive spin-2 field as well as a massless spin-2 field, is attractive related to the discovery of dark energy and dark matter. We discuss the viability of the bigravity from aspects of cosmology and astrophysics. In the cosmology, although the early Universe suffers from the Higuchi-type ghost or the gradient instability against the linear perturbation, the instabilities can be resolved by taking into account nonlinear effects of the scalar graviton for an appropriate parameter space of coupling constants. On the other hand, a singular behavior of scalar graviton appears in a static compact object beyond a critical value of gravitational field strength in the parameter space, in which the maximum mass of the neutron star is constrained to evade the singular behavior.
言語 英語(English)
場所 立教大学池袋キャンパス4号館(Rikkyo Univ. Ikebukuro Campus, building 4) 物理輪講室(room 4232, 2nd floor)

理論物理学コロキウム(素粒子)

日時 2015年11月17日(火)16:40~18:10
講師 島田 英彦 氏(岡山光量子科学研究所)
題目 「pp-wave行列模型での膜の分裂(合体)による相互作用とRiemann面の3次元版」
概要 M理論の行列模型が膜の分裂(合体)による相互作用を含んでいるかどうかは重要な問題である。本講演ではpp-wave行列模型での膜の分裂過程を議論する。その過程はある種のトンネル効果と捉えられる。AdS/CFT対応を通じたABJM理論との関係を簡単に議論した後、そのトンネル効果を記述するBPSインスタントン方程式は行列サイズが大きい場合3次元のラプラス方程式と等価になる事を示す。更に分裂過程を記述するためには、通常のR^3ではなく、Riemann面の様に2つのR^3を貼り合せた空間の上での解が必要なことを示す。実際のラプラス方程式の解を使って実際に膜が分裂する姿を捉えたいくつかのプロットもお見せしたい。Stefano Kovacs(Dublin IAS), Yuki Sato(Chulalongkorn Univ., Bangkok)氏との共同研究arxiv:1508.03367に基づく。
言語 日本語
場所 立教大学池袋キャンパス4号館 物理輪講室(4232)

理論物理学コロキウム(宇宙)

日時 2015年11月13日(金)13:15~14:45
講師 Naoki Tsukamoto 氏(Rikkyo University)
題目 「A method to find wormholes with positive masses: Microlensing effects」
概要 General relativity admits the nontrivial topology of spacetimes like wormhole spacetimes as non-vacuum solutions of the Einstein equations. Can we distinguish a wormhole with a positive mass from other massive objects by gravitational lensing effects?
In this talk, I will review wormholes and their gravitational lenses and then I will suggest a new method to find wormholes which have a positive mass with gravitatinal lensing effects. Let us discuss microlensing effects by the light rays coming from the another region through a wormhole throat.
言語 英語(English)
場所 4341, 3rd floor, the building No.4

理論物理学コロキウム(宇宙)

日時 2015年11月10日(火)16:40~18:10
講師 野田 宗佑(Sousuke Noda) 氏(名古屋大学(Nagoya Univ.))
題目 「Wave optics in black hole spacetimes and the black hole shadow」
概要 Gravitational lensing has been discussed by some researches as a tool to investigate galaxies and massive objects such as black hole candidates. In the ordinary theory of gravitational lensing, what we consider is the motion of light ray (geometrical optics). But taking account of observations by electro wave or gravitational wave in the future, we may need to deal with the lensing problems in terms of wave optics. As an example of wave optical lensing, we discuss wave optics in black hole spacetimes. In this talk, we start with a brief review of geometrical optics in black hole spacetimes and then we will describe wave scattering problem by a black hole (wave optics). Finally as an application, we will see how to get wave optical images of black hole shadows.
言語 英語(English)
場所 立教大学池袋キャンパス4号館(Rikkyo Univ. Ikebukuro Campus, building 4) 物理輪講室(room 4232, 2nd floor)

理論物理学コロキウム(宇宙)

日時 2015年10月29日(木)16:40~18:10
講師 Tetsuya Shiromizu 氏(Nagoya University)
題目 「Rigidity and stability」
概要 Positive mass theorem(PMT) tells us spacetime rigidity and stability in general relativity. In this seminar, I would like to review some applications of PMT, the uniqueness of static black holes and Riemannian Penrose inequality. In addition, I will discuss PMT as a guiding principle "sense and sensibility" in model building for dark energy/modified gravity.
言語 英語(English)
場所 立教大学池袋キャンパス4号館(Rikkyo Univ. Ikebukuro Campus, building 4) 物理輪講室(room 4340, 3rd floor)

理論物理学コロキウム(素粒子)

日時 2015年10月20日(火)16:40~18:10
講師 宮地 真路 氏(京都大学基礎物理学研究所)
題目 「Surface/state対応によるHolographyの一般化と局所的に励起された時空への応用」
概要 近年のAdS/CFT対応における量子エンタングルメントの研究により、場の理論側の量子エンタングルメントと、重力理論側の時空の幾何との間に強い関係があることが明らかとなった。特にCFTから現れる重力理論の時空は、真空状態の量子エンタングルメントを幾何学的に表したテンソルネットワークとして理解出来る、という指摘がなされている。本講演では、テンソルネットワークの性質に着目することで、この予想が境界の無い時空にも一般化出来ることを説明する。また、一点が励起された時空に対してこの一般化がどう適用されるか述べる。
言語 日本語
場所 立教大学池袋キャンパス4号館 物理輪講室(4232)

理論物理学コロキウム(素粒子)

日時 2015年10月13日(火)16:40~18:10
講師 村木 久祥 氏(筑波大学)
題目 「一般化幾何学に基づく重力理論の構成に関する研究」
概要 一般化幾何学は,超重力理論のボソン部分について幾何学的な理解を与える数学的枠組みである。この枠組みでは,接束と余接束の直和束のなかで時空の計量だけでなく,Kalb-Ramond場を含めてこれらの場の幾何学的な記述を与える.弦理論では,これらの場の適当な配位を背景場としてそのなかの弦の運動を考察するが,異なる背景場同士の非自明な等価性としてT双対性が知られている.時空の計量とKalb-Ramond場とを区別することなく同等に扱えることから,一般化幾何学はT双対性を幾何学的に理解するうえでも有用であると期待される.  これまで超重力理論で考えられてきた場の配位に,形式的にT双対変換を施していくと既存の幾何学では捉えきれない,非幾何学的な場の配位が出現すると指摘されている.既存の幾何学的枠組みを拡張することはもとより,T双対性の幾何学的理解を与えると期待される一般化幾何学の枠内でも,さまざまに議論はなされているがこの非幾何学的な配位については依然として理解が深まっ ているとはいえない状況にある.  本講演では一般化幾何学において接束と余接束の役割を入れ替えた「一般化幾何学の変種」を導入することによる非幾何学的な背景の新たな幾何学的理解の可能性について議論する.とくにこの一般化幾何学の変種に基づく重力理論の構成について報告する.
言語 日本語
場所 立教大学池袋キャンパス4号館 物理輪講室(4232)

理論物理学コロキウム(宇宙)

