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■授業の目標
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企業の理論,歴史・現状の把握と有価証券報告書の分析に基づいて,企業活動を理論的かつ実証的に解明する能力を習得する。 |
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■授業の内容 |
企業に関する理論,有価証券報告書をはじめとする企業に関する各種データ,そして実際の企業活動に関連する事実,この3つを企業分析のために活用できるようになることが本ゼミナールの目的である。 |
3年生の課題として,各自が自由に分析したい企業を決めて,その分析を行うことを課題とする。その分析にあたって,まず理論に関しては,2年生とともに企業活動を説明する一つの理論として,経営戦略論を輪読しながら学ぶ。また企業の活動を数値的に表わしている有価証券報告書の財務データや各種資料,さらには関連する産業データの見方や分析の仕方を学ぶ。そして実際に企業がどのような活動をしたのかに関する様々な資料を収集して整理し,企業活動の実態と財務データとの関連を学ぶ。このことを通じて最終的に,企業分析を論文という形でまとめる。 |
後期においても、前期に引き続き、各自分析する企業について、既に設定されたテーマに沿って財務データおよび事実に基づいた分析と論文作成を行い、提出する。 |
この他にも,他大学(早稲田、慶応、明治)との討論会などで研究と討論の能力を高める。 |
地道に資料を集め,整理し,そして多くの文献を読む。このような学習を通じて、秋野ゼミでは,このように時間をかけ継続して学ぶことで初めて得られるような「想像力」と「創造力」を段階的に身につけていくことを目標としている。このような能力は,大学において専門分野を長期にわたって勉強し続けることで始めて得られるような大学のゼミでしか学びえない知識と能力である。この能力により、誰かの考えを単に知るだけではなく、それがどのように創り出されてきたのかを学ぶことができ、ひいては自ら新しい考え方を創り出す能力へと結びつけることができる。 |
なお本講義を受講するにあたっては、経営学、経営戦略論の基本的な知識、および財務諸表を分析する基本的な能力、ならびに財務データや学術文献等の文献収集・読解して、論文作成に活用できる能力を身に着けていることが望ましい。 |
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■準備学習 |
各企業の財務データ・各種資料の収集・整理、分析結果報告の準備、討論会のための話し合い |