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野手では、不動の４番・加藤（３年＝早稲田実）が要注意人物。早実時代には"王２世"とまで呼ばれ、昨春に打率.375で首位打者のタイトルを獲得した。昨季は本塁打こそ１本にとどまっているものの、打率.333をマーク。チームを盛り立てる強打者の前に走者をためず、抑え抜くことが勝利への近道だ。 立大の最も重要なキーマンは、なんといってもエースの田中誠（コ３＝大阪桐蔭）。昨季、シーズン最多６勝を挙げ最優秀防御率にも輝いた背番号18が、今季もチームを背負う。敵将ですら「直球とカーブ、右打者へのチェンジアップの制球は抜群。この空き週は彼を打ち崩すためにある」と舌を巻くほどの好左腕だ。東大戦では７回７安打２四球と苦しむ場面も見られたが、「来週こそは自分がリズムを作ります」と勢い十分。タテジマの頼れる大黒柱が、「ＲＩＫＫＩＯ」のために腕を振りまくる。 田中誠とともに侍ジャパン大学代表に選出された強肩強打の扇の要・藤野隼大（営３＝川越東）もチームの命運を握っている。昨季は打率.304と快調なバッティングに加え、二塁送球は１秒94と、ぶっちぎりのリーグ首位。組み始めて１年以上の恋女房が、タテジマの頼れる大黒柱を支えていく。 開幕カードからナインを勢いづけているリードオフマン・種田（４年＝大垣日大）もカギを握っている１人。昨季は規定打席こそ僅かに届かなかったものの、打率.406をマークした。今季の対東大１回戦では値千金の右越え同点ソロに加えて４打数３安打と猛打賞の活躍ぶり。副将としてもナインを引っ張る背番号１には、面倒見のあるアドバイザーとしての一面も。「昨季の法大１回戦では種田さんから『ボールを見て、コンパクトにいけ』とアドバイスを。戦術や技術の面では欠かせない人ですし、すごく頼りになる副将です」（藤野）。チーム一の盛り立て役は、プレーだけでなくベンチワークでも仲間を鼓舞する存在だ。
早大戦後には空き週を挟んで法大・慶大・明大と強カードが連続する。優勝に駒を進めるためにも、今カードでの勝ち点は絶対条件だ。「厳しい、僅差の戦いにはなると思う。でも、最後に１点を多くとって勝てればいいんです」（松﨑）。まずは、目の前の早大戦に"All Out"する。 （９月20日・文／桑原由佳）
なお、今週末の早大戦に向けて、早大の主力選手３人にもお話を伺っています。そちらも併せてお楽しみください！ 「Go All Out! Be Aggressive!」 早大戦事前インタビュー① 徳山壮磨投手→詳しくはこちら 「Go All Out! Be Aggressive!」 早大戦事前インタビュー② 加藤雅樹選手→詳しくはこちら 「Go All Out! Be Aggressive!」 早大戦事前インタビュー③ 小島和哉主将→詳しくはこちら ◆さあ、神宮へ行こう！◆ ９/22(土) 対早大 13：30～（試合開始予定） ９/23(日) 対早大 11：00～ |
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