日時 2015年10月6日(火)16:40~18:10
講師 Atsuki Masuda 氏(Osaka City University)
題目 「Propagation of an optical vortex in a curved space-time」
概要 Recently, optical vortices, twisted light beams like corkscrew around axes of travel, are actively investigated in laboratories. The beams carry orbital angular momentum along their propagation axes. We study orbits of an optical vortex in a curved spacetime using the eikonal approximation. We show that the equation of motion for an optical vortex is different from the geodesic equation due to 'spin-gravity' coupling. We discuss deviation of orbits from the geodesic in a Kerr spacetime.
言語 英語(English)
場所 立教大学池袋キャンパス4号館(Rikkyo Univ. Ikebukuro Campus, building 4) 物理輪講室(room 4232)

理論物理学コロキウム(素粒子)

日時 2015年9月29日(火)16:40~18:10
講師 川井 大輔 氏(京都大学)
題目 「ブラックホールのミクロな状態に関する新しい予測と、ゲージ重力対応への応用」
概要 多くの背景時空に対してカオス的振る舞いを示す古典弦が存在することが知られている。本講演では、最初にPoincare' section、Lyapunov spectrumといったカオスを特徴付ける物理量を紹介する。その上で我々が示したNear Penrose limitにおけるAdS_5×T^{1,1}のカオス的弦の性質について議論する。AdS_5×T^{1,1}上にカオス的弦が存在することはすでに知られているが、我々の研究でNear Penrose limitにおいてもカオス的弦が存在することが明らかになった。これはsub-leading correctionが生み出すセパラトリックス構造によってKolmogorov-Arnold-Moser(KAM)トーラスが崩壊することによっている。
言語 日本語
場所 立教大学池袋キャンパス4号館 物理輪講室(4232)

2015年度春学期


理論物理学コロキウム(素粒子)

日時 2015年7月24日(金)16:40~18:10
講師 黒木 経秀 氏(香川高等専門学校)
題目 「2次元タイプIIA超弦理論の行列模型における超対称性の自発的破れ」
概要 超対称性を有し、double-wellポテンシャルを持つ0次元の行列模型が、Ramond-Ramond背景中の2次元のタイプIIA超弦理論における様々な種類の基本的な相関関数を再現することを示す。この事実は前者が後者の非摂動的定式化を与えることを強く示唆する。これを仮定し、この理論の非摂動的側面をさらに調べる。その結果、弦結合定数に関する摂動展開の全次数で保たれていた冪ゼロ超対称性は、 行列模型におけるインスタントン効果によって非摂動的かつ自発的に破れることを証明する。このインスタントンは、N=2 boundary Liouville理論のD-braneと同定されると期待される。さらに、この理論の自由エネルギーの完全な特徴づけや、摂動の全次数における相関関数など、ごく最近の進展にも触れる。これにより、この理論のlarge order behaviorを読み取ることができる。
言語 日本語
場所 立教大学池袋キャンパス4号館 物理輪講室(4232)

理論物理学コロキウム(宇宙)

日時 2015年7月14日(火)16:40~18:10
講師 Ian Vega 氏(SISSA - International School for Adbanced Studies)
題目 「Rotating black holes in Lorentz-violating gravity theories」
概要 There is considerable interest in the strong-field behavior of Lorentz-violating gravity theories. One point of interest is whether or not the notion of a black hole as an absolute causal boundary persists in these theories, which can sometimes propagate signals infinitely fast. Past work on spherically-symmetric black holes reveal that absolute causal boundaries exist in spite of these infinitely-fast propagating modes. These causal boundaries have come to be known as universal horizons. In this talk, I shall discuss black holes in two popular Lorentz-violating theories, Ho\v{r}ava gravity and Einstein-aether theory, and showcase progress made in exploring their rotating black holes. For Ho\v{r}ava gravity, I shall discuss three-dimensional black holes in its infrared sector. Within this setting, we have derived the most general class of stationary, circularly symmetric, asymptotically anti-de Sitter black hole solutions. I also discuss slowly-rotating black holes in four-dimensional Einstein-aether theory, which we construct numerically. Most notably, we learn from these solutions that universal horizons may not be a generic feature of black holes in Lorentz-violating theories.
言語(language) 英語(English)
場所 立教大学池袋キャンパス4号館(Rikkyo Univ. Ikebukuro Campus, building 4) 物理輪講室(room 4232)

理論物理学コロキウム(素粒子)

日時 2015年7月10日(金)16:40~18:10
講師 岡崎 匡志 氏(高エネルギー加速器研究機構)
題目 「M2ブレーンから現れる超共形量子力学」
概要 本講演でM2ブレーンから出現する超共形量子力学を議論する。まず現在までの研究で知られている超共形量子力学に関する性質を包括的に論じる。そして (0+1)次元場の量子論、つまり量子力学において超対称性と共形対称性が高次元の場の量子論には見られない多数の風変わりで啓発的な性質を持つことを力 説する。また超空間・超場形式がN≦ 8 までの超共形量子力学の構成に有用であることを議論する。次にM理論の基本的役割を担うと考えられている膜状の物体であるM2 ブレーンの低エネルギー世界体積有効理論を議論する。現在その有力な候補と考えられている理論はBLG 理論、ABJM 理論と呼ばれる3 次元超共形Chern-Simons 物質理論であり、これらの理論は平坦な11 次元時空内を運動する平坦な幾何のM2ブレーンの低エネルギー力学を記述すると考えられていることを論じる。上述の超共形量子力学とM2 ブレーンに関する議論を踏まえ、コンパクトRiemann 面に巻き付いたM2 ブレーンを考え、Riemann 面の大きさで特定されるエネルギーよりも低いエネルギー極限で出現する量子力学を研究する。そして結果として現れる量子力学がこれまで超空間・超場形式で は構成できなかったN ≧ 8 という高い超対称性を持ち合わせた量子力学系であることを示す。また得られた超共形量子力学が曲がったM2 ブレーンの研究のみならず様々な数理物理学への応用の可能性を持ち合わせていることも議論する。
言語 日本語
場所 立教大学池袋キャンパス4号館 物理輪講室(4232)

理論物理学コロキウム(素粒子)

日時 2015年6月30日(火)16:40~18:10
講師 森田 健 氏(静岡大学)
題目 「ブラックホールのミクロな状態に関する新しい予測と、ゲージ重力対応への応用」
概要 トークの前半ではp-soup予測というブラックホールの ミクロな状態に関する話を紹介します。後半では、ゲージ重力対応に この予測を応用することで、有限温度における超対称性ゲージ理論が強結合でブラックホール的な振る舞いをする機構を理解できることを議論します。 特にABJMや6d SCFTにおけるN^3/2 や N^3 に比例するエントロピーも自然にゲージ理論の解析によって説明できることを示します。
言語 日本語
場所 立教大学池袋キャンパス4号館 物理輪講室(4232)

理論物理学コロキウム(宇宙)

