立会評価法男子中量級の部5位入賞 小澤育矢(現3)

立会評価法女子中量級の部2位入賞 高橋明日香(法2)



  演武の技法を運用し、防具を着けて実践形式で戦う立合評価法。臨機応変な判断力と経験がものを言うこの種目で、小澤育矢(現3)と高橋明日香(法2)の両拳士が安定した動きを見せ見事入賞を果たした。



〇立会評価法とは
高橋:演武と違い、防具をつけて、戦う実践的な競技。戦ってポイントをとりあいます。そのポイントだけではなくて、審判が形に評価点も付けるので、単純にポイント狙いだと勝てないという感じです。技あり10ポイント有効5ポイントで、技あり有効関係なく3本先取で試合終了。試合時間は1分です。

賞状を手に、笑顔を見せる小澤
〇演武と違う種目ですが、何か出るきっかけは?
高橋:予選会で勝ち上がったので出場しました。倍率が倍ほどあるので大変でした。

〇全日本で結果を残したことに関して
小澤:単純に嬉しかったです。入賞できると思ってなかったので。前回の関東大会では動きが硬くなってしまっていい結果が残せなかったので今回は自分らしさを武器に戦いました。

高橋:あともう少しで最優秀選手だったのですごい悔しかったです。相手の人にいつも最後に勝てないので、ほんとに悔しいです。結構先輩たちも悔しがってたので。

〇当日の試合は満足がいきましたか?
小澤:自分はわりと。左利きのスタンスの相手が苦手だったんですけど、練習して本番ではわりとポイントがとれていたので。後は、蹴り中心の攻めから突き技も何度か出せたので嬉しかったです。

高橋:全部で3試合やるんですけど、1試合目は結構上段突きで攻めてたんです。でもなかなかポイントを取ってもらえなくて、満足のいく結果が得られませんでした。2、3試合目は30秒ほどで試合終わってしまったので結構満足のいく結果だったなと感じました。

〇立ち会い評価法に対する自分の満足度はどのくらいですか
小澤:80、いや70点です。30引いた理由としては、2試合目に蹴りの途中で突き技を出したらカウンターを取られてしまったので。そこを後悔してます。

高橋:75点です。1試合目でもう少し早めに切り替えていたらなと感じました。

立大で唯一のメダルを獲得した高橋
〇演武との練習の両立は?
小澤:大会としても部内としても演武中心なので大変でした。自分は立ち会いの方でも結果残したかったので、練習終わった後などにコツコツ練習するようにしていました。かなり多くの先輩に手伝ってもらいました。

高橋:三人掛けに出ていたんですけど、3人で集まれる日が少なくて、集まった日はどうしても演武のほうを練習してしまうので、練習量は少なかったです。他の先輩たちに手伝ってもらって、合間合間に練習していたイメージですね。

〇演武に関してはいかがでしたか?
小澤:ひどかったです。やりきった感はあったんですけど、予選で落ちてしまっていて、もう一度演武のほうは練習から見直さなきゃと感じました。

高橋:本戦まで行って11位でした。自分の中では入賞したかったんですけど本戦に出れたので。まあ悔しいです。

〇高橋さんは女子の団体にも出場されていましたが
高橋:ビデオを見返してみて、そこまで悪くなかったなと。強豪校ひしめく中で勝ち抜くにはもっと練習が必要だったなと感じます。

〇前主将・鳥居さんと、新主将・中島さんについて
小澤:中島は少林寺の名門出身で、他校とのかかわりも多いです。技の研究に関してとても熱心です。演武の実力に関しては部では一番ですね。プレーで語る選手ですね。鳥居先輩は自分の中では完璧な存在でしたね。出るたびに入賞しているイメージ。鳥居さんは立ち会い評価法の方もすごく強いです。2人とも優しい主将で、主将像は似ていますね。自分のことに関しては立ち会い評価法としては最上学年としてしっかり指導して、演武もしっかりと。筋トレも後輩がついてくるよう指導していきたいですね。新1年生が入ってくるので、今の1年生もある程度やらないと話にならないので4月までになんとかしたいなと。

高橋:中島先輩とも鳥居先輩にも育ててもらった印象が大きいです。わりと自分の中では、2人の主将とも皆に支えてもらっているイメージが大きいです。鳥居先輩は都大会で組んだんですけど、2人ともけがなどであまり練習ができていなくて結局ぶっつけ本番になったにも関わらず入賞できちゃうくらいスペックが高いイメージです。

〇関東大会に向けて
小澤:演武は入賞を目標で。立ち会い評価法は全国で結構やれたんで、関東は1位、個人1位を目標に、団体もあるので後輩の育成もしっかりやっていきたいなと。後輩があまり育っていないので、後輩たちに普段の練習から試合を意識させて臨んでいきたいなと。まず興味を持ってもらうとこから始めたいです。

高橋:前回の関東大会は個人6位・団体5位で、次は立ち会い評価法は1位取るつもりで、演武のほうも最上位目指して。口で言うのは簡単なので、結果を残したいです。また、自分は推薦で入ってきているので、後輩の育成に関しても携わっていきたいなと考えています。立ち会い評価法に興味を持ってくれている後輩も多いので、しっかり教えていきたいなと考えています。




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