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エリカのために2003 あらすじ
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難聴のエリカと、健聴のコウキは付き合い始めて半年。
お互い愛し合う二人…そんな二人の前に、
ある日突然、エリカの友人で人工内耳のキリコが現れる。
彼女は妊娠していた。子供を産むことに対して大きな不安を抱えるキリコ。
そんなキリコに、コウキはろうである母親の姿を重ね合わせる。
ろうの両親に育てられた三人の兄弟、サユリ、コウキ、クルミ。
健聴のサユリは、ひたすらピアニストを目指していた。
しかし、コウキは、そんな姉に対して複雑な思いを抱く。
一方、ろう者で車椅子のクルミは、いつも自分に自信を持てずにいた。
そんなクルミを愛しく想うエイジ。
エイジの両親もまたろう者だった。
自らろうであることを誇りに思うコトミは、
ろう者の気持ちが分かるエイジに想いを寄せていた。
ところがエイジには、健聴の恋人のカンナがいた。
しかし、エイジは自分を理解してくれないカンナに苛立ちを感じていた…。