日時 2015年6月23日(火)16:40~18:10
講師 柳 哲文 氏(名古屋大学)
題目 「Spherical Domain Wall Collapse in a Dust Universe」
概要 To clarify observational consequence of bubble nucleations in inflationary era, we analyse dynamics of a spherical domain wall in an expanding universe. We consider a spherical shell of the domain wall with tension \sigma collapsing in a spherically-symmetric dust universe, which is initially separated into the open Friedmann-Lema\^itre-Robertson-Walker universe inside the shell and the Einstein-de Sitter universe outside. The domain wall shell collapses due to the tension, and sweeps the dust fluid. The universe after the collapse becomes inhomogeneous and is described by the Lema\^ itre-Tolman-Bondi model. We construct solutions describing this inhomogeneous universe by solving dynamical equations obtained from Israel's junction conditions applied to this system. We find that a black hole forms after the domain wall collapse for any initial condition, and that the black hole mass at the moment of its formation is universally given by M_{\rm BH}\simeq 17 \sigma/H_{\rm hc}, where H_{\rm hc} is the Hubble parameter at the time when the shell radius becomes equal to the Hubble radius. We also find that the dust fluid is distributed as \rho\propto R^{3/2} near the central region after the collapse, where R is the area radius. These features would provide observable signatures of a spherical domain wall generated in the early universe.
言語 英語
場所 立教大学池袋キャンパス4号館 物理輪講室(4232)

理論物理学コロキウム(宇宙)

日時 2015年6月16日(火)16:40~18:10
講師 久徳 浩太郎 氏(京都大学基礎物理学研究所)
題目 「Exploring tidal effects of coalescing binary neutron stars in numerical relativity」
概要 Coalescences of binary composed of two neutron stars---binary neutron stars---are one of the most promising gravitational-wave sources for ground-based laser-interferometric detectors such as Advanced LIGO (United States) and KAGRA (Japan). Advanced LIGO will begin operations from this year, and KAGRA will join the observation in this decade. Once the detection becomes a routine, gravitational-wave astronomy will serve as an important tool to study unexplored physics such as properties of neutron stars and supranuclear-density material. In particular, tidal deformability (strongly related to the radius) governs tidal deformation of neutron stars in a binary, which changes orbital dynamics and gravitational waves from those of binary black holes. To extract neutron-star properties from gravitational waves, it is necessary to prepare accurate theoretical waveforms (usually called templates) from binary neutron star coalescences. However, it is a hard task to derive accurate waveforms for the entire coalescence process, because the merger involves rapid variation of spacetimes sourced by strongly-gravitating hydrodynamical objects. Here, numerical relativity (i.e., fully general relativistic simulations) is the most reliable way to study the late inspiral and merger phases, where tidal interaction plays a substantial role. In this talk, I will summarize the current status of template preparations and present recent results obtained by our numerical-relativity simulations.
言語 英語
場所 立教大学池袋キャンパス4号館 物理輪講室(4232)

理論物理学コロキウム(素粒子)

日時 2015年6月9日(火)16:40~18:10
講師 永田 桂太郎 氏(高エネルギー加速器研究機構)
題目 「高温QCDのLee-Yangゼロ点分布とRoberge-Weiss相転移」
概要 Lee-Yangゼロ点定理は熱力学パラメータを複素拡張した際に現れる大分配関数のゼロ点を相転移と関係付ける美しい定理である。ゼロ点定理はLeeとYangによる定式化の後に、Ising模型へ応用され、Ising模型がたかだか一つの相転移のみを持つことの証明に用いられた。その後、連続変数(温度)に対する ゼロ点理論や臨界点でのゼロ点のスケーリング則などの理論的拡張が行われた。 一方で、 実際のゼロ点の導出は一般的には難しい課題として知られる。 本講演では、量子色力学におけるLee-Yangゼロ点定理の応用について説明する。格子QCDにおけるLee-Yangゼロ点の計算方法、高温におけるLee-Yangゼロ点の解析的なを行う。高温QCDのLee-Yangゼロ点がテータ関数のゼロ点と一致することを示し、格子QCDの計算を用いてその検証を行う。また、近年行われている相対論的重イオン衝突実験との関連などについても説明する。
言語 日本語
場所 立教大学池袋キャンパス4号館 物理輪講室(4232)

理論物理学コロキウム(宇宙)

日時 2015年6月2日(火)16:40~18:10
講師 井田 大輔 氏(学習院大学)
題目 「Spin structure of black hole space-time」
概要 It is a necessary condition for a space-time to be physically reasonable that it admits a spin structure, a topological condition for the tangent bundle such that the Dirac spinor field can be defined globally. This usually does not matter when the space-time dimensionality is four, since every globally hyperbolic orientable space-time is spin, i.e. admits a spin structure. Here, we consider a higher dimensional space-time with black holes, and give a criterion whether it is spin or not. We also show that when a 5-dimensional black space-time is not spin, there appears a certain kind of black hole that is homeomorphic with a lens space.
言語 英語
場所 立教大学池袋キャンパス4号館 物理輪講室(4232)

理論物理学コロキウム(宇宙)

日時 2015年5月26日(火)16:40~18:10
講師 伊藤 洋介 氏(東京大学RESCEU)
題目 「A novel method to determine masses of isolated neutron stars using Einstein telescope」
概要 We investigate a possibility of estimating mass of an isolated rapidly rotating neutron star (NS) from a continuous gravitational wave (GW) signal emitted by the NS. When the GW passes through the gravitational potential of the NS, the GW takes a slightly longer time to travel to an observer than it does in the absence of the NS. Such a time dilation effect holds also for photons and is often referred to as the gravitational time delay (or the Shapiro time delay). Correspondingly, the phase of the GW from the NS shifts due to the Coulomb type gravitational potential of the NS, and the resulting logarithmic phase shift depends on the mass, the spin frequency of the NS, and the distance to the NS. We show that the NS mass can, in principle, be obtained by making use of the phase shift difference between two modes of the continuous GW such as once and twice spin frequency modes induced by a freely precessing NS or a NS containing a pinned superfluid core. We estimate the measurement accuracy of the NS mass using Monte Carlo simulations and find that the mass of the NS with its ellipticity 10^{-6} at 1 kpc is typically measurable with an accuracy 20% using Einstein Telescope.
言語 英語
場所 立教大学池袋キャンパス4号館3階 4340教室

理論物理学コロキウム(素粒子)

日時 2015年5月18日(月)16:40~18:10
講師 三輪 光嗣 氏(日本大学)
題目 「弦の世界面の破れたゼロモードおよび1/4BPSウィルソンループと1/2BPS局所演算子の相関関数について」
概要 AdS/CFT対応ではゲージ理論のウィルソンループとAdS時空上の弦の世界面の対応が予言される。これまでもウィルソンループの期待値や局所演算子との相関関数に関してこの対応関係が検証されてきた。こうした研究では、多くの場合弦の古典解を用いて重力理論側の解析が行われる。本研究では,純粋に古典的な弦を考えるのではなく、2006年にN. Drukkerによって用いられた“破れたゼロモード”を取り入れた手法を議論する。またその応用例として、ウィルソンループと局所演算子の相関関数の計算を紹介する。
言語 日本語
場所 立教大学池袋キャンパス4号館 物理輪講室(4232)

理論物理学コロキウム(素粒子)

