5月4日、日本武道館で行われた第52回少林寺拳法関東学生大会。男女初段の部・男女茶帯の部・女子二段以上の部・女子茶帯の部・男子立合評価法団体の部・女子立合評価法団体の部の計7部門で見事入賞を果たした立大少林寺拳法部。好成績を残した拳士の方々に、大会の感想や今後の抱負を聞いた。



女子茶帯の部 第1位 黒田萌(観2)・三嶌仁奈(済2)

―女子茶帯の部で優勝、今の気持ちは?
黒田:今までやってきたことが無駄にならなくて、結果として出たので、感無量です。

―今回の目標は?
黒田:大会の組み合わせが発表されて、大会に向けて練習を開始した時点で、最終目標は最優秀賞でした。

―関東大会に向けて取り組んでいたこと
黒田:会長もおっしゃっていたのですが、賞をとる学校は、演武が似たような構成が多くて。自分たちはそういうのが嫌だったので、自分たちが本当にやりたい構成をやろう、と。もちろん目標は賞をとることなんですけど、それ以上に自分たちの気に入った、やりたい演武をやろうと。その分賞をとる機会は少なくなってしまうかもしれないんですけど、自分たちのやりたいことを曲げずに最後まで来るような目標は立てていました。

―2人は演武の組を結成してからどのくらいですか
黒田:去年の12月から、5カ月弱です。

―ペアとしてやりやすさなどは?
黒田:最初それぞれに癖や、違う考えなどがあって、それは当たり前なんですけど、違いを埋めるための努力はしました。

―次の大会に向けて
三嶌:自分の目標として、形から抜け出した迫力のある演武を目指していきたいです。






女子二段以上の部 第4位 井筒綾乃(法4)・高橋明日香(法3)
―今日の大会を振り返って
予選の時は動きが固く、あまり目星をつけていなかった相手のコートだったため、1位通過でないと入賞できないと思っていました。本戦ではより体を大きく動かそうと二人で話をしたため、予選よりも本戦のほうがのびのびと動けてよかったです。

―結果は望んでいたものとは違いますか
明治大学、明治学院大学、早稲田大学に勝つために練習を頑張ってきましたが、惜しくも4位となってしまいました。率直にこの結果は悔しいです。3位以内に入っていたら気持ちは違っていたと思います。

―2人の相性はどうでしたか
初めてのペアでしたが、楽しかったです。

―これから他大学に勝つにはどうすべきですか
他大学の演武を見てさすがだなと感じました。大会前に立教外の大学に行った際に指摘されたことがたくさんあって、立教内では気づけないことをたくさん補えました。自分たちはもう少し基礎的な部分と技のキレを練習すべきだと思います。

―大会を終えての収穫・課題は
自分たちには丁寧さと気迫が必要だと思います。上位の人たちはそれが備わっていると思います。

―全日本にむけて
全日本はこのペアではないと思うのですが、メダル圏内のところまで来たので3位以内を目指したいです。






男女初段の部 第4位 山口青葉(現4)・山田祐暉(済3)
―今の率直なお気持ち
山田:悲願です。経験者でありながら、3年生で今まで本選に行けず入賞することができていなく、悔しい気持ちが強かったので今回入賞することができ、山口先輩に感謝です。
山口:私はこれまで予選は通っていたのですが、入賞することができていませんでした。そして、今回7回目の大会で初めて入賞することができて、本当に嬉しいです。殻を破れて成長できたと思います。

―いつからペアを組み始めた?お互いの相性は?
山口:昨年の12月、全日の後からです。
山田:言うと恥ずかしいんですが、だんだん自分が山口先輩に似てきているらしく、周りの人に「受け答えが山口さんに似てきている」とよく周りから言われています。

―去年も組んでいるペアの人に似てきているといっていましたが
山口:彼はとても相手に似てきやすいタイプで、ペアの人にどんどん似てくる性格です。

―満足度は?
山田・山口:メダルが欲しかったです。本当に、1、2点の勝負だったと思います。1位だった東大には予選の時勝っていたので、とても悔しかったです。

―相手がプレッシャーになったか
山口:ならなかったです。腰を下ろしていつも通りやることを心がけました。

―今日の目標はありましたか?
山田:もちろん、絶対に入賞したいと思いましたけれど、山口先輩をはじめとする先輩に対する恩返しをしたかったです。他の組み合わせもそうですが、運用法も含め、OBOGの方からも、指導を受けていたので、より一層恩返しをしたいと思っていました。
山口:私は「入賞するぞ!」というタイプではないです。ただ、練習のようにいつも通りやれば相手が誰であろうと、それが一番いいことだなと思って大会に臨みました。

―課題や収穫などは 山田:自分は入段者らしい行動をしたいです。入段者が出来て当たり前のことをやることをいつも心がけてやっているので、この当たり前のことを当たり前にしっかりこれからやっていきたいです。
山口:私は本番、すごく肩に力が入ってしまいます。なので、本番の時は入賞のことを考えずに「ここまでくれば入賞しなくてもいいや」と思って臨みました。ただ、それは山田の本番のときもほかの選手がやっているときでも、あくびをするこのゆるい感じもあると思います(笑)

―全日本に向けて
山口:私は4年生でラストなので、今回入賞できて本当に嬉しかったです。ガツガツせずに、マイペースにやっていきたいです。
山田:今回予選と本選が別の会場で行われて、自分たちの代は立教大学(団体)として、点数を獲って出場することができました。団体で出られたのは先輩たちのおかげで、こんな経験をさせていただいて本当に嬉しいです。


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