4年生引退インタビュー

〜堅守速攻、4年生の意地〜



  昨年昇格を果たし、今年は2部リーグでの試合を経験した立大バスケットボール部。厳しい戦いを強いられながらも、強豪校相手に善戦を見せてきた。
  公式戦に出場する選手こそ少なかった4年生だが、試合中にチームが崩れてきたときは中からプレーでチームを支え、コートの外からは1番声を出し、立大を盛り上げてきた。今回はそんな柱としてチームを支えてきた11人の4年生にせまる。




主将・平良彰大(済4)

「自分が主将としてできることは誰よりも一生懸命練習に取り組むこと」  

――4年間全体を振り返って
  本当に多くの人に支えられてやってこられた4年間だったなと思います。良いプレーのできた時間って、あまり長い時間じゃなかったと思うんです。でも悩んだり落ち込んだりしているときに先輩が声をかけてくれたり、後輩も「平良さん、もっと頑張って」みたいなことを言ってくれたり、同期も声をかけてくれたり、本当に最後まで色々な人に応援されて助けられてきた4年間でした。先輩も、後輩も、同期もそうだし、文ちゃん(吉川)も副キャプテンだった大江にも本当に頭が上がりません。感謝いっぱいの4年間でした。

――今年1年間は主将を務められましたが、心がけてきたことはありますか?
  自分ができることは本当に少なくて、口で良いことを言うこともできませんでした。そこで自分にできることは誰よりも一生懸命練習に取り組むっていうことだと思ってやってきたのですが、最後までそれはできたんじゃないかなと思います。逆にそれ以外の部分では文ちゃんがチームをまとめてくれたり、大江君が注意をしてくれたり、本当はキャプテンがしなくちゃいけないことをカバーしてくれていました。自分は純粋に頑張るだけだったので、周りにとても助けられていたなと思います。

――同期の方々へのメッセージをお願いします
  まず、1番支えてくれたのは文ちゃん。マネージャーとしていっぱい仕事もあるのに、チームのことも気にしながらやってくれて、本当に大変だったと思います。大江にも、本当は自分がもっと強くチームの問題について言わなきゃいけなかったのに、大江が自分の代わりになって汚れ役をやってくれていました。2人がいなかったらチームが成り立たなかったので、2人には本当に感謝感謝で、頭が上がりません。他のメンバーも元気な人たちばっかりでした。1年生の時からずっと自分の学年が頑張って声を出して練習とかを盛り上げていたし、それを最後まで続けてくれたことはチームの中に勢いをもたらしたと思います。本当にみんなには感謝しかありません。

――来年から新しいチームとしてやっていく後輩たちにメッセージをお願いします
  この1年間みんなが主力でやってきて、(2部リーグに昇格して)1年目で6勝はすごい数字だと思うので、それは自信を持って良いと思います。最後の接戦を勝ち切れば全然上も見えてくると思うので、一人ひとりが良く考えて、チームで話し合ってくれれば、1部も夢じゃないと思う。自分たちの取り組み方次第でどうにでもなるので、ぜひ1部に上がってプレーしている姿を見せてほしいなと思います。



副主将・大江裕介(済4)

「自慢の後輩のプレーは今後も見たいし、うちのバスケットにはその価値がある」  

――4年間全体を振り返って
  濃い時間を過ごしたな、と思います。今年は副キャプテンをやらせてもらって、そんなたいしたことできなかったですけど、自分としてはいい経験になりました。

――副キャプテンという立場を1年間務められましたが、どのようにチームを盛り上げていこうとお考えでしたか?
  1年間通してやっていると、やっぱり個人個人のモチベーションに波があったり、どこかで何か失敗してしまったり、気の抜けた行動があったりとか、学校生活とかにも色々あります。その中でちゃんとチームが1つの方向を向けるように、少し声をかけたりということを思いながらやってきました。

――上の立場で一緒に引っ張っていた平良さんに対して思うことはありますか?
  副キャプテンとキャプテンは全然違って、4年なので頑張るのは当たり前なのですが、最終的に試合でのプレッシャーや、立教の話が出た時に他人の目が向くのはやっぱりまず平良で。今年は特に4年生があまり試合に出ていない中で、平良だけずっとプレー時間をもらいながら試合に出ていて、あいつなりに一生懸命頑張っていました。4年間平良は手を抜いてバスケットをすることは全くなく、練習に取り組む態度としては模範だったと思うので、本当に尊敬できるなと思います。

――最後に立大のバスケットボール部へのメッセージをお願いします
  4年間を通してお世話になったし、今年は特に副キャプテンなんて良い経験をさせてもらって、本当に感謝しています。副キャプテンという立場でありながらもなかなか試合出てなくて、引っ張ることができずに申し訳なかったです。ちょっと格好悪いのですが、いつも試合で頑張っている後輩のプレーからたくさん刺激をもらって、本当に後輩たちには感謝しっぱなしです。他の友人や知人と話しても、後輩たちを自慢しています。その自慢の後輩たちのプレーは今後も見に行きたいなと思っているし、うちのバスケットにはその価値があると思う。一生懸命やっていれば周りも応援してくれるし、結果も付いてくる。自分が一番身近でそう思えたので、それを継続してほしいなと思います。



伊藤勇太(済4)

「とりあえずバカやって笑っていれば、練習なんてあっという間!」   

――立大のバスケ部で過ごした4年間の思い出は?怪我をしていた時期もあったと聞きましたが
  怪我も今ではいい思い出ですね(笑)あとは1年生の時に行った韓国遠征ですね。それがすごく楽しかった。

――4年間をともにした同期のみなさんはどのような存在ですか?
  最高です! 正直今までの先輩たちを見ていて、その同期がすごく仲良いなと感じることってなかったのですが、逆に僕たちの代って相当仲がいいと思うんです。毎日が本当に楽しかったですね。この学年で良かったなって。

――後輩に対してもメッセージをお願いします
  ほとんど毎日練習があるのは正直面倒くさいし、学校が終わってからまた戻ってくることも面倒くさい。その中でどうやって自分のモチベーションを作っていくかということで、僕の場合はとりあえずバカやって笑っていればあっという間に練習は終わると思って声を出していました。だから来年はもっと皆がバカみたいに声を出して練習を盛り上げて、チームの雰囲気を良くしてほしいなと思います。来年も2部で戦えるから、今年ダメだった部分というのをしっかりと改善して、選手、監督、スタッフ間でも言いたいことをしっかりと言い合って問題解決して、ちゃんと皆が納得するような結果を出して、今年よりもいいところへ行ってほしいと思います。

tappi バンザイ!!



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