日時 2015年5月12日(火)16:40~18:10
講師 重森 正樹 氏(京都大学基礎物理学研究所)
題目 「幾何学的微視的状態プログラム-過去、現在、未来」
概要 ブラックホールはそのホライズン面積に比例するエン トロピーを持つため、背後にある微視的状態の統計 力学的アンサンブルを表しているはずである。一般 相対 論における無毛定理は重力においてはそのよう な微視的状態は存在しないという ことを意味するか に思える。しかし、弦理論におけるブラックホール に関しては、ブラックホールと同じ質量・電荷を持 ちかつホライズンを持たずに正則であるよ うな「幾 何学的微視的状態解」が具体的に構成されている。 これらの解が無毛定 理を避けられる理由は、(1)こ れらはd>4次元の解である、(2)これらは様々な場を 含みChern-Simons相互作用を含む超重力理論の解で ある、(3)これらの解は非自明なトポロジーを持つ、 ということである。私は、ブラックホールの微視的 状態を古典超重力理論の枠内で構成しようという 「幾何学的微視的状態プログラム」を概観し、この プログラムの目標とこれまでの成果だけでなく、そ れが含む問題やそれに対する批判にも触れる。そし て、我々が [arXiv:1503.01463] で最 近行った、非 常に一般なクラスの幾何学的微視的状態について説 明する。
言語 日本語
場所 立教大学池袋キャンパス4号館 物理輪講室(4232)

理論物理学コロキウム(宇宙)

日時 2015年4月28日(火)16:40~18:10
講師 田邉 健太郎 氏(高エネルギー加速器研究機構)
題目 「large D limit of General Relativity」
概要 The spacetime dimension D is a dimensionless parameter of General Relativity. Considering the 1/D expansion of General Relativity with the infinite limit of D, we find the gravity is dramatically simplified but its non-trivial structure still remains at the limit. This simplification occurs since the expansion parameter 1/D introduces the separation of scales in the theory naturally such as the horizon radius, r_BH, of a black hole and 1/D times of the horizon radius, r_BH/D. Using this simplification we can solve various problem of the gravity in analytic way. In this talk I will review some basic properties of the gravity at large D, and next I will give recent progress of large D gravity project.
言語 英語
場所 立教大学4号館 物理輪講室(4232)

理論物理学コロキウム(素粒子)

日時 2015年4月21日(火)16:40~18:10
講師 松野 寛樹 氏(東京工業大学)
題目 「超重力理論を用いた5次元超対称性ゲージ理論の構成」
概要 5次元超対称ゲージ理論の解析は、M5ブレーンの性質を探る上で重要であると考えられている。我々は局所化と呼ばれる厳密計算に必要な、曲がった空間上の5次元超対称ゲージ理論の構成を超重力理論を用いることで行った。この構成法を用いると、2つの5次元背景が6次元の描像により関係づけられる。本講演はarXiv:1404.0210と進行中の研究に基づく。
言語 日本語
場所 立教大学4号館 物理輪講室(4232)

2014年度秋学期


理論物理学コロキウム(宇宙)

日時 2015年01月23日(金)16:40~18:10
講師 當真 賢二 氏(東北大学)
題目 「ブラックホールジェットの駆動メカニズム」
概要 ブラックホール候補天体の中には、 相対論的速度のプラズマ流を噴出しているものがある。 本発表では、このプラズマ流の駆動機構として最有力である 「ブラックホール回転エネルギーの電磁的抽出モデル」 の詳細な物理を議論する。 特に、この機構とペンローズ過程との関係について議論したい。
場所 立教大学4号館 3階 4340教室

理論物理学コロキウム(素粒子)

日時 2015年01月13日(火)16:40~18:10
講師 丸吉 一暢 氏(Imperial College London)
題目 「4d N=1 SCFTs from M5-branes」
概要 In this talk we study the construction of a large class of 4d N=1 gauge theories, which flow to nontrivial IR fixed points, from M5-brane compactification on a Riemann surface including punctures which preserve N=1 supersymmetry. We find that various remarkable properties of this class of theories, like duality, can be understood in terms of the Riemann surface and leads to discovery of unknown dualities in N=1 theories.
場所 立教大学4号館 物理輪講室(4232)

理論物理学コロキウム(宇宙)

日時 2014年12月16日(火)16:40~18:10
講師 坂井 伸之 氏(山口大学)
題目 「ブラックホール疑似天体の影」
概要 ブラックホールシャドウ(背景・周辺光源の陰影)の特徴は 光の不安定円軌道の存在に由来するため、 それを持つ正則な天体(≡ブラックホール疑似天体) が存在すると、ブラックホールの同定さえ難しくなる。 本研究では、疑似天体の例としてグラバスター及び エリスワームホールについて調べ、 その陰影の特徴を明らかにした。
場所 立教大学4号館 物理輪講室(4232)

理論物理学コロキウム(素粒子)

日時 2014年12月09日(火)16:40~18:10
講師 吉田 健太郎 氏(京都大学)
題目 「重力/Yang-Baxter対応について」
概要 近年、AdS5×S5 上の超弦理論の可積分変形を取り扱う系統的な手法が開発された。 この手法に基づくと、 古典Yang-Baxter方程式を満たす古典r-行列を一つ決めれば、 AdS5×S5 の可積分変形に対応する重力解が一つ定まる (重力/Yang-Baxter対応)。 例えば、 N=4超対称Yang-Mills理論(SYM)のbeta-変形に対応するLunin-Maldacena解、 非可換空間上のN=4 SYM理論に双対なMaldacena-Russo解などの よく知られている重力解に対応するr-行列が見つかっているし、 正体がよくわからない解に対応するr-行列も存在する。
本講演では、 このAdS/CFT対応の可積分変形に関する最近の研究成果について、 先行研究のレビューを交えながら紹介する。 また、非可積分なAdS5×T{1,1} の変形への応用についても説明したい。
場所 立教大学4号館 物理輪講室(4232)

理論物理学コロキウム(宇宙)

日時 2014年12月02日(火)16:40~18:10
講師 浦川 優子 氏(名古屋大学)
題目 「初期揺らぎの赤外安定性とインフレーション宇宙の初期状態」
概要 インフレーション中に生成された初期揺らぎの赤外の非線形量子補正により 摂動論が破綻する可能性が、近年、示唆されてきた。 本講演では、赤外の非線形量子補正が発散せず、 摂動論が適用可能となるための条件を議論する。 特に、この正則条件は、 インフレーション宇宙の初期状態に対し、 強い制限を与える事を示す。
場所 立教大学4号館 物理輪講室(4232)

理論物理学コロキウム(素粒子)

日時 2014年11月25日(火)16:40~18:10
講師 田中 章詞 氏(大阪大学)
題目 「Superconformal index on RP2×S1
概要 We study N=2 supersymmetric gauge theories on RP2×S1 and compute the superconformal index by using the localization technique. We apply our new superconformal index to the check of the simplest 3d mirror symmetry and prove it by using a mathematical formula called the q-binomial theorem. In this talk, I would like to explain the crucial points of our work and comment on some generalizations. This talk is based on [arXiv:1408.3371].
場所 立教大学4号館 物理輪講室(4232)

理論物理学コロキウム(素粒子)

日時 2014年11月21日(金)16:40~18:10
講師 飯塚 則裕 氏(大阪大学)
題目 「Black Holes and Condensed Matter Physics」
概要 We will discuss several recent developments where black hole physics and condensed matter physics have deep connection.
場所 立教大学4号館 物理輪講室(4232)

理論物理学コロキウム(宇宙)

日時 2014年11月19日(水)16:40~18:10
講師 犬塚 修一郎 氏(名古屋大学)
題目 「星形成理論の発展」
概要 An overall picture of molecular cloud formation in the Galaxy is presented in this talk. Recent high-resolution magneto-hydrodynamical simulations of two-fluid dynamics with cooling/heating and thermal conduction have shown that the formation of molecular clouds requires multiple episodes of compressional events. Indeed, multiple compressions of ISM create both massive filamentary molecular clouds whose axes are perpendicular to the magnetic field lines and faint striations that are parallel to the field lines, which mimic general features of actual observations. Subsequent collapse and fragmentation of filamentary molecular clouds provide the initial conditions of protostellar collapse calculations that have been done extensively and successfully. This finding enables us to envision a scenario of molecular cloud formation as the interacting shells or bubbles in galactic scale.
We estimate the ensemble-averaged growth rate of the individual molecular cloud, and predict the mass function of molecular clouds. This picture naturally explains the accelerated star formation over many million years that was previously reported by stellar age determination in nearby star forming regions. Recent claim of cloud-cloud collision as a mechanism of forming massive stars and star clusters can be naturally incorporated in this scenario, which explains why the massive stars formed in cloud-cloud collision follows the power-law slope of the mass function of molecular cloud cores repeatedly found in low-mass star forming regions.
場所 立教大学4号館 3階 4340教室

理論物理学コロキウム(素粒子)

日時 2014年11月07日(金)16:40~18:10
講師 西岡 辰磨 氏(東京大学)
題目 「Supersymmetric Renyi Entropy」
概要 The Renyi entropy is a one-parameter generalization of entanglement entropy that can be a useful order parameter for various phase transitions. In QFT’s, it is calculated using the so-called replica trick that reduces the computation to the partition function on a singular space. This method, however, is not compatible with supersymmetry in general.
In this talk, we define the supersymmetric extension of the Renyi entropy by introducing a chemical potential for the R-symmetry in N=2 supersymmetric gauge theories in three dimensions. Using the localization method, we write down the matrix model representation that allows us to examine its properties such as the duality invariance, the large-N behavior and the expansion with respect to the parameter. We also discuss the gravity dual and the higher-dimensional counterparts as well.
場所 立教大学4号館 物理輪講室(4232)

理論物理学コロキウム(宇宙)

日時 2014年10月23日(木)16:40~18:10
講師 成子 篤 氏(東京工業大学)
題目 「非等方インフレーションにおける始原揺らぎ再考」
概要 非等方インフレーションモデルは、 インフレーション宇宙における無毛仮説を破る最初の反例であり、 また通常では見られない始原揺らぎの性質を予言し、 理論的にも観測的にも興味深いモデルである。 本講演では、始原揺らぎの解析を再考し、 本モデルが予想する始原揺らぎの統計的非等方性について、 これまでとは異なる理論的予言を与える。
場所 立教大学4号館 物理輪講室(4232)

理論物理学コロキウム(素粒子)

日時 2014年10月17日(金)16:40~18:10
講師 野崎 雅弘 氏(基礎物理学研究所)
題目 「Quantum Entanglement of Local Operators」
概要 近年、様々な分野において(レ二―)エンタングルメント・ エントロピーが注目を集めている。 そこで我々は、局所演算子によって励起された状態に対する それらのエントロピーの性質を調べた。 結果、部分系を全空間の半分に取ると(レ二―)エンタングルメント・ エントロピーがある定数で与えられ、 その値が挿入された演算子に依存していることを見出した。
また、この定数を用いて演算子の(レ二―)エンタングルメント・ エントロピーという量を定義した。 この演算子のエントロピーによって演算子の分類が出来ることが期待される。 今回の発表において我々は演算子の(レ二―)エンタングルメント・ エントロピーの持つ性質とそれらが従うべき和則について話したいと思う。
場所 立教大学4号館 物理輪講室(4232)

理論物理学コロキウム(宇宙)

日時 2014年10月10日(金)16:40~18:10
講師 大川 博督 氏(早稲田大学)
題目 「箱の中での重力崩壊」
概要 近年のAnti-de-Sitter時空での重力崩壊の研究により、 閉空間における波のエネルギーカスケード現象が ブラックホール形成に重要な役割を持つと指摘された。 これは例えば漸近平坦な時空でも実効的な閉じ込め機構があれば起こりうるか。 本発表ではこの分野の簡単なレビューとともに未解明の問題について議論したい。
場所 立教大学4号館 物理輪講室(4232)

理論物理学コロキウム(素粒子)

日時 2014年09月30日(火)16:40~18:10
講師 近藤 慶一 氏(千葉大学)
題目 「Stability of chromomagnetic condensation and mass generation for confinement in SU(2) Yang-Mills theory」
概要 クォーク閉じ込めの双対超伝導描像を示唆するひとつの解析的例として SU(2) Yang-Millsにおいて一様な色磁気的凝縮を持つSavvidy真空が 1977年に提唱された。 しかし,その不安定性がNielsenとOlesenによって直ちに指摘され, それを回避するコペンハーゲン真空やスパゲッティ真空が提唱された。 しかし,1970年代以後も,この不安定性を取り除く様々な努力がなされてきた。 Nielsen-Olesen不安定性は,色磁場に関する有効ポテンシャルが, 1-ループの計算では,最低固有値に現れるタキオンモードが起因して, 非自明な虚数部分を持つことに起因している。
講演では,初めに,クォーク閉じ込めに関する最近の研究の簡単なレビューを行う。 次に,汎関数くりこみ群の方法を用いて,Savvidy真空のNielsen-Olesen不安定性が 消えてなくなることを示す。 この結論は,(i) 虚数部分を持たない有効平均作用が, 複素数に値を持つ有効平均作用に対するフロー方程式の固定点解として, 任意の赤外切断に対して実現されること, (ii) 十分大きな赤外切断に対しては, 虚数部分を持たない近似的解析解が具体的に求められること,から従う。 さらに,十分小さな赤外切断に対しても,固定点にとどまる,つまり, 安定性を維持するための物理的機構として, 質量次元2のBRST不変な真空凝縮によってグルーオンの質量生成が起こること (グルーボールと同一視できる2グルーオン の束縛状態と関連する)を指摘する。
場所 立教大学4号館 物理輪講室(4232)

理論物理学コロキウム(宇宙)

日時 2014年09月26日(金)16:40~18:10
講師 星野 真弘 氏(東京大学)
題目 「無衝突プラズマ系降着円盤での粒子加速と角運動量輸送」
概要 宇宙での降着円盤は重力回転系の普遍的な構造であり、 近年降着円盤を維持する角運動量・物質輸送を担うメカニズムとして 磁気回転不安定の研究が電磁流体のシミュレーションにより精力的におこなわれてきた。 しかし、ブラックホール天体の降着円盤では、 電子とイオンの温度が異なるプラズマや非熱的な高エネルギー電子成分が観測されており、 無衝突系での降着円盤の物理も重要となってきている。 セミナーでは、無衝突系の降着円盤での高効率の粒子加速や 角運動量輸送について最近の研究を紹介する。
場所 立教大学4号館3階 4340教室

2014年度春学期


理論物理学コロキウム(宇宙)

日時 2014年07月15日(火)16:40~18:10
講師 鳥居 隆 氏(大阪工業大学)
題目 「高次元時空におけるワームホール解とその動的安定性」
概要 宇宙項の入りの高次元一般相対性理論で静的なワームホール解と その安定性について議論します. 物質はmasslessのスカラー場(ゴースト)のみで, いわゆるEllis解の高次元版です. 安定性に関しては線形摂動に対するものと非線形の計算結果を紹介し, 時間があればガウスボンネ項の影響についてもお話しします.
場所 立教大学4号館 物理輪講室(4232)

理論物理学コロキウム(素粒子)

日時 2014年07月08日(火)16:40~18:10
講師 松浦 壮 氏(慶応義塾大学)
題目 「超対称格子ゲージ理論の真空とその固定について」
概要 格子上の超対称ゲージ理論の一つとして、通常の格子ゲージ理論と同様、 ユニタリーなリンク変数としてゲージ場の自由度を表す理論が 杉野によって構成されている。この理論は、 ゲージ群としてU(N)ではなくSU(N)が取れるという長所がある反面、 ゲージ場の配位として非物理的な真空が多数存在してしまう という問題が知られている。 従来は、 リンク変数にadmissibility条件を課すことで 非物理的な真空への遷移を禁止していたが、そのために作用が複雑になり、 数値計算の妨げになっていた。 我々は今回、 リンク変数の入れ方を工夫することによって、 admissibility条件を課すことなしに非物理的な真空への遷移を禁止し、 実質的に物理的な真空のみを持つような理論を構成することに成功した。 今回のトークでは、格子ゲージ理論の基本的な事柄と 超対称ゲージ理論を格子上に定義する方法についての一般論を解説した後、 我々が発見した方法について説明する。
場所 立教大学4号館 物理輪講室(4232)

理論物理学コロキウム(素粒子)

日時 2014年07月01日(火)16:40~18:10
講師 瀧 雅人 氏(理化学研究所)
題目 「Seiberg Duality, 5d SCFTs and Nekrasov Partition Functions」
概要 We propose a duality between various Type IIB 5-brane web configurations, and this conjecture implies an equality between the corresponding 5d Nekrasov partition functions (i.e. refined topological string partition functions) that are associated with local del Pezzo surfaces. It is known that M-theory compactified on a local Calabi-Yau 3-fold leads to a 5d superconformal field theory (SCFT), and this system is dual to a Type IIB 5-brane web system. One can expect that the “Picard-Lefschetz transformation” of these 3-folds implies the duality between these brane setups and the resulting 5d SCFTs. We then find that many different Type IIB 5-brane webs describe the same 5d SCFT that was found by N.Seiberg. We check this duality by comparing the Nekrasov partition functions of these 5-brane web configurations.
場所 立教大学4号館 物理輪講室(4232)

理論物理学コロキウム(宇宙)

日時 2014年06月23日(月)12:20~13:30
講師 Remya Nair 氏(Jamia Millia Islamia)
題目 「Probing the cosmic distance duality relation」
概要 The inferences we make from cosmological observations have some underlying assumptions. Sometimes these assumptions are so common that they are overlooked. In this talk I'll discuss the observational analysis of a consistency relation, the *distance duality* relation, which can be used to test the validity of some of the fundamental assumptions in Cosmology, and can further be used as a consistency test between different distance probes.
場所 立教大学4号館 物理輪講室(4232)

理論物理学コロキウム(宇宙)

日時 2014年06月17日(火)16:40~18:10
講師 Sanjay Jhingan 氏(Jamia Millia Islamia)
題目 「Gravitational Collapse: Causal Structure of Singularity.」
概要 It will be a technical extension of first two lectures so students will be able to understand. I will use dust model and discuss global and locally naked singularities. Some new results which I derived last month.
場所 立教大学4号館 物理輪講室(4232)

理論物理学コロキウム(素粒子)

日時 2014年06月13日(金)16:40~18:10
講師 中山 優 氏(カブリ数物連携宇宙研究機構)
題目 「共形ブートスラップで理解する相転移と臨界現象」
概要 近年、共形ブートストラップを高次元の共形場理論に(数値的に) 適用する試みが実現され大きな成果を得ている。例えば、近年、 3次元のイジング模型が共形対称性だけから「解かれた」 ことは記憶に新しい。本講演では、 今まで他の方法では理論的解析が困難であった フラストレーションを持ったスピン系や QCD のカイラル相転移の相転移の次数の決定と臨界指数の情報について 共形ブートストラップを O(n) x O(m) の対称性を持つ3次元の共形場理論に用いることによって 非摂動的に議論したい。 大槻知貴(Kavli IPMU)との共同研究 arXiv:1404.0489 に基づく。
場所 立教大学4号館 物理輪講室(4232)

理論物理学コロキウム(宇宙)

日時 2014年06月03日(火)16:40~18:10
講師 富沢真也 氏(東京工科大学)
題目 「円筒対称な非線形重力波解」
概要 2005年、Pomerankyの改良した逆散乱法によって、 ブラックリング解が発見されたことを契機に、 多くの高次元ブラックホール解が発見されてきた。 本研究では、この改良型逆散乱法を初めて円筒対称な時空に応用し、 「非線形重力波」を記述する新しい厳密解を求めた。 本セミナーでは、まず逆散乱法のレビューをし、 本研究で求めた厳密解を紹介するとともに、 重力波の非線形効果(ファラデー効果)についても議論する。
場所 立教大学4号館 物理輪講室(4232)

理論物理学コロキウム(素粒子)

日時 2014年05月27日(火)16:40~18:10
講師 伊藤 悦子 氏(高エネルギー加速器研究機構)
題目 「格子シミュレーションを使ったConformal windowに関する最近の研究について」
概要 四次元非可換ゲージ理論において 非自明な相互作用を持つ赤外固定点が存在するフレーバー数の領域を conformal windowと言う。 近年、このconformal windowの存在を、 非摂動論的手法である格子シミュレーションを用いて探索し、 その赤外固定点での共形場の理論の性質も 非摂動論的に調べることができるようになった。 本講演では、最近のこれらの主な研究を紹介し、 固定点探索法や非自明な固定点における臨界指数の導出法を比較し議論する。
場所 立教大学4号館 物理輪講室(4232)

理論物理学コロキウム(宇宙)

日時 2014年05月20日(火)16:40~18:10
講師 嵯峨 承平 氏(名古屋大学)
題目 「宇宙論的2次摂動論で生成される2次重力波の解明」
概要 宇宙論的摂動論を2次へと拡張することで、 2次重力波が必然的に生成される。 2次重力波は、成功した線形理論から引き起こされるために 必ず存在するべき対象である。 我々はこの必ず存在する2次重力波の解析を、 無視されていた寄与を取り入れることで、 より精密に行うことを可能にした。
場所 立教大学4号館 物理輪講室(4232)

理論物理学コロキウム(素粒子)

日時 2014年05月13日(火)16:40~18:10
講師 百武 慶文 氏(茨城大学)
題目 「Holographic description of a quantum black hole on a computer」
概要 The discovery of the fact that black holes radiate particles and eventually evaporate led Hawking to pose the well-known information loss paradox. This paradox caused a long and serious debate since it claims that the fundamental laws of quantum mechanics may be violated. A possible cure appeared recently from superstring theory, a consistent theory of quantum gravity: if the holographic description of a quantum black hole based on the gauge/gravity duality conjecture is correct, the information is not lost and quantum mechanics remains valid. However, the duality has not been tested at the level of quantum gravity for more than fifteen years since its proposal. In this seminar we do it for the first time on a computer. The black hole mass obtained by Monte Carlo simulation of the dual gauge theory reproduces precisely the quantum gravity effects in an evaporating black hole. This result opens up totally new perspectives towards quantum gravity since one can simulate quantum black holes through dual gauge theories. (refs: arXiv:1311.5607(Science), 1311.7526(PTEP))
場所 立教大学4号館 物理輪講室(4232)

理論物理学コロキウム(素粒子)

日時 2014年04月28日(月)16:40~18:10
講師 浅野 雅子 氏(成蹊大学)
題目 「零質量高階スピン場を含む拡張された弦の場の理論の構成」
概要 ボソン的開弦の状態空間をn個テンソル積した上で ある種の条件を課すことにより、 弦の場の理論を零質量に任意の高階スピン場を持つ理論 (拡張された弦の場の理論) の自由な作用が構成できる ことを示し、その性質を議論する。 この理論は、弦の場の理論と同等のゲージ対称性を持つため、 対称性が複雑な場合には一般に困難であった 高階スピンゲージ場のゲージ不変作用の普遍的な構成を 容易にするという利点を持つ。 例として、 具体的にいくつかの高階スピンゲージ場の作用を構成する。 さらに、フェルミオン場を含む場合への拡張や、 相互作用を含む理論への拡張可能性についても議論する。
場所 立教大学4号館 物理輪講室(4232)

理論物理学コロキウム(宇宙)

日時 2014年04月22日(火)16:40~18:10
講師 奥住 聡 氏(東京工業大学)
題目 「ダストの直接合体成長による氷微惑星形成」
概要 微惑星形成は惑星形成理論における最大の謎の1つである。 我々は、氷微粒子の付着合体の素過程を考慮に入れた 微惑星形成の統計シミュレーションを世界に先駆けて行い、 氷微惑星の形成に対しては 微惑星形成の2大問題が回避されることを明らかにした。
場所 立教大学4号館 物理輪講室(4232)

理論物理学コロキウム(素粒子)

日時 2014年04月15日(火)16:40~18:10
講師 笹川 修司 氏(立教大学)
題目 「カイラル対称性と閉じ込め」
概要 Schwinger-Dyson方程式と南部-Jona-Lasinioモデルを使った カイラル対称性の破れと回復についての基本的な内容と、 クォークの閉じ込めに関係した話題を紹介する。
場所 立教大学4号館 物理輪講室(4232)

2013年度 秋学期


理論物理学コロキウム(素粒子)

日時 2014年01月21日(火)16:40~18:10
講師 宝利 剛 氏(立教大学)
題目 「共形キリング-矢野テンソルの個数の上限について」
概要 時空の対称性はキリングベクトルによって記述される。 他方、共形キリング-矢野テンソルの存在は 時空の隠れた対称性とよばれる。そして、 それらがキリングベクトルと同じように、 曲がった時空上の様々な場の運動に関わる保存量と 密接に関係していることが知られている。 本講演の前半では、カーブラックホール時空を例に、 共形キリング-矢野テンソルを持つ時空の一般的性質について話す。
本講演の後半では、 共形キリング-矢野テンソルの個数の上限について話す。 アインシュタイン方程式を解くなどして一般に与えられた時空が 共形キリング-矢野テンソルを持つかどうかは難しい問題である。 しかし共形キリング-矢野テンソル方程式の考察により、 その個数に上限があることが Semmelmann (2002) によって示された。最近、我々はSemmelmannの結果を応用し、 より精度の高い上限を与える公式を導いたので、 これについて時間をかけて説明したい。
場所 立教大学4号館 物理輪講室(4232)

理論物理学コロキウム(素粒子)

日時 2014年01月14日(火)16:40~18:10
講師 八木 太 氏(KIAS)
題目 「Non-Lagrangian Theories from Brane Junctions」
概要 We use 5-brane junctions to study the 5 dimensional (5D) T_N theories. These theories are interpreted as 5D uplift of the 4D N=2 strongly coupled superconformal theories which are obtained by compactifying N M5 branes on a sphere with three full punctures. Even though these theories have no Lagrangian description, by using the 5-brane junctions proposed by Benini, Benvenuti and Tachikawa, we are able to derive their Seiberg-Witten curves and Nekrasov partition functions. For T_3, we show that the Seiberg-Witten curve and superconformal index agree with those for Sp(1) theory with 5 flavor.
場所 立教大学4号館 物理輪講室(4232)

理論物理学コロキウム(宇宙)

日時 2014年01月07日(火)16:40~18:10
講師 山下 慎司 氏(熊本大学)
題目 「ループ重力理論の基本と研究」
概要 重力を量子論的に記述する試みの1つとして、 ループ重力理論が挙げられます。 ループ重力理論をあまり用いない方を対象に、 この理論が持つ特徴などをおおまかに紹介し、 最後に研究についても簡単にお話できればと思います.
場所 立教大学4号館 物理輪講室(4232)

理論物理学コロキウム(宇宙)

日時 2013年12月17日(火)16:40~18:10
講師 柴田 大 氏(京都大学)
題目 「中性子星連星の合体と電磁波対応天体」
概要 連星中性子星やブラックホール・中性子星連星の合体は LIGO、VIRGO、KAGRA のような 重力波望遠鏡の最も有望な重力波源である。 重力波で検出された場合、それを確信したり、 あるいは重力波源の性質を深く知るには、 電磁波対応天体による観測が強く望まれる。 本セミナーでは、 有望とされる電磁波放射機構と それに対する最近の研究成果を紹介する。
場所 立教大学4号館3階 4340教室

理論物理学コロキウム(素粒子)

日時 2013年12月10日(火)16:40~18:10
講師 橋本 幸士 氏(大阪大学/理化学研究所)
題目 「ゲージ重力対応のQCD・ハドロン物理学への応用」
概要 絶縁体に大きな電場をかけると、絶縁破壊が発生する。 QCDでも同じであり、クォークは荷電をもっているため、 QCD真空に大きな電場をかけると、絶縁相であるハドロン相から クォーク反クォーク対が生成する。 これは、QEDでのシュインガー機構と同様の物理現象であるが、 QCDの場合クォークには閉じ込め力が有る点が異なる。 非摂動的なQCDでシュインガー機構を解明するため、 AdS/CFT対応を用いて超対称QCDで真空不安定性を計算した。 結果は物理的に解釈でき、その解説も含めて講演を行う。
場所 立教大学4号館3階 4340教室

理論物理学コロキウム(宇宙)

日時 2013年12月03日(火)16:40~18:10
講師 大山 祥彦 氏(高エネルギー加速器科学研究科)
題目 「21cm線放射の観測によるニュートリノ質量階層構造の制限」
概要 ニュートリノ質量の様な宇宙の構造形成に影響を与えるパラメータは、 CMB等の観測により制限することができる。 そのような観測として近年注目されているのが、 21cm線と呼ばれる電波を利用した観測である。 本セミナーでは、21cm線観測の概要と、 ニュートリノ質量階層構造が、 21cm線観測により将来どの程度制限できるかについて、 我々が行った解析の結果を話したいと思う.
場所 立教大学4号館3階 4340教室

理論物理学コロキウム(素粒子)

日時 2013年11月26日(火)16:40~18:10
講師 深谷 英則 氏 (大阪大学)
題目 「Anomaly or symmetry ?」
概要 高温における量子色力学(QCD)では、自発的に破れていた SU(2) aカイラル対称性が回復すると広く信じられているが、 U(1) のカイラル対称性については はっきりした結論が得られていない。 私たちは、Banks-Casher 関係式を拡張し、 SU(2) 対称性の回復が Dirac 演算子の固有値分布へ与える制限を洗い出し、 さらにその固有値分布の制限が、 U(1) 対称性の有無に与える影響を解析した。 その結果は、SU(2) と同時に U(1) 対称性が回復する可能性を示唆している。 本講演では、その解析の概要および、 これまでの(対称性を損なう形で行われてきた) 先行研究の問題点を議論する。
場所 立教大学4号館 物理輪講室(4232)

理論物理学コロキウム(宇宙)

日時 2013年11月12日(火)16:40~18:10
講師 石橋 明浩氏 (近畿大学)
題目 「AdS black holes and DC conductivity」
概要 先ず、AdS 時空の不安定性と特異点の発生について 最近の理解を概観します。 次にAdS時空でのブラックホールと双対な その境界物性理論におけるDC伝導率について、 格子構造の効果を取り入れた結果について 議論したいと思います。
場所 立教大学4号館 物理輪講室(4232)

理論物理学コロキウム(宇宙)

日時 2013年10月22日(火)16:40~18:10
講師 宇賀神 知紀氏 (IPMU)
題目 「Higher spin ブラックホールとそのエントロピーについて」
概要 higher spin 理論は、 スピンが2以上の零質量場(higher spin場)を含む重力理論である。 近年、反ドジッター空間上のhigher spin 理論と、 その境界で定義された共形場の理論(CFT)との間の双対性が注目を集めている。 4次元以上ではhigher spin場の運動方程式は複雑になり、 その作用は一般には知られていない。 しかし3次元では、この理論がある種のchern Simons 理論として記述できることが知られている。 この3次元higher spin理論におけるブラックホール解 (higher spinブラックホール) とそのCFT的な解釈はKrausらによって詳しく調べられている。 特に重要なのは時空の計量がhigher spin場のゲージ変換によって 非自明に変化してしまうため、 事象の地平面はhigher spin理論においてゲージ不変な概念ではないという事実である。 従って通常のBekenstein Hawking公式(あるいはその拡張であるWald公式) をこれらのブラックホール解に当てはめることはできない。 そこで我々は錐的特異点法をChern Simons 理論に適用することで ゲージ不変なエントロピー公式を得た。 この公式は熱力学第一法則を満たし、 さらに双対な場の理論側の計算結果を再現することもわかった。 この発表では、この結果と、その後の進展についてレビューする。
場所 立教大学4号館 物理輪講室(4232)

催し物 ― 研究会

当研究室、もしくは当研究室所属の教員主催で行われる 研究会の情報を公開しております。

終わった研究会については発表資料を公開していますが、 著者のご好意により頂いたものです。

* 著者の承諾なしに2次使用することを禁じます。







素粒子理論研究会2016~量子場理論・超弦理論の進展~

日時 2016年3月16日(水)10時30分受付開始、11時00分講演開始~18時30分講演終了
場所 立教大学池袋キャンパス4号館3階4340教室
参考URL 素粒子理論研究会2016~量子場理論・超弦理論の進展~ HP

RIKKYO MathPhys 2014

Date January 11 (Sat) - 13 (Mon),2014
Venue Ikebukuro Campus, Rikkyo University
Organizer Tohru Eguchi, Yasuaki Hikida, Michio Jimbo, Saburo Kakei, Tetsuji Kimura, Yasushi Komori
Website Links RIKKYO-Mathphys-2014 HP

Invited Speakers V. Bazhanov (Canberra, Australia)
D. Morrison (Santa Barbara, U.S.A.)
V. Schomerus (DESY, Germany)
P. Yi (KIAS, Korea)
K. Hori (IPMU)
R. Inoue (Chiba)
Y. Maeda (Keio)
H. Nakajima (RIMS)
K. Saito (IPMU)
T. Takayanagi

JGRG19

日時 2009年11月30日(月)~12月4日(金)
場所 立教大学立川記念館
詳細 JGRG19HP

初代星・初代銀河形成研究会

世話人 大向一行(国立天文台)・須佐元(立教大)
日時 2006年9月4日(月)~9月5日(火)
場所 天文台コスモス会館

[1日目 9月4日]
吉田直樹 「第一世代星形成の宇宙論的シミュレーション」 PDF
大向一行 「低金属度ガスの星形成」 PDF
釣部通 「微量な重元素を含んだガス雲の分裂」 PDF
北山哲 「原始銀河形成におけるフィードバック過程」 PDF
須佐元 「初代星の輻射による近傍星形成への影響」 PDF
長谷川賢二 「紫外線輻射場内での球状星団形成」 PDF
河合誠之 「高赤方偏移GRB観測の現状」 PDF
戸谷友則 「GRB で探る宇宙再電離」 PDF
梅村雅之 「宇宙再電離:最新観測からの制限」 PDF
井上進 「GRB GeVガンマ線および電波放射で探る初代星・銀河形成」 PDF
井上昭雄 「銀河の平均的電離光子脱出率の宇宙論的進化」 PDF
太田一陽 「z=7のライマンα銀河の発見と宇宙再電離に関する制限」  

[2日目 9月5日]
津村耕司 「近赤外背景放射のロケット観測実験:CIBER」 PDF
町田正博 「Protostellar Jets from the First Stars」 PDF
中村文隆 「Protostellar Turbulence in Cluster Forming Regions of Molecular Clouds」 PDF
市来淨與 「初期磁場の起源とその観測可能性について」 PDF
藤田裕 「ワイベル不安定性による宇宙磁場の形成」 PDF
野本憲一 「Nucleosynthesis in the First Supernovae」 PDF
和南城伸也 「超新星r過程元素合成と初代星」 PDF
青木和光 >「超金属欠乏星の重元素組成からの制限」 PDF
小宮悠 「初期銀河系のIMFとhaloの金属欠乏星」 PDF
梅村雅之 「サマリ」 PDF

催し物 ― ランチョン

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催し物 ― 研究室行事

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2016年度


2016年度夏合宿

世話人 赤間 進吾、彌永 亜矢、宮田 大輝、長島 正剛
日程 2016年09月7日(水)~ 09月09日(金)
場所 マホロバ・マインズ三浦
パンフレット PDF

大学院生発表賞
最優秀賞 彌永 亜矢、宮田大輝、小笠原康太

2015年度


2015年度夏合宿

世話人 平野進一、林峰至
日程 2015年08月31日(月)~ 09月02日(水)
場所 軽井沢友愛山荘
パンフレット PDF

大学院生発表賞
金賞 平野進一

2014年度


2014年度夏合宿

世話人 小笠原康太
日程 2014年08月18日(月)~ 08月20日(水)
場所 伊東温泉 山喜旅館
パンフレット PDF

大学院生発表賞
金賞 小林諒太
銀賞 古賀泰敬

2013年度


2013年度夏合宿

世話人 岡将太郎、崔シモン、西咲音
日程 2013年08月25日(日)~ 08月27日(火)
場所 万座温泉 日進舘 湯けむり館
パンフレット PDF

大学院生発表賞
金賞 奥田諭史 "3D Ising model and conformal field theory"